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[注目度ランキング75位]異世界転生したらチート能力で最強になって、気づいたら美女たちに囲まれて国まで作ってた件  作者: 自ら(Youtubeで朗読ver投稿中‼️)
第3章 - ツンデレ令嬢と敏腕商人

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第18話:辺境領地と新たな始まり

 王城から戻った翌日、俺たちは出発の準備を始めた。


 領地へ向かうには、三日ほどかかる。その間の食料や必要な物資を揃え、馬車を手配する。慌ただしいが、みんな楽しそうに準備を進めていた。


「レン、この荷物はどこに積む?」


 クレアが、大きな荷物を抱えながら尋ねてくる。


「馬車の後ろでいいよ」


「了解」


 リリエルは、魔法の道具を慎重に箱に詰めている。


「この魔法触媒は、新しい土地での研究に必要だ」


 ミーナは、料理道具を準備している。


「新しいお家でも、美味しいご飯作るね!」


 シャルロットは、貴族らしく整理整頓された荷物をまとめている。


「領地経営の書物も持っていきましょう。きっと役立つわ」


 レイラは、商売道具を詰め込んでいる。


「未開拓の地なら、商機は無限大だ。楽しみだね、相棒」


 みんな、それぞれの役割を理解していて、自発的に動いている。その姿を見ていると、俺は改めて思った。


 いい仲間に恵まれたな、と。


 準備が整い、翌朝、俺たちは出発した。


 王国が用意してくれた大型の馬車には、六人全員が余裕を持って座れる。荷物も十分に積めて、長旅にも耐えられる造りになっていた。


 馬車が街を出ると、広大な草原が広がっていた。


「綺麗...」


 ミーナが、窓から外を眺めながら感嘆の声を上げる。


 青い空、緑の草原、そして遠くに見える山々。その光景は、まるで一枚の絵画のようだった。


「これから、あの山の向こうへ行くのね」


 シャルロットが、地図を見ながら呟く。


「ああ。ノヴァテラは、山を越えた先にある」


「どんな場所なんだろう?」


 ミーナが、わくわくした表情で尋ねる。


「分からない。だが、自然は豊かだと聞いている」


「魔物も多いって話だけどな」


 クレアが、少し心配そうに言う。


「大丈夫。レンがいれば、どんな魔物も倒せる」


 リリエルが、冷静に答える。


「まあ、魔物くらいなら何とかなるさ」


 俺は、軽く笑った。


 馬車は、順調に進んでいく。


 道中、いくつかの街や村を通り過ぎた。人々が手を振ってくれて、俺たちも手を振り返す。どこも平和で、活気に満ちていた。


 夜は、街道沿いの宿で休んだ。食事をしながら、みんなで明日への期待を語り合う。


「明日の夕方には、着くかな」


「ああ。楽しみだな」


 クレアが、嬉しそうに笑う。


「私も、早く新しい土地を見たい」


 リリエルも、珍しく期待に満ちた表情を浮かべている。


 二日目の旅も、順調だった。


 山道に差し掛かると、景色が一変した。深い森が広がり、木々の間を抜ける風が心地よい。鳥のさえずりが聞こえ、時々小動物が姿を見せる。


「自然が豊かね」


 シャルロットが、窓から外を眺める。


「ああ。これなら、農業もできそうだ」


 レイラが、商人らしい視点で分析する。


「水源もあれば、完璧なんだけどな」


「地図によると、川が流れているらしい」


「それは好都合だ」


 山を越えると、徐々に平原が広がってきた。


 そして、三日目の午後——


「見えた!」


 ミーナが、指を差す。


 その先には、小さな村が見えた。


 木造の家が十数軒ほど並んでいて、中央には小さな広場がある。人々が、畑仕事をしている姿が見える。


「あれが...ノヴァテラの村か」


 クレアが、呟く。


 馬車が、村の入口に到着した。


 俺たちが降りると、村人たちが不思議そうにこちらを見ている。


「...誰だ?」


「見たことない顔だな」


「立派な馬車だ。貴族か?」


 村人たちが、ひそひそと囁き合っている。


 その時、一人の老人が前に出てきた。


 白い髭を蓄え、杖をついている。村の長老だろうか。


「お客人か? こんな辺境に、珍しい」


「初めまして。私は、レン・タカミと申します」


「レン...? もしや、新しい領主様か?」


 老人の目が、驚いたように見開かれる。


「はい。王国から、この地を治めるよう命じられました」


「...そうか」


 老人は、複雑そうな表情を浮かべた。


「実は、前の領主様は...魔物に襲われて亡くなられた」


「...」


 俺は、言葉を失った。


「それから、この村は領主不在のまま。我々だけで、何とか生き延びてきた」


 老人の声には、疲労と諦めが滲んでいた。


「魔物が多くて、畑も満足に耕せない。若者は、街へ出て行ってしまった。残ったのは、年寄りと子供だけだ」


 周囲を見回すと、確かに若者の姿が少ない。老人と、数人の子供たちが、不安そうにこちらを見ている。


「...分かりました」


 俺は、老人に向き直った。


「これから、この土地を発展させます。魔物は、俺が倒します。畑も、もっと広く耕せるようにします」


「本当か...?」


 老人の目に、わずかに希望の光が宿る。


「約束します」


 俺が力強く言うと、老人は少しだけ笑顔を見せた。


「...ありがとう、領主様。我々も、できる限り協力します」


 村人たちも、ざわめき始めた。


「本当に、魔物を倒してくれるのか?」


「信じていいのか?」


 不安と期待が入り混じった声が、聞こえてくる。


「まずは、拠点を作りましょう」


 俺は、クレアたちを見た。


「村の外れに、屋敷を建てる」


「屋敷? だが、材木も職人も...」


 老人が、困惑したように言う。


「大丈夫です。俺に任せてください」


 俺は、村の外れにある空き地へと向かった。


 広い平地で、屋敷を建てるには十分な広さがある。


「みんな、少し離れてて」


 クレアたちと村人たちを下がらせてから、俺は創造魔法を発動した。


「【クリエイト】」


 魔力が、空間に広がっていく。そして、その魔力が形を成していく。


 地面から、石造りの基礎が現れた。次に、壁が立ち上がり、屋根が形成されていく。窓が取り付けられ、扉が設置される。


 わずか数分で、立派な二階建ての屋敷が完成した。


「な...!?」


「魔法で...家が...!?」


 村人たちが、信じられないという表情で屋敷を見つめている。


「これが...創造魔法...」


 老人も、杖を落としそうになっている。


「中も、ちゃんと作ってあります」


 俺は、扉を開けた。


 中には、リビング、キッチン、寝室、浴室、全てが揃っている。家具も、必要最低限のものは揃えておいた。


「凄い...本物だ...」


 ミーナが、目を輝かせながら中を見回る。


「これなら、すぐに生活できるな」


 クレアも、満足そうに頷く。


「魔法で、家を作れるなんて...レン、あなたは本当に...」


 シャルロットが、感動したように呟く。


「商売道具も、ちゃんと置けそうだ」


 レイラも、嬉しそうに笑う。


「研究室にできる部屋もある。完璧だ」


 リリエルも、珍しく興奮している。


 村人たちは、呆然と屋敷を見つめている。


「領主様...本当に、凄いお方だ...」


 老人が、感動したように涙を流している。


「これで、安心して暮らせる...」


 村人たちも、希望に満ちた表情を浮かべている。


 その夜、俺たちは新しい屋敷で最初の夜を過ごした。


 リビングには、暖炉が設置されている。薪に火をつけると、温かい炎が部屋を照らした。


 五人は、暖炉の周りに座っている。


「ここが、俺たちの新しい家だ」


 俺が言うと、みんなが頷いた。


「これから、この地を発展させていこう」


「ああ」


 クレアが、力強く答える。


「私は、お前と共にこの地を守る。騎士団を作って、魔物から村を守る」


「頼りにしてるよ」


「私は、魔法研究所を作りたい」


 リリエルが、静かに言う。


「この地には、まだ発見されていない魔法素材があるかもしれない。それを研究して、魔法の発展に貢献したい」


「いいアイデアだ」


「わたし、畑を作る!」


 ミーナが、元気よく言う。


「みんなが美味しいって言ってくれる野菜を、いっぱい育てたい!」


「ミーナの野菜、楽しみだな」


「私は、美しい街を作りたい」


 シャルロットが、真剣な表情で言う。


「貴族の街のような、綺麗で整った街。でも、誰もが平等に暮らせる街」


「素敵な夢だな」


「あたしは、商業を発展させる」


 レイラが、自信満々に言う。


「交易路を作って、この地を商業の拠点にする。そうすれば、人も金も集まる」


「レイラなら、きっとできるよ」


「任せな」


 五人が、それぞれの夢を語る。


 その目は、希望に満ちていて、まるで星のように輝いていた。


「みんな...」


 俺は、五人を見つめた。


「ありがとう。俺、みんなと一緒に、理想の国を作りたい」


「私たちも、同じ気持ちよ」


 シャルロットが、微笑む。


「あんたがいるから、あたしたちはここにいるんだ」


 レイラも、優しく笑う。


「俺、本当に幸せだ」


 俺が言うと、五人が嬉しそうに笑った。


 クレアが、俺の手を握る。


「お前がいれば、どんな困難も乗り越えられる」


 リリエルも、俺の手を握る。


「私も、お前と共に歩みたい」


 ミーナ、シャルロット、レイラも、俺の周りに集まってくる。


「みんな...」


 俺は、五人を抱きしめた。


 温かい。柔らかい。そして、何より愛おしい。


「これから、大変なこともあるだろう」


「でも、大丈夫」


 クレアが、力強く言う。


「私たちは、家族だから」


「家族...」


 その言葉を聞いて、俺の胸が温かくなった。


「ああ。俺たちは、家族だ」


 五人が、幸せそうに微笑む。


 その笑顔は、まるで花のように美しく、俺の心を満たしてくれた。


 暖炉の炎が、優しく揺れている。


 外では、風が木々を揺らす音が聞こえる。


 静かで、穏やかな夜だった。


 翌朝、俺は朝日と共に目を覚ました。


 窓から差し込む光が、部屋を明るく照らしている。


 起き上がってリビングへ行くと、既にクレアたちが準備を始めていた。


「おはよう、レン」


「おはよう」


「今日から、開拓を始めるぞ」


 クレアが、張り切った様子で言う。


「ああ。まずは、村の周りの魔物を倒そう」


「了解」


 俺たちは、外に出た。


 朝の空気は、清々しい。太陽が、東の空から昇ってきている。


 村人たちも、既に起きていて、畑仕事の準備をしている。


「領主様、おはようございます!」


 老人が、元気よく挨拶してくる。


「おはようございます」


「今日は、何をなさるのですか?」


「魔物退治です。村の周りを、安全にします」


「本当ですか!? ありがとうございます!」


 老人は、感動したように頭を下げた。


 俺たちは、村の周辺を歩き始めた。


 森の中には、確かに魔物の気配がある。


「レン、あそこだ」


 クレアが、前方を指差す。


 そこには、オークが三体いた。


「よし、やるぞ」


 俺たちは、魔物に向かって突進した。


 戦闘は、あっという間に終わった。


 オークたちは、俺の魔法とクレアの剣によって、瞬く間に倒された。


「強い...」


 村人たちが、遠くから見ていて、驚いたように呟いている。


「領主様、本当に強い...」


 その後も、俺たちは次々と魔物を倒していった。


 ゴブリン、ウルフ、オーガ。どれも、俺たちにとっては敵ではなかった。


 昼過ぎには、村の周辺から魔物の気配が完全に消えた。


「これで、しばらくは安全だな」


「ああ。これで、村人たちも安心して畑仕事ができる」


 村に戻ると、村人たちが歓声を上げて出迎えてくれた。


「領主様、ありがとうございます!」


「これで、安心して暮らせます!」


 老人も、涙を流しながら感謝の言葉を述べてくれた。


「領主様...本当に、ありがとうございます...」


「いえ。これから、もっとこの地を良くしていきます」


 俺が言うと、村人たちは希望に満ちた表情を浮かべた。


 屋敷に戻ると、五人が待っていた。


「お疲れ様、レン」


 クレアが、水を差し出してくれる。


「ありがとう」


 俺は、一気に飲み干した。


「これから、どうする?」


「明日からは、本格的に開拓を始める」


 俺は、五人を見回した。


「畑を作り、道を整備し、家を建てる。そして、いずれは街にする」


「大きな夢ね」


 シャルロットが、微笑む。


「ああ。でも、みんなとならできる」


「当然だ」


 レイラが、自信満々に言う。


「さあ、始めよう」


 俺は、立ち上がった。


「俺たちの、国づくりを」


 五人が、立ち上がって頷く。


「ああ!」


 その声は、力強く、希望に満ちていた。


 新しい生活が、今始まった。


 これから、どんな国ができるのか。


 それは、まだ誰にも分からない。


 だが、一つだけ確かなことがある。


 俺たちは、必ず理想の国を作る。


 そう、心に誓った。


読んで下さりありがとうございました!

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