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[注目度ランキング75位]異世界転生したらチート能力で最強になって、気づいたら美女たちに囲まれて国まで作ってた件  作者: 自ら(Youtubeで朗読ver投稿中‼️)
第5章 - 王都の試練と闇の組織

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第34話:盛大な結婚式

 一週間後、結婚式の日が訪れた。


 朝から、王都全体が祝祭ムードに包まれていた。通りには花が飾られ、旗が掲げられ、人々が笑顔で行き交っている。王女の結婚という、王国にとって一大事を祝うため、街全体が一つの生き物のように喜びに満ち溢れていた。


 王宮の大聖堂——


 そこは、王国で最も神聖な場所だ。高い天井には美しいステンドグラスがはめ込まれ、太陽の光が差し込むと、まるで虹の雨が降り注いでいるかのように、色とりどりの光が床に映し出される。白い大理石の柱が立ち並び、その荘厳さは、まるで神々の住まう天界を地上に再現したかのようだった。


 聖堂には、既に多くの人々が集まっていた。


 前方の席には、貴族たちが座っている。豪華な服装に身を包み、宝石を身につけ、まるで宝石箱をひっくり返したような華やかさだ。後方には、選ばれた民衆たちが座っていて、その数は千人を超える。みんな、この歴史的な瞬間を見届けようと、期待に胸を膨らませていた。


 俺は、控室で最後の準備をしていた。


 黒のタキシードに白いシャツ、そして胸には白いバラのブートニア。鏡に映る自分の姿を見て、これが本当に自分なのかと、少し信じられない気持ちになる。


「レン」


 扉が開き、クレアが入ってきた。


 彼女も、今日は正装していた。深紅のドレスを纏い、髪を優雅にまとめ上げている。その姿は、まるで戦場の女神が宴の場に降臨したかのような、凛々しくも美しいものだった。


「準備はいいか?」

「ああ。でも...緊張する」

「当たり前だ」


 クレアは、微笑んだ。


「これから、お前の人生が変わるんだからな」


 彼女は、俺の襟を直してくれた。その手つきは、まるで母親が子供の世話をするように優しかった。


「クレア...」

「何だ?」

「ありがとう」


 俺が言うと、クレアは少し寂しそうに微笑んだ。


「礼を言うな。私は、お前の幸せを願っている」


 その目には、涙が浮かんでいた。


「行け。セレスティアが待ってる」


 音楽が鳴り響いた。


 結婚式の始まりを告げる、神聖な旋律だ。


 俺は、聖堂の祭壇の前に立った。


 参列者たちが、一斉に俺を見る。その視線は、祝福と期待に満ちていた。


 そして——


 聖堂の扉が、ゆっくりと開いた。


 セレスティアが、現れた。


 その瞬間、俺は息を呑んだ。


 純白のウェディングドレス。


 レースで飾られた袖、長いトレーン、そして胸元には真珠の装飾。ヴェールが顔を覆っているが、その下から金髪が美しく輝いている。手には白いバラのブーケを持ち、その姿は、まるで天使が地上に舞い降りたかのような、神々しい美しさだった。


 セレスティアは、ゆっくりと歩いてくる。


 その一歩一歩が、まるで時が止まったかのように感じられる。周囲の音が遠のき、視界が狭まり、俺にはセレスティアしか見えなかった。


 国王が、セレスティアと共に歩いている。


 祭壇の前に着くと、国王はセレスティアの手を俺に差し出した。


「娘を、頼む」

「はい」


 俺は、セレスティアの手を取った。


 その手は、温かく柔らかい。そして、わずかに震えていた。


 二人で、祭壇の前に立つ。


 司祭が、前に進み出た。


「本日、ここに集いし皆様」


 司祭の声が、聖堂に響く。


「レン・タカミ子爵と、セレスティア・アルカディア王女の結婚を、神の御前に執り行います」


 参列者たちが、静かに見守っている。


「レン・タカミ」


 司祭が、俺を見た。


「あなたは、セレスティア・アルカディアを妻とし、健やかなる時も病める時も、喜びの時も悲しみの時も、共に歩むことを誓いますか?」

「誓います」


 俺は、はっきりと答えた。


「セレスティア・アルカディア」


 司祭が、セレスティアを見る。


「あなたは、レン・タカミを夫とし、健やかなる時も病める時も、喜びの時も悲しみの時も、共に歩むことを誓いますか?」

「誓います」


 セレスティアの声が、涙で震えていた。


「では、指輪の交換を」


 俺は、ポケットから指輪を取り出した。


 白金の指輪に、小さなダイヤモンドが埋め込まれている。セレスティアの指に、そっとはめる。


 セレスティアも、指輪を俺の指にはめてくれた。


「神の御名において、二人の結婚を認めます」


 司祭が、宣言した。


「では、誓いのキスを」


 俺は、セレスティアのヴェールをそっと上げた。


 その顔は、涙で濡れていた。だが、その笑顔は、これまで見たどの笑顔よりも美しく、幸せに満ちていた。


「愛してる」


 俺が囁くと、セレスティアも囁き返した。


「私も、愛しています」


 二人は、静かに唇を重ねた。


 その瞬間、聖堂中から盛大な拍手が起こった。


 その音は、まるで雷鳴のように大きく、祝福の嵐のように俺たちを包み込んだ。花びらが舞い、鐘が鳴り響き、音楽が高らかに奏でられる。


 俺とセレスティアは、手を繋いで聖堂を歩いた。


 参列者たちが、立ち上がって拍手している。その顔は、どれも笑顔で、祝福に満ちていた。


 外に出ると、さらに多くの民衆が集まっていた。


「王女様、おめでとうございます!」

「レン様、万歳!」

「お幸せに!」


 その声々が、空に響く。


 結婚式の後、王宮で盛大な祝賀パーティーが開かれた。


 大広間には、豪華な料理が並び、シャンパンが振る舞われている。楽団が音楽を奏で、人々が踊り、笑い、祝福の言葉を交わしている。その光景は、まるで夢の世界のように華やかで幸福に満ちていた。


 俺とセレスティアは、高砂の席に座っていた。


「幸せ...」


 セレスティアが、俺の手を握りながら囁く。


「本当に、幸せです」

「俺もだ」


 六人のヒロインたちも、正装して参加していた。


 クレアは深紅のドレス、リリエルは深緑のドレス、ミーナは明るい黄色のドレス、シャルロットは紫のドレス、レイラは橙色のドレス、そしてアリシアは黒いドレスを纏っていた。それぞれが美しく、まるで宝石が並んでいるかのようだった。


「レン」


 クレアが、近づいてきた。


「おめでとう」

「ありがとう、クレア」

「お前が幸せなら、私も嬉しい」


 クレアは、微笑んだ。だが、その目には、わずかに寂しさが滲んでいた。


「セレスティア」


 クレアは、彼女に向き直った。


「レンを、よろしく頼む」

「はい」


 セレスティアが、深々と頭を下げる。


「私、精一杯、レン様を支えます」


 リリエルも、祝福の言葉をくれた。


「結婚、おめでとう。末永く幸せに」

「レンおにいちゃん、セレスティアおねえちゃん、おめでとう!」


 ミーナが、嬉しそうに飛び跳ねる。


「素晴らしい式でしたわ」


 シャルロットが、優雅に微笑む。


「あんたたち、お似合いだよ」


 レイラが、豪快に笑った。


「おめでとうございます」


 アリシアも、少し照れくさそうに祝福してくれた。


 六人からの祝福に、俺とセレスティアは深く感謝した。


 時間が過ぎ、夜になった。


 パーティーは、まだまだ続いている。人々は踊り、笑い、祝福し合っている。


 俺は、セレスティアと共にバルコニーに出た。


 夜空には、満月が輝いている。その光は、まるで二人を祝福するかのように優しく、穏やかだった。


「レン様」


 セレスティアが、俺に寄り添ってきた。


「今日は、人生で最も幸せな日です」

「俺もだ」


 二人は、静かに抱き合った。


 その時——


 突然、爆発音が響いた。


「な...!?」


 俺たちは、振り返った。


 大広間の方から、黒い煙が上がっている。


「何事だ!」


 ガルディウスの声が聞こえた。


 そして、次の瞬間——


 大広間の窓が、粉々に砕け散った。


 黒ローブの集団が、次々と侵入してくる。


「レン・タカミ!」


 黒ローブの男たちが、一斉に俺を見た。


「お前の命、貰い受ける!」

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