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[注目度ランキング75位]異世界転生したらチート能力で最強になって、気づいたら美女たちに囲まれて国まで作ってた件  作者: 自ら(Youtubeで朗読ver投稿中‼️)
第3章 - ツンデレ令嬢と敏腕商人

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第17話:王からの召喚と領地授与

 レイラが屋敷の一員のように馴染んでから一週間ほど経ったある日、屋敷に正式な使者が訪れた。


 白い制服に身を包んだ王国騎士団の一員が、膝をついて俺の前に跪く。その姿勢は完璧で、まるで彫像のような荘厳さを纏っていた。


「レン・タカミ殿、国王陛下が拝謁を求めておられます」


 使者の声は、厳かで、どこか緊張感を帯びていた。


「国王陛下が...?」


 俺は、少し驚いた。国王に直接呼ばれるなんて、一体何事だろうか。


「はい。明日、王城へお越しいただきたいとのことです」


「分かりました。必ず参ります」


「ありがとうございます」


 使者は、深々と頭を下げてから立ち去った。


 俺は、すぐにクレアたちを集めた。


「国王陛下から召喚された」


「国王陛下から!?」


 クレアが、驚いたように目を見開く。


「一体、何の用だ?」


「分からない。だが、明日王城に行かないといけない」


「私も行く」


 クレアが、即座に答える。


「私も」


 リリエルも続く。


「わたしも!」


 ミーナも元気よく手を挙げる。


「私も、ご一緒します」


 シャルロットも、貴族らしい落ち着いた口調で言う。


「あたしも行くよ。相棒が国王に会うなんて、見逃せないからね」


 レイラも、いたずらっぽく笑う。


「みんな...ありがとう」


 俺は、五人の顔を見回した。それぞれが、違う個性を持っているが、みんな俺を支えてくれている。その存在が、何よりも心強かった。


 翌日、俺たちは王城へと向かった。


 王城は、街の中心から少し離れた丘の上に聳え立っている。白い石造りの巨大な建物で、まるで天に届かんばかりの高さだ。四隅には塔が立ち、王国旗が風に翻っている。その威容は、まさに王国の象徴と呼ぶに相応しいものだった。


 城門をくぐると、広大な中庭が広がっている。美しく整えられた庭園には、色とりどりの花が咲き誇り、噴水の水音が心地よく響いていた。


「立派な城だな...」


 クレアが、感嘆の声を上げる。


「ああ。さすがは王城だ」


 俺たちは、案内の騎士に導かれて、城の中へと入った。


 内部は、外観以上に豪華だった。廊下の壁には、歴代の国王の肖像画や、王国の歴史を描いた絵画が並んでいる。床には深紅の絨毯が敷かれ、天井には黄金の装飾が施されている。まるで美術館のような荘厳さだった。


 やがて、俺たちは大広間——玉座の間へと案内された。


 扉が開くと、そこには想像以上に広大な空間が広がっていた。天井は高く、ステンドグラスから差し込む光が、幻想的な雰囲気を作り出している。部屋の奥には、一段高くなった場所に玉座が置かれていた。


 そして、その玉座には——


 国王が座っていた。


 五十代半ばくらいの男性で、立派な王冠を被り、深い青のマントを纏っている。その存在感は圧倒的で、まるで一国を統べる者としての風格が、全身から溢れ出ているようだった。


「レン・タカミ、参上いたしました」


 俺は、膝をついて頭を下げた。クレアたちも、それに続く。


「面を上げよ」


 国王の声は、深く、威厳に満ちていた。


 俺たちは、顔を上げた。


 国王は、穏やかな笑みを浮かべている。


「レンよ、よくぞ参った」


「恐れ多いことでございます」


「堅苦しくせずともよい。そなたは、我が国の恩人だ」


 国王は、玉座から立ち上がった。そして、ゆっくりと階段を降りてくる。


「そなたは、我が国を何度も救ってくれた」


 国王は、俺の前に立った。


「魔物の襲撃から街を守り、遺跡の調査を成功させ、そして王都での魔物襲撃でも民を守ってくれた」


「いえ、当然のことをしただけです」


「謙虚だな。だが、その功績は誰もが認めるところだ」


 国王は、俺の肩に手を置いた。


「レン・タカミ。そなたに、男爵の爵位を授ける」


「...!」


 俺は、驚いて国王を見た。


「そして、辺境の領地を与えよう」


 国王の言葉に、周囲にいた大臣たちがざわめいた。


「陛下、辺境の領地は...」


 一人の大臣が、不安そうに口を開く。


「分かっている」


 国王は、大臣を制した。


「レン殿、正直に申し上げよう。その領地は、未開拓の地だ」


 国王の表情が、少し真剣になる。


「魔物も多く、開拓は困難を極めるだろう。だが、そなたならできると信じている」


「陛下...」


「そなたには、力がある。そして、何より、人を惹きつける魅力がある」


 国王は、クレアたちを見た。


「その証拠に、これほど優秀な仲間たちが、そなたについてきている」


 クレアたちは、少し照れくさそうに視線を逸らした。


「レン殿、その地を治め、発展させてほしい。そして、いずれは王国の要となってほしい」


 国王の言葉には、期待と信頼が込められていた。


「...分かりました」


 俺は、深く頭を下げた。


「必ず、素晴らしい土地にしてみせます」


「頼もしい。期待しているぞ」


 国王は、満足そうに頷いた。


 そして、執事が持ってきた箱を開ける。中には、立派な剣と、男爵の紋章が刻まれた指輪が入っていた。


「この剣と指輪を授ける。男爵レン・タカミとして、この国に忠誠を誓うか?」


「誓います」


 俺は、剣と指輪を受け取った。


 剣は、想像以上に重かった。だが、その重さは、責任の重さでもあるのだと感じた。


「では、ここに宣言する。レン・タカミを、男爵に叙任し、辺境の地『ノヴァテラ』を領地として与える!」


 国王の宣言に、周囲の騎士たちが剣を掲げる。


「万歳! 万歳! 万歳!」


 三唱が、広間に響き渡った。


 儀式が終わると、俺たちは別室へと案内された。


 そこには、地図と書類が用意されていた。


「これが、ノヴァテラの地図です」


 大臣が、地図を広げる。


 領地は、王都から北東に三日ほどの場所にあるようだ。森と平原が広がり、小さな川が流れている。だが、周辺には魔物の巣と思われる場所がいくつも印されていた。


「現在、この地には小さな村が一つだけあります。人口は百人ほど」


「百人...」


「はい。魔物が多いため、人が住みつくのが難しいのです」


 大臣の説明を聞きながら、俺は地図を見つめた。


 確かに、開拓は容易ではないだろう。だが、不可能ではない。


「これから、どんどん発展させていきます」


「その意気です。陛下も期待しておられます」


 大臣は、満足そうに頷いた。


 王城を出ると、既に夕暮れ時だった。


 五人は、俺を囲むように立っている。


「領主か...お前にぴったりだな」


 クレアが、嬉しそうに笑う。


「私は、お前と共にこの地を守る。騎士団長として」


「頼りにしてるよ、クレア」


「新しい土地...楽しみだ」


 リリエルが、地図を見ながら呟く。


「魔法研究所を作りたい。未開拓の地には、まだ発見されていない魔法素材があるかもしれない」


「いいアイデアだ」


「レンおにいちゃん、すごい!」


 ミーナが、嬉しそうに飛び跳ねる。


「わたし、お手伝いがんばる! 畑とか、作りたい!」


「ミーナなら、きっと素敵な畑ができるよ」


 シャルロットは、少し真剣な表情で言う。


「私、領地経営を手伝うわ。貴族としての知識を活かして、効率的な統治をしましょう」


「ありがとう、シャルロット。頼りにしてる」


 レイラは、腕を組みながら笑う。


「商売のチャンスだね、相棒。未開拓の地なら、商業を発展させる余地がたくさんある」


「レイラの商才に期待してるよ」


「任せな」


 五人は、それぞれの想いを語る。その目は、希望に満ちていた。


「みんな、ありがとう」


 俺は、五人を見つめた。


「これから、大変なことになると思う。でも、みんなと一緒なら、乗り越えられる」


「当然だ」


 クレアが、力強く頷く。


「私たちは、家族だからな」


「家族...」


 その言葉を聞いて、俺の胸が温かくなった。


「ああ。俺たちは、家族だ」


 五人が、嬉しそうに微笑む。


「じゃあ、準備を始めよう。明後日には、領地へ出発する」


「了解!」


 五人が、一斉に答えた。


 屋敷への帰り道、俺は空を見上げた。


 星が、綺麗に輝いている。


 新しい生活が、始まろうとしていた。


 領地を治め、発展させる。そして、いずれは王国の要となる。


 大きな責任だが、五人がいれば大丈夫だ。


 俺は、そう確信していた。


 そして——その確信は、決して間違っていないと、後に証明されることになる。

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