表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
[注目度ランキング75位]異世界転生したらチート能力で最強になって、気づいたら美女たちに囲まれて国まで作ってた件  作者: 自ら(Youtubeで朗読ver投稿中‼️)
第4章 - 王女の来訪と国家の礎

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/44

第19話:開拓の日々と五人の活躍

 ノヴァテラでの生活が始まってから、一ヶ月が経った。


 朝日が窓から差し込み、俺は心地よく目を覚ました。隣では、クレアがまだ穏やかな寝息を立てている。その寝顔は、まるで天使のように穏やかで美しい。そっと毛布をかけ直してから、俺は静かに部屋を出た。


 リビングに降りると、既にリリエルが起きていた。彼女は、窓辺で魔法書を読んでいる。朝日を浴びた銀髪が、まるで絹糸のように輝いていた。


「おはよう、リリエル」

「おはよう、レン」


 リリエルは、本から顔を上げて微笑んだ。


「早起きだな」

「ああ。今日は、研究所の建設現場を確認しに行く予定だ」


 リリエルは、この一ヶ月で魔法研究所の建設を進めていた。村の外れに、立派な石造りの建物が建ち始めている。


「順調か?」

「ああ。村の大工たちが、素晴らしい腕前だ。それに、お前の創造魔法で材料を調達してくれたおかげで、予定より早く進んでいる」

「それは良かった」


 しばらくすると、ミーナも起きてきた。エプロン姿で、元気よく駆け込んでくる。


「レンおにいちゃん、おはよう!」

「おはよう、ミーナ」

「今日も、畑のお手伝いがんばる!」


 ミーナは、この一ヶ月で村人たちと共に畑を大きく拡大していた。最初は小さな畑だったが、今では広大な農地になっている。ミーナの努力と、村人たちの協力の賜物だ。


「ミーナ、無理するなよ」

「大丈夫! わたし、元気だから!」


 ミーナは、尻尾を元気よく振りながら笑った。


 朝食の準備をしていると、シャルロットも降りてきた。彼女は、いつも通り完璧に整った髪と服装で、貴族らしい優雅な雰囲気を纏っている。


「おはようございます、レン」

「おはよう、シャルロット」

「今日も、書類仕事が山積みですわ」


 シャルロットは、この一ヶ月で領地の行政を一手に引き受けていた。税制の整備、法律の制定、住民登録の管理。貴族としての知識を活かして、着実に仕事をこなしている。


「いつもありがとう。助かってるよ」

「どういたしまして。これも、私の役目ですから」


 シャルロットは、少し照れくさそうに微笑んだ。


 最後に、レイラが現れた。彼女は、いつもより少し遅めの起床だ。


「おはよう、相棒」

「おはよう、レイラ。遅かったな」

「昨日、遅くまで商談してたんだよ。近隣の街との交易ルートを確立するのに、時間がかかってさ」


 レイラは、この一ヶ月で商業の基盤を築いていた。近隣の街や村との交易ルートを開拓し、ノヴァテラの特産品を売り出している。その手腕は見事で、既に安定した収入源を確保していた。


「順調なのか?」

「ああ。ミーナが作った野菜が、特に人気だ。新鮮で美味いって評判だよ」

「えへへ、嬉しい!」


 ミーナが、照れたように笑う。


 こうして、五人それぞれが自分の役割を果たしながら、領地を発展させていた。


 朝食を終えると、俺は街道の整備に向かうことにした。


 ノヴァテラは、まだ街道が未整備で、雨が降ると泥だらけになってしまう。これでは、商人も来づらいし、村人の移動も不便だ。


「よし、やるか」


 俺は、創造魔法を発動した。


「【クリエイト・ロード】」


 魔力が地面に広がっていく。すると、泥の道が石畳の立派な街道へと変わっていった。幅も広げて、馬車が余裕を持ってすれ違えるようにする。


 村人たちが、その様子を驚いたように見ている。


「すごい...魔法で道が...」

「領主様は、本当に凄いお方だ」


 村人たちの声が聞こえてくる。この一ヶ月で、村人たちとの信頼関係も深まっていた。最初は半信半疑だった彼らも、今では俺たちを心から信頼してくれている。


「領主様!」


 老人——村長が、杖をつきながら近づいてきた。


「おはようございます、村長」

「おはようございます。いつもありがとうございます」


 村長の顔には、深い感謝の色が浮かんでいる。


「この一ヶ月で、村が見違えるようになりました。魔物も減り、畑も広がり、道も整備され...」

「みんなのおかげですよ」

「いえ、領主様とお仲間の方々のおかげです」


 村長は、深々と頭を下げた。


「これからも、よろしくお願いいたします」

「こちらこそ」


 街道の整備を終えると、俺は防衛隊の訓練場へと向かった。


 クレアが、村の若者たちを集めて訓練をしている。この一ヶ月で、防衛隊は二十人ほどに増えていた。


「もっと腰を落として! 剣は、体の中心から振るんだ!」


 クレアの声が、訓練場に響く。その姿は、まさに騎士団長そのものだった。


「クレア」

「レン! 見に来てくれたのか」


 クレアは、嬉しそうに駆け寄ってくる。


「ああ。順調そうだな」

「まあな。みんな、真面目に訓練してくれている」


 クレアは、訓練生たちを見て満足そうに頷いた。


「この調子なら、半年もあれば一人前になるだろう」

「頼りにしてるよ」

「任せろ」


 クレアは、自信満々に胸を張った。


 次に、俺はリリエルの研究所建設現場へと向かった。


 建物の骨組みは既に完成していて、今は内装を整えている最中だ。リリエルが、大工たちに指示を出している。


「その棚は、もう少し高く。魔法書を並べるから、頑丈にしてほしい」

「了解です、リリエル様!」


 大工たちは、リリエルの指示に従って作業を進めている。


「リリエル」

「レン。来てくれたのか」


 リリエルは、俺を見て微笑んだ。


「進捗はどうだ?」

「順調だ。あと二週間ほどで完成する」

「早いな」

「ああ。村の大工たちの技術が素晴らしいからだ」


 リリエルは、建設中の建物を見上げた。


「完成したら、様々な魔法の研究ができる。この地には、まだ発見されていない魔法素材があるかもしれない」


 その目は、まるで子供のように輝いていた。


 昼過ぎ、俺は畑へと向かった。


 ミーナが、村人たちと一緒に畑を耕している。その姿は、汗を流しながらも楽しそうだった。


「ミーナ」

「レンおにいちゃん!」


 ミーナは、嬉しそうに駆け寄ってくる。


「見て見て! こんなに大きくなったの!」


 ミーナが指差す先には、大きく育った野菜たちがあった。トマト、キャベツ、人参。どれも立派に育っている。


「すごいな、ミーナ」

「えへへ。村のおじさんたちが、色々教えてくれたの!」


 ミーナは、誇らしげに笑った。


「この野菜、街で売るんでしょ?」

「ああ。レイラが、既に買い手を見つけてくれてる」

「やった! みんなに食べてもらえるんだ!」


 ミーナの喜ぶ姿を見ていると、俺も自然と笑顔になった。


 午後、俺は屋敷に戻った。


 シャルロットが、書斎で書類と格闘している。


「シャルロット、大丈夫か?」

「ええ...何とか」


 シャルロットは、少し疲れた様子だった。


「無理するなよ」

「大丈夫ですわ。これも、領地のためですから」


 シャルロットは、気丈に答える。だが、その目には疲労の色が見えた。


「少し休憩しよう」

「でも...」

「休憩も仕事のうちだ」


 俺は、シャルロットの手を取って立ち上がらせた。


「少し、庭を散歩しないか?」

「...そうですね」


 シャルロットは、小さく頷いた。


 庭を歩きながら、シャルロットが口を開く。


「レン...私、頑張ってますでしょうか?」

「もちろんだ。シャルロットのおかげで、行政が順調に回ってる」

「...そう言っていただけると、嬉しいですわ」


 シャルロットは、少しだけ笑顔を見せた。


「でも、もう少し効率的にできないかと...」

「焦らなくていいよ。今のペースで十分だ」

「...ありがとうございます」


 シャルロットは、俺の腕に寄り添ってきた。その仕草が、まるで甘える猫のようで可愛らしい。


 夕方、レイラが帰ってきた。


「ただいま、相棒」

「おかえり。商談はどうだった?」

「上々だよ。近隣の街から、定期的に商人が来ることになった」


 レイラは、満足そうに笑う。


「それに、噂を聞いて移住したいって人も増えてるらしい」

「本当か?」

「ああ。魔物が少なくて、領主が優しくて、土地が豊かって評判だ」

「それは嬉しいな」

「これから、もっと人が増えるぞ。楽しみだね」


 レイラは、豪快に笑った。


 夜、五人と共に夕食を囲んだ。


 ミーナが作った野菜を使った料理が、テーブルに並ぶ。サラダ、野菜炒め、スープ。どれも美味しそうだ。


「いただきます!」


 五人が、同時に手を合わせる。


 食事をしながら、それぞれが今日の出来事を語る。クレアは訓練の話、リリエルは研究所の話、ミーナは畑の話、シャルロットは行政の話、レイラは商売の話。


 賑やかで、温かい時間だった。


「みんな、本当に頑張ってるな」


 俺が言うと、五人が顔を上げた。


「当然だ。この領地は、私たちの家だからな」


 クレアが、力強く言う。


「私も、この地で研究を続けたい」


 リリエルも、静かに答える。


「わたしも、もっと美味しい野菜を作りたい!」


 ミーナも、元気よく言う。


「私も、この地を発展させたいですわ」


 シャルロットも、真剣な表情で答える。


「あたしも、この地を商業の拠点にするさ」


 レイラも、自信満々に言う。


「みんな...ありがとう」


 俺は、五人を見つめた。


「俺、本当に幸せだ」

「私たちも、よ」


 クレアが、優しく微笑む。


「これから、もっといい場所にしようね」


 レイラも、嬉しそうに笑う。


 五人の笑顔を見ていると、胸が温かくなった。


 この一ヶ月、本当に色々なことがあった。だが、みんなと一緒なら、どんな困難も乗り越えられる。


 窓の外を見ると、星が綺麗に輝いている。


 この地に来て、本当に良かった。


 そう、心から思った。


読んで下さりありがとうございました!

★★★★★評価と[[[ブックマーク]]]、リアクションお願いします!

Youtubeにて作品公開中!

http://www.youtube.com/@mizukara-h2z

ご感想やご質問など、ぜひコメントでお聞かせください。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ