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[注目度ランキング75位]異世界転生したらチート能力で最強になって、気づいたら美女たちに囲まれて国まで作ってた件  作者: 自ら(Youtubeで朗読ver投稿中‼️)
第5章 - 王都の試練と闇の組織

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第33話:デュラン公爵の失脚

 翌朝、俺たちは捕らえたデュラン公爵と黒ローブの男たちを連れて、国王のもとへ向かった。


 証拠として、屋敷の地下で見つけた文書や、闇の使徒の紋章が刻まれた短剣も持参している。それらは、デュラン公爵と組織の繋がりを示す動かぬ証拠だった。


 王宮の謁見の間に着くと、既に国王が待っていた。


 国王の表情は厳しく、その目には怒りと失望が混ざり合っていた。玉座の周りには、重臣たちが並び、緊張した空気が部屋全体を覆っている。その雰囲気は、まるで嵐の前の静けさのように、重く圧迫感があった。


「レン・タカミ子爵」


 国王が、重々しく口を開いた。


「報告を聞いた。デュラン公爵が、闇の使徒と繋がっていたと」

「はい、陛下」


 俺は、証拠の品々を差し出した。


 国王は、それらを手に取り、一つ一つ確認していく。文書を読むたびに、その表情は険しくなっていった。


「まさか...デュランが...」


 国王は、深く息をついた。


「彼は、先代の頃から仕えてきた古参の貴族だ。それが、こんなことを...」


 その声には、深い失望が滲んでいた。


「陛下」


 ガルディウスが、前に出た。


「デュラン公爵を、連れてきました」


 騎士たちが、縛られたデュラン公爵を引きずってきた。


 公爵は、昨夜の威厳はどこにもなく、まるで捕らえられた獣のように憔悴していた。服は乱れ、顔には疲労の色が濃く浮かんでいる。


「デュラン・フォン・エルデンベルク」


 国王の声が、玉座の間に響く。


「そなた、何か申し開きはあるか」


 デュラン公爵は、顔を上げた。


「陛下...私は...」

「私は知らぬ!」


 デュラン公爵が、突然叫んだ。


「これは罠だ! レン・タカミの罠だ!」


 その声は、必死で、まるで溺れる者が藁をも掴もうとするような切迫感に満ちていた。


「あの平民が、私を陥れようと...!」

「デュラン」


 国王の声が、冷たくなる。


「証拠は、ここにある」


 国王は、文書を掲げた。


「この文書には、そなたの署名がある。そして、闇の使徒との取引の記録も」

「それは...偽造だ...」

「偽造?」


 国王は、別の書類を取り出した。


「では、これも偽造か? そなたの屋敷から押収した、闇の使徒への献金の記録だ」


 デュラン公爵は、言葉を失った。


「さらに」


 ガルディウスが、黒ローブの男を引き出した。


「この者たちが、全てを白状しました」

「な...!」


 デュラン公爵の顔が、青ざめる。


「デュラン公爵が、我々を雇った」


 黒ローブの男が、低い声で言う。


「レン・タカミを殺し、セレスティア王女を始末する。そして、古い貴族の支配を取り戻す。それが、公爵の命令でした」


 玉座の間が、ざわめいた。


 貴族たちが、信じられないという表情で顔を見合わせている。


「デュラン...そなた、まさか王女まで...」


 国王の声が、怒りで震えている。


「許せん...!」


 国王は、玉座から立ち上がった。


「デュラン・フォン・エルデンベルク」


 その声は、まるで神の裁きのように厳かで、絶対的な力を帯びていた。


「そなたの罪は、以下の通り」


 国王は、一つ一つ数え上げた。


「一つ、闇の使徒という邪悪な組織との共謀」

「二つ、王女殺害の企て」

「三つ、王国子爵への殺害未遂」

「四つ、王国への反逆」


 国王の目が、厳しくデュラン公爵を見据える。


「これらの罪により、そなたの爵位を剥奪する」

「な...」


 デュラン公爵が、絶望の声を上げた。


「そして、全ての財産を没収。王国から追放する」

「そんな...!」


 デュラン公爵は、その場に崩れ落ちた。


「陛下...お許しを...!」


 だが、国王は冷たく首を振った。


「遅い。そなたの行いは、許されるものではない」

「くそっ...! くそっ...!」


 デュラン公爵は、俺を睨みつけた。


「お前のせいで...! お前のせいで、全てが...!」


 その目には、憎悪の炎が燃えていた。


「連れて行け」


 ガルディウスの命令で、騎士たちがデュラン公爵を引きずっていく。


「許さん...! レン・タカミ...! 必ず...!」


 デュラン公爵の叫び声が、玉座の間に響いた。だが、すぐにその声も遠ざかり、やがて聞こえなくなった。


 静寂が、玉座の間を支配した。


 貴族たちは、誰も口を開かない。ただ、この出来事の重大さを噛み締めているようだった。


「レン・タカミ」


 国王が、俺を呼んだ。


「はい」

「そなたは、王国を救った」


 国王は、玉座に座り直した。


「デュランの陰謀を暴き、闇の使徒の存在を明らかにした。その功績、誠に大きい」

「恐れ多いお言葉です」

「そして」


 国王は、セレスティアを見た。


「娘よ、こちらへ」


 セレスティアが、俺の隣に立った。その手は、わずかに震えていて、俺はそっとその手を握った。


 国王は、二人を見つめた。


「レン・タカミ、そなたとセレスティアの結婚を、正式に承認する」


 その言葉が、玉座の間に響いた。


 貴族たちから、拍手が起こった。最初は控えめだったが、徐々に大きくなり、やがて玉座の間全体が拍手の音に包まれた。


「父上...!」


 セレスティアが、涙を流した。


「ありがとうございます...!」


 彼女は、俺に抱きついてきた。その体は、喜びで震えている。


「レン様...やっと...やっと...」

「ああ」


 俺も、セレスティアを抱きしめた。


 長かった戦いが、ようやく終わった。


「結婚式は、一週間後に執り行う」


 国王が、宣言した。


「王国を挙げて、二人を祝福しよう」


 その夜、俺たちは別邸に戻った。


 リビングには、六人のヒロインたちが集まっている。クレア、リリエル、ミーナ、シャルロット、レイラ、セレスティア。そして、新たに加わったアリシアも、少し緊張した面持ちで座っていた。


「おめでとう、レン」


 クレアが、微笑みながら言う。


「お前、本当に結婚するんだな...」


 その声には、複雑な感情が混ざっていた。


「ああ」

「複雑だよ」


 クレアは、正直に言った。


「お前の最初の女が私だったのに、結婚するのは王女様」

「クレア...」

「でも」


 クレアは、俺を見つめた。


「お前が幸せなら、それでいい。セレスティアも、いい人だ」


 クレアは、セレスティアに向き直った。


「王女様、レンをよろしくお願いします」

「はい」


 セレスティアが、深々と頭を下げる。


「私、レン様を...そして、皆様を、大切にします」


 リリエルも、静かに微笑んだ。


「結婚、おめでとう」

「レンおにいちゃん、おめでとう!」


 ミーナが、飛びついてくる。


「おめでとうございますわ」


 シャルロットも、優雅に祝福する。


「あんた、やったね」


 レイラが、豪快に笑った。


 アリシアは、少し躊躇してから口を開いた。


「私も...お祝いします」

「ありがとう、アリシア」


 俺が言うと、アリシアは嬉しそうに微笑んだ。その笑顔は、いつものクールな彼女とは違う、柔らかくて温かいものだった。


「ところで」


 レイラが、アリシアを見る。


「あんた、これからどうするんだ?」

「私は...」


 アリシアは、俺を見た。


「レン様の護衛として、共に行動させていただきます」

「つまり、仲間ってことね」


 シャルロットが、理解したように頷く。


「ようこそ、アリシア」


 クレアが、手を差し伸べた。


「これから、よろしく」

「はい」


 アリシアは、その手を握った。


「よろしくお願いします」


 七人が、輪になって座っている。


 暖炉の炎が、優しく揺れている。窓の外には、星が瞬いていた。


「これから、どうなるのかな」


 ミーナが、不安そうに言う。


「闇の使徒も、まだいるんでしょ?」

「ああ」


 俺が答える。


「だが、みんなと一緒なら、乗り越えられる」

「そうね」


 セレスティアが、微笑む。


「私たち、家族ですから」


 その言葉に、みんなが温かく微笑んだ。

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