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神が忙しかったらしく、異世界でチートになった  作者: ニーナ
2章 断罪者《ディカステス》の仕事と仲間
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魔法を作りまくろう

今日はカンジュは人化してお出かけ中。うるさいのが居なくなってのんびりとした朝にメムニルが突然言い出した。

「もったいないです!」

「ほへ?」

「何が?」

「ほら、なんでお二人は創造(ディミア)を持ってるわけですよね?知らないかもですけど、創造(ディミア)って頭を柔らかくしたら使い方が無限にある最強の属性とされているんですよ。使わなくっちゃもったいないじゃないですか。」

あー、確かに。創造(ディミア)全然使ってないわ。


「即死能力とか作れないっかなぁー」

即死能力か。俺は目を瞑る。

「あ、作れる。ただ、威力が書かれてない。」

『それ、絶対作っちゃダメ!』

「え?」


「威力が書かれてないのは、俗に『ガチャ魔法』って呼べれている魔法で、0.00001%の確率で獲得でき、99. 99999%の確率で死に至る。」

「これを知らずに作ろうとして死ぬ人や、0. 00001%でも可能性があるのならと作って死ぬ人がいるんですよ。成功した例は聞いたことありませんけどね。」

な、なるほど。気をつけなければ。


「即死能力はムリとして、他は何がある?」

「透明になれたらかっこいい!」

「並列意思とか分身があったら毎日楽しそ」

五感喪失(ペンタ)もあるんだし、五感過敏みたいなのがあってもいいんじゃないでしょうか?」

「その3つ作れるよ!」

「メムニルだけが創造(ディミア)で作ったのを使えないってのは不便だし、能力コピー&能力付与とかがあったら便利かも」

「あー、それは作れないな」

「鑑定とかって異世界転生ものの定番だよねー」

「ない」


気配抑止(クリアサイン) 威力1 消費mp 20

透明人間になり、気配を抑える。自身にのみ使用可能。


並列意思パラレルインテンション威力3 消費mp100

脳内に並列意思を作り、同時に考え事ができる。また、分身に並列意思を植え付けることも可能。自身にのみ使用可能。


分身(コピー) 威力1 消費mp80

分身を作り出せる。本体が命令すれば動かすことも可能だが、意識を消耗するため、自身も動きながら動かすのは困難なため並列意思パラレルインテンションと併用することを推奨。魔力チップに合わせて分身の強さが変わる。自身にのみ使用可能。


五感過敏(ハイセンス) 威力1 消費mp 40

30分間、五感を研ぎ澄ませられる。しかし、その後10分は五感が鈍感になる。他人にも使用可能。



これを5日に分けて全部作った。闇玉(スコタデ)を使う裏ワザはニーシュに「自然破壊になるのでなるべくやめていただくとありがたいです」と言われたので無闇には使えないからな。

「成功だね。さて、並列意思パラレルインテンションでも使おっかな〜。1番面白そうだし。」

俺も使ってみよう。

並列意思パラレルインテンション


やあ、俺。並列意思1号だよーん。


……この意思消そうかな。


あー、ダメダメ、消さないでぇ!大体、俺の中に俺みたいな思考があったんだよ〜?その部分だけ切り取られて俺が出来たってわーけ。


げ。俺にそんな思考があったのか。マジでショック。


まぁそんな落ち込むことないってー。それにしても俺っていう第一人称気に入らないなぁ。俺俺ってどっちのことかわからなくなるしー?ってことで俺は今日から第一人称おいどんで。


……


ちょ、おいおい。つっこんでよ。イタイ奴みたいじゃん。


イタイ奴ではないと?


もう、俺は頭が硬いなぁ。もっとボクみたいに頭を柔らかくすればいいのに。



一人称はボクに決まったらしい。並列意思1号(コイツ)はほっといて、2号作ってみよう


2号?


吾輩は並列意思2号である。名前はまだない。お主が「俺」であるな?


……なぜこんなに癖の強い奴が来るんだよ。


それはお主にこのような思考があるからである。


それはさっき聞いた。


1号にか。あいつは、ちと苦手だ。あのような軽いノリは好まぬ。


はーい、じゃあ2号、この分身に入ってみて。

分身(コピー)

目の前に俺が現れる。


「入れたぞ。」

「よし、成功。ステータスって見れないのかな」


クルトの分身 29歳 男 生命力1000/1000 魔力 5万/5万

・基本属性

 火属性

 水属性


・他属性

 創属性

 状態属性


・特別能力

 本体が死なない限り生き返る


おお、見れた。本体は分身のステータスもみれるのか。ふむ。本体よりステータスが下がってる。

「じゃあ今度はこれに状態異常かけれる?」

もう一体分身を作り、そこに並列意思1号を入れる。

「わー、体だぁ。あれ、でもなんでボクも呼ばれt……ギャアアアアッ!」

2号が麻痺パラリーシをかけ、1号が倒れ込む。

「いたいよぉ〜。」

1号は指先や足をピクピクと動かす。


「うーむ、喋れていたり、少しだが手足を動かせるところから、本物より威力が弱いとみた。」

魔法の威力も半減か。


俺ひど〜い!!ボクを実験台にしたなんてぇ!


1号は放っておいて、ミネルも並列意思とある程度会話出来たらしい。

「ミネルは並列意思どうだった?癖強かった?」

「ん?ぜーんぜん。私と全くおんなじだったよ〜。」


きっとミネルは裏の顔とかなしに純粋に生きてきたんだねぇ〜。


1号が言ってくる。

「俺は変な裏の顔だらけってことかよ……」

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