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[注目度ランキング75位]異世界転生したらチート能力で最強になって、気づいたら美女たちに囲まれて国まで作ってた件  作者: 自ら(Youtubeで朗読ver投稿中‼️)
第1章 - 異世界転生、始まりの無双

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第2話:リーフタウンと冒険者ギルド

草原を抜けて三十分ほど歩いただろうか。城壁が、ようやく目の前に迫ってきた。


高さは十メートルほどある石造りの壁で、所々に苔が生えているのが見える。中世ヨーロッパの城塞都市を思わせる、重厚な造りだ。前世でゲームや映画の中でしか見たことのなかった光景が、今、目の前に広がっている。


城門の前には、二人の衛兵が立っていた。革の鎧に身を包み、槍を持っている。俺が近づくと、そのうちの一人——髭を生やした中年の男が、やや面倒臭そうな表情で声をかけてきた。


「入城料は一ゴールドだ」


一ゴールド。この世界の通貨単位らしい。


問題は、俺が一文無しだということだ。転生したばかりで、金なんて持っているはずがない。


衛兵は俺の様子を見て、小馬鹿にしたように鼻で笑った。


「金がないなら入れねえぞ。さっさと帰んな」


普通なら、ここで困るところだ。だが、俺には【創造魔法】がある。


「ちょっと待ってください」


俺は右手を軽く握り、心の中でイメージする。金貨。一枚の、金色に輝く硬貨を。


次の瞬間、手のひらの中に、ずっしりとした重みが生まれた。手を開くと、そこには金色の硬貨が一枚、鈍い光を放っていた。


「...っ!?」


衛兵が目を丸くする。当然だろう。何もないところから、突然金貨が現れたのだから。


「これで、いいですか?」


俺は金貨を差し出した。衛兵は呆然とした表情で金貨を受け取り、何度も裏表を確認している。本物だと分かったのか、ようやく納得したように頷いた。


「...入れ」


少し警戒した目つきだったが、それ以上何も言わずに城門を開けてくれた。


俺は礼を言って、街の中へと足を踏み入れた。


石畳の道。木造の建物が立ち並ぶ街並み。そして、行き交う人々。人間だけでなく、尖った耳を持つエルフや、獣の耳と尻尾を持つ獣人の姿も見える。ファンタジー世界そのものだ。


「すげえ...本当に異世界だ...」


思わず呟く。前世では絶対に見ることのできなかった光景に、胸が高鳴る。


市場では、野菜や果物、肉や魚が売られている。露店の店主たちが、威勢よく声を張り上げていた。道端では、子供たちが笑いながら駆け回っている。活気がある。生命力に満ちている。


しばらく街を歩いていると、ふと大きな建物が目に入った。


三階建ての立派な石造りの建物で、入口の上には大きな看板が掲げられている。


『冒険者ギルド』


文字は、日本語ではない。だが、【万能言語理解】のおかげで、自然と意味が理解できる。


「ここか...」


前世で読んだ小説では、必ずと言っていいほど登場する場所だ。冒険者が集まり、クエストを受注し、報酬を得る。そんな場所。


俺は期待に胸を膨らませながら、ギルドの扉を開けた。


中は、想像以上に賑やかだった。


広いホールには、大勢の冒険者たちがいる。革鎧を着た剣士、ローブを纏った魔法使い、弓を背負った射手。様々な装備を身に着けた男女が、クエストボードを眺めたり、仲間と談笑したりしている。


ホールの奥には、長いカウンターがあり、そこで数人の受付嬢が冒険者たちの対応をしていた。


俺はカウンターに向かって歩いていく。すると、カウンターの一人——茶髪をポニーテールにまとめた若い女性が、俺に気づいて笑顔を向けてきた。


「いらっしゃいませ♪」


明るく、弾むような声だった。


彼女は二十代半ばくらいだろうか。緑色の瞳が印象的で、笑顔がとても可愛らしい。ギルドの制服——白いブラウスに茶色のベストを着ているが、そのスタイルの良さは隠しきれていない。


俺は思わず見惚れてしまったが、慌てて視線を戻した。


「あ、あの...冒険者登録をお願いしたいんですが」

「初めての登録ですね! お名前は?」

「レンです」

「レンさんですね♪」


彼女はペンを取り、何かを記入し始める。その仕草一つ一つが、やけに可愛らしく見える。


「では、こちらに手を置いてください」


彼女がカウンターの上に置かれた、魔法陣のようなものが描かれた石板を指差した。


「これは?」

「ステータスを記録する魔道具です。これで、レンさんの冒険者ランクを決定します」


俺は言われるがままに、手を石板の上に置いた。


すると、石板が淡い光を放ち始める。数秒後、光が収まると、彼女が石板を覗き込んだ。


「...え?」


彼女の表情が、驚きに染まる。


「どうしました?」

「あ、いえ! その...レベル50って...凄いですね!」


彼女——名札には「リーナ」と書かれている——は、目を輝かせながら俺を見つめてきた。


「普通、新人さんはレベル10前後なんです。でも、レンさんはレベル50...! もしかして、どこか別の街で冒険者をされてたんですか?」

「いや、そういうわけじゃないんですけど...色々ありまして」

「そうなんですね...!」


リーナは、何だか嬉しそうに頷いている。そして、少しだけ頬を赤らめながら、カウンターに身を乗り出してきた。


「レンさん、とっても強そうですね♪」


その距離の近さに、思わずドキリとする。リーナの顔が、すぐ目の前にあった。綺麗な顔立ちだ。それに、ほのかに甘い香りがする。


「あ、ありがとうございます...」

「ふふ、照れないでください♪」


リーナは楽しそうに笑うと、カウンターの下から何かを取り出した。


「では、ギルドカードを発行しますね」


手渡されたのは、名刺サイズの銅色のカードだった。表面には俺の名前と、『ランクF』という文字が刻まれている。


「Fランクからのスタートですか」

「はい。でも、レンさんならすぐに上がりますよ♪ 実力があれば、ランクはどんどん上がりますから」


リーナはニコニコしながら、クエストボードの方を指差した。


「初心者向けのクエストは、あちらのボードに貼ってあります。まずは簡単なものから始めてみてくださいね」

「分かりました。ありがとうございます」

「頑張ってください♪ 応援してます!」


リーナは、両手をぎゅっと握りしめて、本当に嬉しそうに笑っている。その笑顔が、やけに眩しく見えた。


俺はクエストボードに向かい、貼られている依頼書を眺める。


『スライム討伐 報酬:50ゴールド』

『薬草採取 報酬:30ゴールド』

『荷物運搬 報酬:20ゴールド』


どれも、確かに初心者向けのものばかりだ。その中で、俺は『スライム討伐』の依頼書を手に取った。森で既に何体も倒しているから、楽勝だろう。


依頼書を持って、再びリーナのところへ戻る。


「これを受けたいんですが」

「スライム討伐ですね! 分かりました」


リーナは依頼書を受け取ると、何やら書類に記入を始めた。


「討伐対象はスライム十体です。魔石を持ち帰れば、報酬をお渡しします。期限は一週間です」

「分かりました」

「気をつけてくださいね。スライムは弱いですけど、油断は禁物ですから」

「ありがとうございます」


俺がカウンターを離れようとすると、リーナが慌てたように声をかけてきた。


「あ、あの...!」

「はい?」


振り返ると、リーナが少し恥ずかしそうに俯いていた。


「また...ギルドに来てくださいね」

「もちろん。クエストの報告に来ますから」

「そ、そうですよね! じゃあ、待ってます♪」


リーナは、ぱっと笑顔を浮かべて手を振ってくれた。


俺も手を振り返して、ギルドを後にした。




外に出ると、再び街の喧騒が耳に入ってくる。俺は軽く伸びをしながら、森の方角を見やった。


「さて、さっさと終わらせるか」


スライム十体なら、十分もかからないだろう。


俺は再び城門をくぐり、森へと向かった。


森の中は、相変わらず静かだった。鳥の鳴き声と、風が木々を揺らす音だけが聞こえる。


少し歩くと、早速スライムを発見した。青いゼリー状の身体をぷるぷる震わせながら、こちらに近づいてくる。


「ファイア」


詠唱なしで、小さな火球を生成する。それをスライムに向けて放つと、スライムは一瞬で燃え尽きた。


魔石を拾い、アイテムボックスに収納する。


「一体」


そのまま森を進み、次々とスライムを倒していく。どれも一撃だ。チート能力の前では、スライムなど赤子同然だった。


五分も経たないうちに、十体の魔石が集まった。


「...早すぎるな」


さすがに、これではクエストとして成立していない気がする。だが、実力があるのだから仕方ない。


俺は森を出て、再びギルドへと戻った。




ギルドに入ると、リーナがカウンターで別の冒険者の対応をしているのが見えた。俺は少し待ってから、彼女のところへ近づく。


「お帰りなさい♪ ...あれ? もう終わったんですか!?」


リーナが驚いたように目を丸くする。


「はい。これ、魔石です」


俺はアイテムボックスから、十個の魔石を取り出してカウンターに並べた。


リーナは魔石を一つ一つ確認しながら、何度も俺の顔を見上げる。


「十体...しかも、一時間も経ってない...!?」

「ダメでした?」

「ダメじゃないです! むしろ凄すぎます...!」


リーナは興奮した様子で身を乗り出してくる。


「普通、スライム十体を倒すのに、半日はかかるんです。新人さんなら、一日がかりになることも...。それなのに、一時間以内って...!」


周囲にいた冒険者たちも、俺たちのやり取りに気づいて視線を向けてきた。ざわざわと、小さなどよめきが広がる。


「新人なのに、一時間で十体?」

「マジかよ...化け物じゃねえか」

「いや、でもレベル50なんだろ? 噂で聞いたぞ」


そんな声が聞こえてくる。


リーナは、少し誇らしげな表情で笑った。


「レンさん、本当に凄いです...! こんな新人さん、初めてです♪」


彼女の目が、キラキラと輝いている。まるで、憧れのアイドルを見るような目だ。


「報酬は五十ゴールドです。こちらをどうぞ」


リーナが革袋を渡してくれる。中には、銀貨が五枚入っていた。


「ありがとうございます」

「こちらこそ、ありがとうございます♪ また、クエストを受けに来てくださいね!」

「ええ、また来ます」


俺がそう答えると、リーナは本当に嬉しそうに微笑んだ。


その笑顔を見て、俺は心の中で思う。


(可愛いな...)


リーナは、間違いなく美人だ。それに、明るくて人懐っこい性格も好印象だ。こんな可愛い子が、俺に好意を持ってくれているような気がする。


まあ、気のせいかもしれないが。


俺はギルドを後にして、次は宿を探すことにした。そろそろ日も傾いてきている。今夜の寝床を確保しなければ。


街を歩いていると、『銀月亭』という看板を掲げた宿屋を見つけた。外観は綺麗で、清潔そうだ。


「ここにするか」


俺は宿屋の扉を開けて、中に入った。


内装も、外観と同じく清潔感がある。木のぬくもりを感じる、温かみのある空間だ。


カウンターには、銀髪の少女が立っていた。


いや、立っているというより、少しうつむいて本を読んでいる。小柄で、華奢な体つきだ。


「あの、すみません」


俺が声をかけると、少女がビクッと肩を震わせて顔を上げた。


青い瞳。整った顔立ち。だが、どこか儚げで、人見知りをしそうな雰囲気がある。


「い、いらっしゃいませ...」


小さな、か細い声だった。


「一泊、お願いできますか?」

「は、はい...十ゴールドです...」


俺は銀貨一枚を渡す。少女は、おずおずとそれを受け取った。


「お部屋は...二階の、二〇三号室です...」


そう言って、彼女は鍵を差し出してくれる。俺が鍵を受け取ると、彼女は再び視線を逸らした。


「ありがとう。あの、この街でお勧めの場所とかありますか?」

「お、お勧め...?」


少女は、困ったように首を傾げる。


「例えば、美味しい店とか」

「...東通りの、パン屋さんが...美味しいです...」

「そうなんですね。ありがとう、今度行ってみます」


俺が笑顔で答えると、少女は少しだけ頬を赤らめた。


「...どういたしまして」


それだけ言うと、彼女は再び本に視線を落とす。


可愛い子だな、と思いながら、俺は二階へと上がっていった。


部屋は質素だが、清潔で居心地が良さそうだった。ベッドに寝転がると、ふかふかで気持ちいい。


「はぁ...疲れた」


とはいえ、身体的な疲労はほとんどない。不死身の身体のおかげだろう。それでも、精神的には色々あった一日だ。


窓の外を見ると、夕日が街を橙色に染めている。


「異世界、一日目...」


まだ始まったばかりだ。これから、どんな冒険が待っているのか。どんな出会いがあるのか。


そして——どんな美女たちと出会えるのか。


「楽しみだな...」


俺はベッドに寝転がったまま、そう呟いた。


今日だけで、美人を二人も見た。女神様に、リーナに、そして今の銀髪の少女。


この調子なら、ハーレムも夢じゃない。


「異世界、最高だ...」


そう呟いて、俺は目を閉じた。


明日も、きっと楽しい一日になる。


そんな予感がしていた。


読んで下さりありがとうございました!

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