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[注目度ランキング75位]異世界転生したらチート能力で最強になって、気づいたら美女たちに囲まれて国まで作ってた件  作者: 自ら(Youtubeで朗読ver投稿中‼️)
第5章 - 王都の試練と闇の組織

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第35話:闇の使徒の襲撃

 黒ローブの集団が、次々と大広間に侵入してくる。


 その数は、二十人以上。全員が闇の魔法を纏い、殺気を放っている。その気配は、まるで死神の軍団が舞い降りてきたかのような、冷たく禍々しいものだった。


「セレスティア、下がれ!」


 俺は、彼女を背後に庇った。


「レン様...!」

「大丈夫だ」


 参列者たちが、パニックになっている。悲鳴が上がり、人々が逃げ惑う。その混乱の中、貴族たちを守るため、王国騎士たちが前に出た。


「落ち着け! 民衆を避難させろ!」


 ガルディウスが、大声で命令する。


 黒ローブの集団の中から、一人の男が前に出てきた。


 他の者たちとは、明らかに雰囲気が違う。背が高く、全身から圧倒的な魔力が溢れ出ている。その魔力は、まるで暗黒の海が渦巻いているかのような、底知れぬ深さと恐ろしさを持っていた。


「レン・タカミ」


 男の声が、大広間に響く。


「ようやく、お前と直接対峙できる」


 男は、ゆっくりとフードを下ろした。


 痩せこけた顔、深く窪んだ目、そして不気味に笑う口元。その容貌は、まるで死者が蘇ったかのような、生気のない恐ろしさに満ちていた。


「私の名は、ザルゴス」


 男——ザルゴスが、宣言する。


「闇の使徒、第三幹部だ」

「闇の使徒...」

「そうだ」


 ザルゴスの目が、俺を見据える。


「お前の創造魔法...我らが主のために、捧げてもらう」

「我らが主...?」

「魔王様だ」


 ザルゴスの声が、狂気に満ちている。


「魔王様の復活のため、お前の力が必要なのだ」

「魔王...!?」


 その言葉に、周囲がざわめいた。


「まさか...伝説の...」


 国王の声が、震えている。


「そうだ」


 ザルゴスが、不気味に笑う。


「魔王様は、間もなく復活する。そして、この世界を再び支配する」

「させるか!」


 俺は、剣を抜いた。


「お前たちの企み、ここで終わらせる!」

「ほう...」


 ザルゴスが、魔力を解放した。


 その瞬間、大広間全体が闇に包まれた。まるで、夜が突然訪れたかのように、光が消え、冷たい闇だけが支配する。その闇は、ただの暗さではなく、生きているかのように蠢き、人々の恐怖を食らっているようだった。


「【闇の領域】!」


 ザルゴスの魔法が、発動する。


「レン!」


 クレアが、剣を抜いて俺の隣に立った。既にドレスは脱ぎ捨て、戦闘服に着替えている。その姿は、まるで赤き稲妻が戦場に降り立ったかのような、勇ましさに満ちていた。


「一人で戦わせるか」


 リリエルも、杖を構えた。


「わたしも!」


 ミーナが、弓を持って駆けつける。


「私も、参りますわ」


 シャルロットも、短剣を手にしている。


「あたしも、やるよ」


 レイラが、ナイフを構えた。


「私も...レン様のために!」


 セレスティアも、剣を抜いている。ウェディングドレスのままだが、その目には強い決意が宿っていた。


「みんな...」

「当然だ」


 アリシアも、愛剣「夜風」を抜いた。


「私は、あなたの護衛。共に戦います」


 七人のヒロインたちが、俺の周りに集まった。


「ほう...面白い」


 ザルゴスが、嘲笑う。


「女どもと戦うつもりか? 無駄だ」

「無駄かどうか、試してみるか?」


 俺が言うと、ザルゴスは魔法を発動した。


「【闇の槍】!」


 無数の黒い槍が、俺たちに向かって飛んでくる。その数は、数十本。それぞれが致命的な威力を持ち、まるで死の雨が降り注いでくるかのようだった。


「【バリア】!」


 俺は、防御魔法を展開した。


 光の障壁が、槍を防ぐ。だが、ザルゴスの魔法は強力で、障壁に亀裂が入る。


「くっ...!」

「レン、任せて!」


 リリエルが、魔法を発動した。


「【聖なる光】!」


 光の柱が、闇を切り裂く。ザルゴスの闇の魔法が、光に押し返されていく。


「ほう...エルフの魔法か」


 ザルゴスが、興味深そうに言う。


「だが、まだ足りん!」


 ザルゴスは、さらに強力な魔法を放った。


「【闇の奔流】!」


 巨大な闇の波が、俺たちに襲いかかる。その波は、まるで津波のように圧倒的で、全てを飲み込もうとしていた。


「させない!」


 クレアが、前に飛び出した。


「【紅蓮の剣舞】!」


 クレアの剣が、炎を纏う。その剣を振るうと、炎の壁が出現し、闇の波を焼き払っていく。炎と闇がぶつかり合い、激しい爆発が起こる。


「よし!」


 俺も、魔法を発動した。


「【サンダーボルト】!」


 雷が、ザルゴスに向かって落ちる。


 だが、ザルゴスは闇の盾で防いだ。


「やるな...だが!」


 ザルゴスが、反撃してくる。


「【闇の鎖】!」


 黒い鎖が、俺に向かって伸びてくる。その鎖は、まるで生きた蛇のように動き、俺を捕らえようとする。


「レン様!」


 セレスティアが、剣で鎖を斬った。


「大丈夫ですか?」

「ああ、ありがとう」

「ふん...王女までもが戦うとは」


 ザルゴスが、不快そうに言う。


 その時、ミーナの矢が、ザルゴスの肩を掠めた。


「当たった!」


 ミーナが、嬉しそうに叫ぶ。


「くっ...!」


 ザルゴスが、痛みに顔を歪める。


「小娘が...!」


 ザルゴスが、ミーナに向かって魔法を放とうとした。


 だが、アリシアがその前に立ちはだかった。


「【瞬影】!」


 アリシアの体が、瞬時にザルゴスの背後に移動する。


「【連閃】!」


 アリシアの剣が、光の軌跡を描く。三連撃が、ザルゴスの防御を突破し、その体を切り裂いた。


「ぐっ...!」


 ザルゴスが、血を流す。


「この...女騎士め...!」

「私は、レン様を守る。それが、私の使命」


 アリシアの目は、冷たく鋭い。


 シャルロットが、戦術を指示している。


「リリエル、魔法の援護を! ミーナ、遠距離から狙って! レイラ、側面から!」

「了解!」


 三人が、一斉に動く。


 リリエルの魔法が、ザルゴスを牽制する。ミーナの矢が、次々と飛んでいく。レイラが、側面から奇襲をかける。


「くそっ...! こんな...!」


 ザルゴスが、焦り始める。


 七人の連携は完璧だった。それぞれが役割を果たし、互いを支え合い、まるで一つの生命体のように動いている。その姿は、長年共に戦ってきた戦士たちのような、見事なチームワークだった。


「今だ!」


 俺が、最大威力の魔法を発動した。


「【ホーリーエクスプロージョン】!」


 聖なる光の爆発が、ザルゴスを包み込む。


「ぐああああ!」


 ザルゴスが、苦しみの声を上げた。


 光が消えると、ザルゴスは膝をついていた。全身が傷だらけで、血が滴っている。


「くっ...まさか...こんな...」


 ザルゴスは、信じられないという表情で俺たちを見た。


「お前たちの...連携が...こんなに...」

「これが、俺たちの力だ」


 俺が言うと、ザルゴスは悔しそうに歯を食いしばった。


「だが...これで終わりではない...!」


 ザルゴスは、最後の力を振り絞って立ち上がった。


「我らが主、魔王が復活する時、お前たちは...!」

「逃げるな!」


 クレアが、追いかけようとする。


 だが、ザルゴスは闇の魔法で姿を消した。


「くそっ...!」


 他の黒ローブの男たちも、次々と逃げていく。


 戦いは、終わった。


 闇が晴れ、再び光が戻ってくる。


 大広間は、めちゃくちゃだった。壁は壊れ、床には亀裂が入り、家具は倒れている。だが、幸いにも死者は出ていなかった。負傷者も、軽傷で済んでいる。


「みんな、無事か?」


 俺が尋ねると、七人が頷いた。


「ああ」


 クレアが、剣を鞘に収める。


「何とか、な」


 リリエルも、疲れた様子だが無事だ。


「わたしも、大丈夫!」


 ミーナが、元気よく答える。


「私も、問題ありませんわ」


 シャルロットが、額の汗を拭く。


「あたしも、平気さ」


 レイラが、豪快に笑う。


「私も...無事です」


 セレスティアが、ウェディングドレスは汚れているが、怪我はしていない。


「私も」


 アリシアも、無事だった。


「レン・タカミ子爵」


 国王が、近づいてきた。


「またしても、そなたに救われた」

「いえ、みんなの力です」


 俺が答えると、国王は七人を見た。


「素晴らしい。見事な連携だった」


 国王の言葉に、七人が嬉しそうに微笑んだ。


 だが、俺の心には不安が残っていた。


 ザルゴスが言った言葉——「魔王が復活する」。


 それは、本当なのか。


 もしそうなら、これからもっと大変なことが起こるのか。


 窓の外を見ると、夜空には月が輝いていた。


 だが、その月は、どこか不気味に見えた。

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