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四月二十四日テーゼ
ロシア革命っぽいです。では、どうぞ
そして、演説会での錬の番が回ってきた。彼は歴史に残る大演説をぶちまかした。
「えー、集まった皆さんに、まずは問いたいことがあります。この学校の問題とは何でしょうか?学費の不正徴収、体罰です。このような問題は校長、理事長が対応すべき問題でありますが、対応しない。役人はというと、これもダメです。この学校は、ナショナリズム的教育をしているので、役人も目をつむっているのです。この学校の統治を、彼らに任せられるでしょうか?いいえ、出来ません。ならば我々のことは我々が一番知っているのですから、我々がこの学校を自治するのが筋というものでしょう。すべての権力を生徒会に!そして校長と理事長の専制を打倒しようじゃありませんか。私が生徒会長になったあかつきには、この学校の環境を数倍良くしましょう。以上です」
この学校の歴史では、この演説は四月二十四日テーゼと言われている。
では、また。