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【プロットタイプ】アマチュアのまま

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

書いてたら分かるって、そこまで自惚れてないって。

なんて言いそうだな。

若かりし頃の全能感、万能感というのは計り知れないものである。ちょっと頑張っただけで注目して貰えるとか、何もしなくても有名になれるとか。其れはある意味、甘さから来る傲慢性と言えるかも知れない。

けれども何れ気づく事になる。栄光の輝きなどなく、あるのは陳腐な日常なのだと。


小学生から高校に入学するまでの間、ひたすら執筆を続けていた。休む事も勿論あったけれど、一週間も連続で休んだ事はほぼない。

そうして気付いたのだ。自分はプロにはなれないのだと。才能も技能も遠く及ばないのと。


今日も今日とてせっせと物を書いていると、同期からこんな事を聞かれた。

「君は毎日部活に来て、何かしら執筆を続けているけれども、筆を折った事はあるの?」

「……ない……かな。少なくとも一週間も間を開けて書かなかった事はない」

部活がない時も少ない文字数ながら何かしら書いている。ジャンルは問わず、思い付くままに。浮かばないのならば絞り出して。必ず何かしら書いている。

すると彼女は僅かに顔を綻ばせて、ただしっとりと笑った。

「夢はやっぱり作家?」

「それは無い」

彼女の言葉が言い終わる前に、私は断言した。それだけは全て聞き取る間でもなく、分かり合え切った回答であったから。

ネット小説も読んだ。ラノベも読んだ。一般文芸も読んだ。けれども自分の小説はどれにも属さない中途半端なものだ。ネット小説やラノベ程軽くはなく、一般文芸ほど重くは無い。

どれだけ文章が綺麗だと賞賛されても、この中途半端さが拭い切れない限り、作家になれない。

ならば振り切れれば良いと思われるかも知れないが、其れが出来ない。頭では分かっていても、書くことが出来ないのだ。

「私はずっと中途半端。永遠にアマチュアのまま」

何処まで頑張っても才能がない。天才にはなれない。もしかしたら秀才にさえなれないのかも知れない。其れは若き日の傲慢さが潰えた時からの分かりきった事だ。

「そう……」

彼女は仄暗くそう言って、瞼を閉ざした。まるで私の過去に黙祷を捧げる様に。

短編は『出来るだけ』裏設定とか、本篇の零れ話的なものを書いていきたいなと。

また変わるかもしれないので、今の方向性として。


過去編の二段階目のプロットは出来たんですよ。

じゃあとは深掘り〜って感じです。


まぁ、こうして延々と描き続けてはいます。

けれどもネット小説受賞作品、ランキング上位作品、ラノベ、一般文芸部と自分の作品を照らし合わせると、まぁプロにはなれないと実感します。


衝撃を受けて打ちひしがれる。というよりも、しっとりと落ちていく感じ。

綺麗な文章を意識してる分、ネット小説の中では綺麗かも知れない。

けれども一般文芸と戦えるかと言われたらまぁ無理。そこまで完成されてない。


ラブコメの様な軽さが苦手故に、ネット小説方面には傾かず。

しっとり重たい人間模様を、文庫本で配列乱さず書けるかと言われればそれも無理。

非常に中途半端。

だから何者にもなれないんだろうな。

というのが感想。


お兄さん、一回闇堕ちしてるんで、作家になりたいとな言わなさそう。

『どれだけ頑張っても、所詮敵わない。天才は疎か、秀才にさえなれないのかも知れない。

だからプロになる事を夢見ること自体、非常に烏滸がましい』って。


作者、作中の誰か一人は一回闇堕ちさせる癖があるんですよ。

あ、心を折るってことです。

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