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私が最後の人類です。  作者: 木目 ひとみ
第0部 現実編
1/2

人生、終わりました。

 初めまして!木目ひとみ(♂)です。初めての作品なので温かい目で見ていただけると幸いです。

展開予想しないでほしい....(小声)


 2033年人類は総人口100億を突破していた。食べるもの、住む場所などをめぐっての争いも過激なものになっていた。そんな最中突如として人類は2分の1に減少した。それはあまりにも突然で衝撃的過ぎた。これはそんな世界の物語


「今日も目覚めが悪い…」


 ここ最近、どうも1日8時間睡眠をとっているのに疲労感が取れない。そんな毎日を過ごしている。


(わたる)ーごはんよー?」


「わかった、今いくよ」


「早くしてねー朝ごはん冷めちゃうから」


「はーい」



「母さんおはよう」


「おはよう」


我が家ではご飯は一緒に食べることが決まりとしてある。以前に一人で朝ご飯を食べていたら怒られるくらいには厳しい。


「今日も100人くらい涙血病でなくなったらしいわよ。」


「ここ最近少なかったのにね。」


 そう、この涙血病(るいけつびょう)こそ2033年に大量に人が亡くなってしまった原因だ。発生当時、亡くなった方には特に外傷など死に至らしめるよな原因はなくただ1つ、泣いているように血を流していることから名づけられた。しかし病名こそあれど、原因や対処法はわかっていない。なぜなら兆候はあれどすぐ息絶えてしまうから。


「争いがなくなったことはいいことだけど、それでも人が亡くなるのは悲しいね。」


「そうね。本当に悲しいことね。早く治し方が見つかるといいのだけど。」


「…本当にね。ごちそうさまでした。おいしかったです。」


「お粗末さま。」


ピーンポーン


「おはよーっす。迎えに来てやったぜ!」


「あら榊原君朝からありがとう。」


「あっ…お母さん…おはようございます…」


「うふふ元気なのはいいことね。航ー?榊原君来たわよー?」


「はーい」


今の元気な奴は榊原勇人(さかきばらゆうと)名前の通り勇ましい奴だ。


「それじゃあ行ってきます。」


「はい。いってらっしゃい。」



「おはよう。榊原君。」


「おう。おはよう…じゃねぇよ!なんで渡辺が出ないんだよ!恥ずかしかったじゃねえか!」


いまさらになるが、僕の名前渡辺航(わたなべ わたる)


「まあまあ、そんなこといいじゃないか榊原君。」


「いや、よくねぇよ!」


「それじゃあ学校に行こう!」


「あっおい待て!勢いで流そうとすんじゃねえ!」


 半ば毎日のルーティンと化しているこの光景。こんな日常が僕は大好きだ



しばらく走ったり歩いたりしていると学校の正門が見えてきた


「おはようございます。渡辺君…それにえーっと失礼。あなた誰かしら?」


「毎日挨拶してるだろ!榊原だ!」


「思い出したわ。さきいかくん。」


「いやちげぇから!」


「おはよう。今日も仲いいね。三島さん」


「「仲良くない!!!」」


 榊原君をいじっている彼女は三島彩香。風紀委員だ。いつも榊原君と言い争っているせいで、全校生徒から痴話喧嘩だと思われており二人して否定している。


「2人とももう予鈴が鳴っているけどいかなくていいの?」


「うげ、マジじゃん。早くいくぞ渡辺!」


「この馬鹿の相手するといっつもこうだからほんと大変。」


「誰が馬鹿だ誰が!」


「あらごめんなさい。サルには人間の言葉は難しかったのね。」


「やるか?」


「あら本気?」


「はぁ…先行ってるよ2人とも…」


「おう、先行ってろ。待たせて悪かったな」


「ええ、癪だけどそれには同意見だわ。ごめんなさいね渡辺君。」


「じゃあ、授業には遅刻しないようにね。」


「「ああ(ええ)」」


「じゃあごゆっくり」


そう言って校舎に向かっていると後ろから言い合いが聞こえてくる。いつも通りの日常。僕は本当にここが大好きだ。


 今日も1日学校を楽しく過ごせた。僕のクラスはみんな愉快な人たちばかりで楽しい。なぜか僕のクラスはみんな仲がいい。イジメもないしハブかれることもない。本当に居心地がいい。


 でも、そんな日常も今日まで。誰にも、家族にも伝えてないが、僕には涙血病の兆候がでている。こっそり内科に行ったところ、持って2日と言われた。あっさりと僕の人生の終わりを告げられた。しかしなぜかひどく落ち着いていたことを覚えている。

 ほうに温かいものが流れてきた。触れてみると、とても暖かく粘り気のある液体だっだ。


「ああついに時間が来ちゃったか…親孝行できなかったなぁ…悔しいなぁ。」


涙が止まらない。2つの涙が止まらない。


「せめて…人目につかないところに…行こ…う」


ああ、もう視野が狭くなってきた。あと少しあと少しで路地に入れる。


その時、自分の知らない記憶が流れ込んできた。


『あなたが渡辺航さんですか?初めまして私は…』  『あと少しでレベルアップです!』  『レベル上がりましたね!おめでとうございます!』  『私もいいんですか?ごちそうさまです!』  『結婚ですか?!…ありがとうございます!私もあなたが大好きです!』  


「なんだこれ…?誰なんだ…?」 


「ようやく思い出してくれたんですね。渡辺航さん。」


「君は…誰なんだ…?」


「私は…そうですね。血涙病研究の第一人者ってことだけ教えてあげます。」


「それ…なら…助け…て……」


そこから先は聞いてはいないただ断片的に聞こえたことがある


「わか まし 。 は尽く  みま ょう。ただし  なるか知  せんからね?渡 航い 、 切 大  あ  (モル   )さ ?」


こうして僕の人生はその短い人生に幕を閉じた。





はずだった













そう簡単に終わらせるわけないじゃないですか?











 暗い暗い闇の中、まばゆいばかりの光が目に入る。自分の意識があることに驚きながらもゆっくりと目をさます。


「ここは…?死んだはずじゃ…?」


「おはようございます。渡辺航さん。」


声のする方に目を向けるとそこには見たことのないような綺麗な女性がいた。

とても綺麗な虹色の瞳。目を合わせるとどこか懐かしい感じに襲われる。


「女性をじろじろ見つめるのはあまり良いことではありませんよ?」


「あっ…すみません。綺麗な瞳をしているのでつい…」


「うふふ、ありがとうございます。さて、あなたの置かれている状況についてお話ししたいと思うのですが、お話しても大丈夫ですか?」


「はい。お願いします。気になっていたので。」


「わかりました。では説明いたしますね?まずあなたは涙血病によって帰宅途中に倒れたことは覚えていますか?」


「倒れたことは覚えているのですが、何かあったんですが思い出せないんですよね。」


「ふむふむ。忘れているということは、あまりたいしたことではないのでしょう。話を進めさせていただきますね?」


「端的に言うと、あなたは現実世界からこちらの世界に来ていただきました。」


「はあ…?それはなぜでしょう。」


「実は涙血病は私たちのミスで現実に広まってしまった病気なのです。ですので涙血病で亡くなった方には基本的にこちらに世界に来ていただいているのです。」


「基本的に亡くなってらこちらの世界に来ていただいているのですが。あなたは特例なんですよ?偶然今にも絶命しかけているあなたを見つけたのでこちらに来てもらいました!」


「……何点かお聞きしたいんですがいいですか?」


「はい。時間が許す限り、何なりとお聞きください?」


(時間?何の時間だ…?制限時間のようなものがあるのか…?)


「まず第一に、涙血病とは何なんですか?」


「詳しくはお教えできないのですが、少しだけ。実は地球の全員がすでに罹患しています。」


(今この女はなんて言った…?人類全員が罹患だって?そんなバカなことがあるわけないだろ!)


「じゃあなんで、今の今まで生きている人がいるんですか?!しかもなぜ死ぬ直前にならないとそのことがわかんないんですか?!」


「落ち着いてください。一つ一つお答えしますね?まず今まで生きている人がいるのはある条件を満たしていないから。次に発見できないのは、涙血病が条件を満たすと活性化します。その状態でない限り人と同化しているからです。」


「…納得できないけど理解はしました…」


「理解していただきありがとうございます!ですのでその保障というか償いとしてコッチの世界に来ていただいているのです。」


 この女性が最後までそう話すと、どこからともなく鐘の音が聞こえてきた


「この音はなんですか?」


「この音はですね、あなたが現実世界ではないどこか別の世界に転移する合図です!」


「どういうことですか?」


「異世界転移ってご存じですか?別の世界に飛ばされるあれです。」


「このあとあなたには剣と魔法が存在する世界に行っていただきます。」


「具体的には…?」


「んんーとそうですね。現実世界でいうところのRPGゲームみたいな感じです!そこであなたには魔王を倒す勇者として転移していただきます!」


「勇者ですか?そんなに運動とかできないですけど…」


「大丈夫です!どんなことがあっても私がついているので!」


「はぁ…わかりました。魔王倒せばいいんですね?」


「はい!そうです!」


「わかりました。二度目の人生ありがとうございます。お世話になりました。」


「はい!楽しんでくださいね!あちらについたら【ステータス】と唱えてください!それじゃあいってらっしゃい!」


 その声を最後に白い光が体中を覆っていった。少し腑に落ちない点もあるが、せっかくの新しい人生だ。楽しもう!













 小説書くのムズ過ぎワロエナイ...

一応結末や設定等はあるのですが、何分下書きがないもので....遅筆になります。

アドバイスや感想等お待ちしてます!

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