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作者: 52
掲載日:2026/01/21

「あの塔にだけは、絶対に行っちゃダメ」


ばあちゃんは、よくそう言っていた。

普段は穏やかな人だった。

あまりにも真剣な顔で言うもんだから

なんだか妙に怖かったのを今でも憶えている。

理由は聞かなかった。聞けなかった。


高校生になった頃、

あの塔で違法な産業廃棄物処理が行われていたらしい、

という噂を耳にした。

「ああ、そういうことか」

理由がわかった気がして、なぜかホッとした。

大人が近づくなと言うのは、

だいたいそういう理由だ。


それから何年か経ち、

塔の周りにゴミが大量に不法投棄されるようになり、

町による処分が行われることになった。

その流れのままに

塔も取り壊されることが決まった。


その決定に、

なぜか年寄りたちが猛反対した。


理由を聞いても、

「ダメなもんはダメだ」

それしか言わない。

何度聞いても、

それしか言わない。


町は取り壊しを強行した。


塔は壊され、

新しい建物を建てるための基礎工事が始まった。

その途中で、それは見つかった。


土の中から、古びた壺がひとつ。


なんだ、これ。

フタを開ける。


えっ………



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