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[注目度ランキング75位]異世界転生したらチート能力で最強になって、気づいたら美女たちに囲まれて国まで作ってた件  作者: 自ら(Youtubeで朗読ver投稿中‼️)
第2章 - 銀髪の賢者と小さな獣人

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第6話:古代遺跡への旅立ち

朝日が窓から差し込み、俺は心地よく目を覚ました。


隣を見ると、クレアが俺の腕の中で静かに寝息を立てている。金髪が朝日に照らされて、きらきらと輝いている。穏やかな寝顔が、とても可愛らしい。


あれから数日が経った。クレアとの生活は、想像以上に幸せなものだった。朝は一緒に目覚め、朝食を作り、時にはギルドでクエストを受け、夜は二人で過ごす。こんな平和な日々が、こんなにも心地よいものだとは思わなかった。


「...ん」


クレアが小さく呻いて、目を開けた。青い瞳が、俺を捉える。


「...おはよう、レン」

「おはよう、クレア」


クレアは、幸せそうに微笑むと、俺の胸に顔を埋めた。


「...もう少し、このままでいたい」

「でも、朝ごはん作らないと」

「...あと五分」


クレアは、子供のように甘える。普段の凛とした騎士の姿からは想像もできない、可愛らしい一面だ。


「じゃあ、五分だけ」

「ああ...」


クレアは、満足そうに目を閉じた。


結局、五分どころか十分以上、そのままベッドの中で抱き合っていた。


ようやくベッドから出ると、俺は一階へ降りて朝食の準備を始めた。クレアも、少し遅れて降りてくる。


「手伝う」

「ありがとう。じゃあ、パンを焼いてくれる?」

「ああ」


クレアは、慣れた手つきでパンを焼き始める。最初は料理が全くできなかった彼女だが、最近は少しずつ上達してきている。焦がすこともなくなった。


朝食は、焼きたてのパンとスクランブルエッグ、それに野菜のサラダ。シンプルだが、二人で食べると美味しい。


「美味しい」


クレアが、幸せそうに微笑む。


「クレアのパンも美味しいよ」

「...そうか?」


クレアは、少し照れくさそうに俯いた。その仕草が可愛くて、思わず笑ってしまう。


「何だ、笑うな」

「ごめん。可愛かったから」

「か、可愛い...!?」


クレアの顔が真っ赤になる。


「私は騎士だぞ...! 可愛いとか...!」

「騎士でも、可愛いものは可愛いよ」

「...もう」


クレアは、恥ずかしそうに顔を伏せた。


朝食を終えると、俺たちはギルドへ向かった。


最近は、街での小さなクエストばかりこなしていた。魔物退治や、荷物の運搬、薬草採取など。どれも簡単なものばかりで、少し物足りなさを感じ始めていた。


「もっと、大きな冒険がしたいな」


俺がそう呟くと、クレアが頷いた。


「私もだ。このままでは、成長できない」

「そうだよね。もっと強い敵と戦いたいし、新しい場所にも行きたい」

「ああ。レンとなら、どこへでも行ける」


クレアは、力強くそう言った。


ギルドに到着すると、リーナが笑顔で迎えてくれた。


「レンさん、おはようございます♪ クレアさんも!」

「おはようございます、リーナさん」

「おはよう」


クレアも、リーナには慣れてきたようで、普通に挨拶を返す。最初はギルドの受付嬢に対して警戒していたが、今では友好的だ。


「今日も、クエストですか?」


リーナが尋ねる。


「はい。でも、できればもっと大きな冒険がしたいんです」

「大きな冒険...ですか?」


リーナは、少し考え込むような表情をした。


「実は、ちょうどいいクエストがあるんです」

「本当ですか?」

「はい。でも、少し危険かもしれません」


リーナは、クエストボードの奥から一枚の依頼書を取り出した。


「古代遺跡の調査です」


依頼書を見ると、そこにはこう書かれていた。


『古代遺跡調査 場所:黒森の奥地 依頼内容:古代遺跡の調査と、遺跡内の魔物の討伐 報酬:5000ゴールド 危険度:A』

「危険度A...」


クレアが、真剣な表情で依頼書を見つめる。


「この遺跡、最近発見されたんです。でも、中には強力な魔物がいるらしくて...」


リーナが、心配そうに説明する。


「今まで、何人かの冒険者が挑戦しましたが、誰も最深部まで到達できていないんです」

「なるほど」


俺は、依頼書を読み返す。


「これ、受けたいです」

「え...でも、危険ですよ?」


リーナが、心配そうに俺を見つめる。


「大丈夫ですよ。俺とクレアなら」

「...そうですね。レンさんなら...」


リーナは、少し不安そうだが、最終的には頷いてくれた。


「分かりました。でも、無理はしないでくださいね」

「はい。ありがとうございます」


俺が笑顔で答えると、リーナも少し安心したように微笑んだ。


「絶対に、無事に帰ってきてくださいね」


その言葉には、ただの受付嬢としての心配以上の、何か特別な感情が込められているように感じた。


クレアも、それに気づいたのか、少しだけ眉をひそめた。


「レン、行くぞ」

「あ、うん」


俺たちはギルドを出た。


次に向かったのは、宿屋「銀月亭」だ。エミリアに、しばらく留守にすることを伝えておきたかった。


宿に着くと、エミリアがカウンターで本を読んでいた。


「エミリアさん」

「あ...レンさん...」


エミリアは、俺の顔を見ると、ほんのり頬を染めた。


「どうしました...?」

「しばらく、街を離れることになりました」

「...え?」


エミリアの表情が、一瞬曇る。


「古代遺跡の調査に行くんです。数日かかるかもしれません」

「そう...ですか...」


エミリアは、少し寂しそうに俯いた。


「でも、必ず戻ってきます」

「...本当ですか?」

「はい。約束します」


俺がそう言うと、エミリアは少しだけ表情を明るくした。


「...気をつけてください」

「ありがとうございます」

「その...お弁当、作りましょうか...?」


エミリアが、恥ずかしそうに提案してくれる。


「本当ですか? ありがとうございます」

「少し...待っててください...」


エミリアは、厨房へと向かった。


十分ほどして、エミリアが戻ってきた。手には、綺麗に包まれたお弁当が二つ。


「これ...持っていってください...」

「ありがとうございます。大切に食べます」


俺がお弁当を受け取ると、エミリアは嬉しそうに微笑んだ。


「...必ず、帰ってきてくださいね」

「はい。絶対に」


エミリアに別れを告げて、俺たちは街を出た。




城門を抜けると、目の前には広大な草原が広がっている。そして、その先には深い森——黒森が見える。


「いよいよだな」


クレアが、剣の柄に手を置きながら呟く。


「ああ。新しい冒険の始まりだ」

「レン、お前と一緒なら、どんな困難も乗り越えられる」


クレアは、真っ直ぐに俺を見つめる。


「俺もだよ。クレアがいれば、怖いものなんてない」

「...ふふ、そうか」


クレアは、幸せそうに笑った。


俺たちは、並んで歩き始めた。


草原を抜け、森へと入っていく。黒森は、その名の通り、木々が鬱蒼と生い茂り、薄暗い雰囲気を漂わせていた。


「魔物の気配がする」


クレアが、警戒するように周囲を見回す。


「ああ。でも、まだ弱い魔物だ」


俺は【鑑定眼】で周囲を確認する。いくつかの魔物の反応があるが、どれも低レベルだ。


森を進んでいると、突然、茂みから狼のような魔物——ダイアウルフが飛び出してきた。


「来たか」


クレアが、剣を抜く。


だが、俺が手を挙げた。


「俺がやる」

「分かった」


クレアは、一歩下がった。


ダイアウルフが、俺に向かって突進してくる。鋭い牙を剥き出しにして、威嚇するように吠える。


「【ウィンドカッター】」


俺が魔法を発動すると、風の刃がダイアウルフを切り裂いた。一瞬で、魔物は地面に倒れ伏す。


「やはり、お前の魔法は凄いな」


クレアが、感心したように呟く。


「まあ、チートだからね」

「チート?」

「ああ、前世の言葉で...まあ、特別な力ってことだよ」

「前世...か」


クレアは、少し寂しそうな表情をした。


「どうした?」

「いや...お前には、私の知らない過去があるんだな、と思って」

「...そうだね。でも、今はこの世界にいる。クレアと一緒にいる。それが一番大切だよ」

「...レン」


クレアは、嬉しそうに微笑んだ。


「ありがとう」

「どういたしまして」


俺たちは、再び歩き出した。


途中、何度か魔物に襲われたが、どれも簡単に倒すことができた。クレアとの連携も、日に日に良くなっている。


「息がぴったりだな」

「ああ。お前との戦いは、楽しい」


クレアは、戦闘を楽しんでいるようだ。騎士として、戦うことが好きなのだろう。


森を抜けると、目の前に巨大な石造りの建物が現れた。


古代遺跡だ。


苔むした石壁、崩れかけた柱、そして入口には、古代文字が刻まれている。


「これが...古代遺跡か」


クレアが、感嘆の声を上げる。


「凄いな...」


俺も、その荘厳な雰囲気に圧倒される。


「中に入るか」

「ああ」


俺たちは、遺跡の入口に向かった。


入口の扉は、既に開いている。先に誰かが入ったのだろうか。


「気をつけろ。罠があるかもしれない」


クレアが、警戒しながら先に進む。


俺も、【鑑定眼】を発動させて、周囲を確認する。


遺跡の内部は、薄暗く、松明の明かりだけが頼りだった。壁には、古代文字が刻まれていて、何か重要なことが書かれているようだが、俺には読めない。


廊下を進んでいると、突然、床が光り始めた。


「罠だ!」


クレアが叫ぶ。


俺たちは、反射的に後ろに跳ぶ。次の瞬間、床から炎の柱が噴き出した。


「危なかった...」

「油断できないな」


クレアが、真剣な表情で周囲を見回す。


「慎重に行こう」

「ああ」


俺たちは、さらに慎重に遺跡を進んだ。


いくつかの罠を回避しながら、ようやく広い部屋に到達した。


そこには——


「...魔力の波動が強い」


俺は、部屋の奥から強い魔力を感じ取った。


「誰かいるのか?」


クレアが、剣を構える。


俺たちは、部屋の奥へと進んだ。


そして、そこで俺たちが見たものは——


高位魔物の群れに囲まれた、銀髪の美しい女性だった。


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