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2話 愛のない夜の営みに金は絡む

 ☆注意

世界は全く別物です。


1869年のことなんですが……

 オゾン(O3)層が弱った地域では、余分な太陽の熱がアスファルトに癒着し夜になってでてきた模様。建物は朝の呼吸を忘れたのかすっかりしじまに姿を消していく。たった10年の間にいくつもの家が出来た。屋根が綺麗に四角形を描いた在来工法とツーバイフォーの家、高層ビルのように長方形に建てられた重量鉄骨造の最新式の家ばかりだ。空気は二酸化炭素と炭素が多いのだろうか、酸素が吸いにくい。そんな空気になれているたくさんの人々は家の中で何事もなく過ごしているのだ。コンクリートでできた電柱に背中をつけ、ライトの真下に腰をおろした。髪が短く、夜のように暗い頭をした女だった。それなり(女として)は体を張れる良い体格の持ち主だ。だが、少し塩くさいというか汗臭い臭いがかすかにしていた。


「はーぁ。首かぁ……」


 女がさもなれたかのように声をだした。初めてではないらしい。


 猫の鳴き声か仲間の泣き声でも耳に入ったのか、野太く芯の入った犬の鳴き声がひとつかふたつ高らかに響いた。彼女の胸の奥に孤独感が走り、気が重くなったのと同時に頭ががくんとなった。深い溜息と同時に紙が潰れた音がしたが、これは胸にする名札で坂口店コンビニマーケット店員・ブルーベリーと書かれたものだ。

 遠くから革靴が音をたてるのが先ほどから聞こえてきていたが、大きくなってプツリと止まった。


「どうしたんだよ、暗い顔して。物好きだな!!

 夜に電柱の下にいるなんて。妖怪かよっ」


 軽率で陽気な男のからかう声がした。知っているか知っていないかは今はそうでもいいことだが、親し気に話してくるのをみると、どうも知っている気がせんでもない。

 どうしてか、真夜中に座ってる奴をそのまま通り過ぎたり見なかったふりはそうそうできない。だから話しかけてきたのだろうか。座ってる相手も通りかかった奴に放っておかれるとはそうそう思わないだろう。


「違わい。下っ端のフリーターに逆戻りでい」


 また、吐き出すように言った。


「首ってことは……、何か。仕事失った?

 おい。今月に入って一週間もたってねーぞ。給料は」


 男は次から次に彼女に聞いた。アスファルトに映った影で男の姿はだいたいわかった。パーマをあてたくねくねの頭に襟がふんわりとついた七分丈のシャツを着ている。サビエルパンツのシルエットから、何を思ったかだらしなくベルトが数センチほどとびでていた。


「……給料ねぇ。さっき、ボロアパートに一週間分の家賃払ってきたよ。

 一週間分の給料でな……。あとは5千と280円くらい?」

「円ってふりぃよ……。くにって言うべきじゃね」

「あぁ。そういやぁ変わったんだっけ」

「マネーがねーんなら、ちょっと俺につきあってくれる?

 コンビニでさ、俺の顔見たことなーい?」


 語尾が調子外れに高くなった時、何かに仕掛けられたと思った。少し上げた頭の前に目の丸い、鼻の高い顔が現れた。彼女は一言あと微妙な発音をした。記憶をたぐりよせなくてもすぐにわかる顔だ。コンビニの近くにある神州大学の奴で、週4回弁当と緑茶とチューチャンチャップスを買いに来ている。だいたい11時に来て、その時間にシフトを入れてたから顔はお互いに知っていた。


「ブルー・ベリーちゃんだったよね?

 金が欲しいなら俺と一緒にラブホいかない?」

「もしかして……私が気になってたとか?」


 面白おかしく口角は上がっていたが、目は狼の如く男を睨み付けていた。


「11時っちゅーと俺の大学では授業中の時間なんだよね。

 それ抜け出してきてたし、人ごみの中で買うと印象薄いんだよね」

「週4で来てたら普通覚えるだろ」

「ベリーちゃん冷たいこと言うよな」

「で? どこのラブホ行くんだよ? 近場のがいいよな」


 女が身軽そうに立ち上がり、迅速と背中を向けて足速で街の方へと歩いて行った。ポケットに細い腕を伸ばし手を半分までつっこむのが自然に見えた。それも少し男っぽく脇を閉じようとはせず、遠慮もなく肘と肘の感覚が広かった。立った時にふわりと煙草の臭いがした。それが彼の“彼女のイメージ”を少々崩したが、男であるから女を見る目はさえていた。一流物なのか、そこらの(ネックレスの)真珠の輝きが違う。これは、コンビニで働いている時にはつけていなかったからあの一瞬で見抜いた。似合っていた。これだけの気品を持つ女であれば安物など到底似合うはずもないし、肌の色とマッチするはずがない。それに、今音を立てている黒色のハイヒールもジェルデンという立派なブランドのものだ。女の裸体がプリントされている白色のシャツも、色の薄いパンツもロングセラーを次々と生み出す有名ブランドのものに違いない。


「こりゃあいい上玉の女がみつかったぜぃ」


 男は指で鼻をこすると、走って女の所まで行き肩をたたいた。

少し黒っぽい世界になりました。

Hなシーンはストーリーに対して書く必要があるのかないのか……、

微妙なんですかw まぁ20秒くらいしかいれない予定ですが。


そして、コガネ(私ね)は小説の推敲を

6割型やってません。おかげで日本語やばくなってます。

一文に同じ単語がいたりだとか、いやーな所に副詞があったりとか

誤字があったりとか……あとで見直すと「ひっ」ってなる。

あと句点のうつ所が「ぎゃっ」! 全然違うと文の意味変わるw

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