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[注目度ランキング75位]異世界転生したらチート能力で最強になって、気づいたら美女たちに囲まれて国まで作ってた件  作者: 自ら(Youtubeで朗読ver投稿中‼️)
第5章 - 王都の試練と闇の組織

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第37話:帰還と新たな決意

 王都を出発してから三日後、俺たちはノヴァシティに帰還した。


 街の入口が見えた瞬間、俺は胸が熱くなった。


 あの小さな村から始まった街が、今では立派な都市になっている。城壁に囲まれ、家々が立ち並び、商店の看板が風に揺れている。その光景は、まるで遠く離れた故郷に帰ってきたかのような、懐かしさと安堵感に満ちていた。


「ただいま」


 俺が呟くと、隣にいたセレスティアが微笑んだ。


「はい。ただいまです」


 彼女は、もうノヴァシティの一員だ。


 街の入口には、多くの住民たちが集まっていた。


「領主様、おかえりなさい!」

「レン様、セレスティア様、おかえりなさい!」

「結婚、おめでとうございます!」


 その声々が、温かく俺たちを包み込む。子供たちが花びらを撒き、大人たちが手を振り、老人たちが涙を流している。その光景は、まるで家族が帰りを待っていてくれたかのような、心温まるものだった。


「ありがとう、みんな」


 俺が答えると、さらに大きな歓声が上がった。


 リーナとエミリアも、駆けつけてきた。


「レン様!」


 リーナが、嬉しそうに抱きついてくる。


「お帰りなさい!」

「ただいま、リーナ」

「セレスティア様も、ようこそ!」


 エミリアが、セレスティアに深々と礼をする。


「ありがとう」


 セレスティアが、優しく微笑む。


「これから、よろしくお願いします」

「はい!」


 二人が、嬉しそうに答えた。


 その夜、街の広場で祝賀会が開かれた。


 松明が灯され、テーブルには料理が並び、音楽が奏でられている。住民たちが踊り、笑い、祝福の言葉を交わしている。その賑わいは、まるで祭りの神が降臨したかのような、活気と喜びに満ち溢れていた。


「レン様」


 セレスティアが、俺の隣に立った。


「素敵な街ですね」

「ああ。みんなで作り上げた街だ」

「私も...この街の一員になれて、嬉しいです」


 セレスティアの目には、涙が浮かんでいた。


「これからは、ここが私の家です」

「ああ。一緒に、この街を守ろう」


 俺がそう言うと、セレスティアは嬉しそうに頷いた。


 アリシアも、広場の端で住民たちと話していた。


「アリシア様、強いんですよね!」


 子供たちが、目を輝かせている。


「ええ。まあ」


 アリシアは、少し照れくさそうに答える。


「私も、この街を守ります」

「やった! これで、もっと安全だ!」


 子供たちが、喜んでいる。


 その姿を見て、クレアが近づいてきた。


「馴染んでるな」

「はい」


 アリシアが、微笑む。


「良い街です。守る価値がある」

「ああ。俺たちの街だ」


 クレアも、街を見渡した。


 祝賀会は、深夜まで続いた。


 だが、俺たちには話し合わなければならないことがある。


 祝賀会が終わった後、俺たちは屋敷のリビングに集まった。


 七人のヒロインたちが、ソファや椅子に座っている。暖炉の炎が、優しく揺れていて、その光が七人の顔を温かく照らしている。


「さて」


 俺が口を開いた。


「これから、どうするか話し合おう」


 七人が、真剣な表情で頷いた。


「闇の使徒は、また来る」


 クレアが、厳しい表情で言う。


「ああ。間違いない」

「彼らの目的は、レンの創造魔法」


 リリエルが、冷静に分析する。


「魔王を復活させるために、必ず狙ってくる」

「わたしたち、守らなきゃ!」


 ミーナが、拳を握る。


「レンおにいちゃんを、絶対守る!」

「防衛体制を強化する必要がありますわ」


 シャルロットが、冷静に提案する。


「城壁の補強、見張りの増員、そして避難経路の確保」

「情報収集も重要だ」


 レイラが、腕を組む。


「闇の使徒の動きを、常に監視しなければ」

「私は、王国との連携を強化します」


 セレスティアが、決意を込めて言う。


「父上とも話をつけました。何かあれば、すぐに援軍を送ってくれます」

「私は」


 アリシアが、剣に手をかける。


「戦力として、最前線で戦います。そして、護衛隊を訓練します」


 七人が、それぞれの役割を明確にしていく。


 その姿を見て、俺は改めて思った。この仲間たちがいれば、どんな困難も乗り越えられる。


「みんな」


 俺が言うと、七人が顔を上げた。


「ありがとう」

「礼を言うな」


 クレアが、微笑む。


「私たちは、家族だ」

「そうよ」


 レイラが、豪快に笑う。


「あんたのためなら、何だってするさ」

「わたしも!」


 ミーナが、元気よく答える。


「私も、全力でサポートしますわ」


 シャルロットが、優雅に微笑む。


「私も...レン様のために」


 セレスティアが、俺の手を握る。


「私も」


 アリシアが、静かに言う。


「私の剣は、あなたのために」

「当然だ」


 リリエルが、冷静に付け加える。


「お前と一緒なら、乗り越えられる」


 七人の言葉に、俺の胸が熱くなった。


「これから、もっと大変になる」


 俺が言うと、クレアが頷いた。


「ああ。分かってる」

「魔王が復活するかもしれない」

「それでも」


 クレアは、俺を見つめた。


「私たちは、戦う」

「そうだ」


 七人が、一斉に頷いた。


 窓の外を見ると、夜空には星が瞬いている。


 ノヴァシティの街並みが、月明かりに照らされて美しく浮かび上がっている。その光景は、まるで平和そのものを形にしたかのような、静かで穏やかなものだった。


 だが、俺の心には不安もあった。


 本当に、魔王は復活するのか。


 もしそうなら、俺たちは勝てるのか。


「レン」


 セレスティアが、俺の肩に頭を寄せてきた。


「大丈夫です。私たち、一緒ですから」

「ああ」


 俺は、セレスティアを抱き寄せた。


 七人が、温かく見守ってくれている。


 遠く離れた場所——


 深い森の奥、人の足が決して届かぬ暗闇の中。


 そこには、古びた神殿が立っていた。


 石造りの壁は苔に覆われ、柱は崩れかけている。だが、その中央には、巨大な魔法陣が描かれていた。その魔法陣は、まるで生きているかのように脈動し、不気味な光を放っている。


 魔法陣の中央には、黒い結晶が浮かんでいた。


 その結晶の中に、何かが封じられている。


 巨大な影。


 圧倒的な魔力。


 それが、封印された魔王だった。


「...」


 結晶の中から、声が聞こえる。


 いや、声ではない。意識だ。


『もう少しだ...』


 その意識が、闇の中に響く。


『もう少しで...復活できる...』


 結晶が、わずかに揺れた。


 封印が、少しずつ弱まっている。


『レン・タカミ...』


 魔王の意識が、遠くノヴァシティを感じ取っている。


『お前の力...我が復活のために...使わせてもらう...』


 不気味な笑い声が、神殿に響いた。


 その声は、まるで地獄の底から這い上がってくるかのような、恐ろしいものだった。


 結晶が、また揺れた。


 ひび割れが、わずかに広がる。


 封印は、確実に弱まっている。


 そして——


 いつか、必ず。


 魔王は、復活する。


 神殿の外では、闇の使徒たちが跪いている。


「魔王様...」


 彼らは、祈りを捧げる。


「どうか、一刻も早く復活を...」


 黒ローブの集団が、不気味に儀式を続けている。


 その光景は、まるで悪夢が現実になったかのような、禍々しいものだった。


 だが、ノヴァシティの住民たちは、まだそのことを知らない。


 平和な夜を過ごしている。


 知らぬが仏——


 いや、知らぬことこそが、今は幸せなのかもしれない。


 だが、その平和も、長くは続かないだろう。


 嵐は、確実に近づいている。

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