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(2-44)トマトが食べたい4-1

よろしくお願いします。

(2―44)トマトが食べたい4ー1


 昨日も、兵士さん達が、裸祭りをしていたので、風呂は未だ完成していないのかと思ってたけど、実は完成していたようだ。建物は出来ているのは判っていたけど、未だ壁の漆喰を乾燥させたりして運用していないのかと思っていた。


 トマトが食べれる事になったので、早速ハッシュに食べて貰おうと思ってハッシュが王城から戻って来た時間にハッシュの所に行ったら、ハッシュが教えてくれた。


 なんで、裸祭りしてるんだ? 大浴場の風呂が出来たんだから、そっちに行けば良いんじゃね? と思う。全く謎だ! 後で兵士さん達に聞かなければ……。


「で、ハッシュ。未だ聞いて無いかもだけど、トマトが食えるモノだって、今日、陛下がお墨付きをしてくれたぞ。食ってみるか? 美味い食べ方も教えてやるぞ」


「食べねぇよ!」


 なんでだよ! 美味いのに。そのくらいチャレンジしろよ!


 だけど、多分食卓に出しても、食べないだろう。無理やり食べさせる訳にはいかない。さてとどうするかな。取り敢えず料理長の所に行く。忙しい時間帯だったけど応じてくれた。仕事の邪魔をしてすいません。それと感謝です。


「料理長。トマトが食べられる食材として、陛下がお墨付きを出しました。未だ情報は広まって無いですけど、今日陛下が仰ってました。新しい食材ですので、是非料理に使って貰えませんか?」


「トマトが? 食べれる? 嘘でしょ?」


 やっぱこう言う反応するんだな。


「本当ですよ。東方ではいつも食べていたんですよ。これ自室の裏で育てたトマトです食べて見せますね」

「マジで?」


 ちゃんと安全なモノだって食べて見せた。料理長はかなり驚いている。


「本当に食べれるんですね……。ナギ様、まだ有りますか?」


「はい、どうぞ」

「では失礼して……」


 料理長は、そのまま食べるのでは無く、二分の一にカットして、先ず中を真剣に見る。


「中も詰まっていて赤いんですな……水分も多そうだ」


 八分の一にして一切れ食べて見た。


「フム……。酸っぱいですが、かなり甘みも有りますな……」


 さすが料理長、新食材をちゃんと口にしてくれた。かなり凄いって思ってしまう。


「軽く塩を振って食べるのも良いですが、生で食べるなら、個人的にはマヨネーズがオススメです。後はヴィネガーと油、塩の何時(いつ)ものドレッシングでも良いですよ」


「フム……。少々お待ちください」


 マヨネーズとドレッシングを、配下の料理人に持って来させて試食した。


「確かに、そのままでも良いですが、マヨネーズやドレッシングとは相性が良いですね……。うん悪く無い、サラダの彩り的にも良いと思われます……。ですがハッシュ様や奥方様には出しても召し上がってくれないかも知れませんな」


 そうだよね。世間に広く知られるまでは、皆んなが口にするのは、ちょっと難しいかなとは思っている。


「ですが、色々と新しい料理の食材として使ってみたいと思います。未だトマトは有りますか?」

「はい、自室の裏には未だ結構生っていますよ。後一ヶ月位でもう一回収穫出来そうです。夏野菜なので夏だけの限定野菜になると思いますけど」


 一ヶ月以上前に、王城へトマトを持って行った時に、ついでに自室の裏にも種を蒔いていた。放置だったけど既に緑色の実が出来始めている。土が良いのか、トマト自身に根性が有るのか良く判らない。でも簡単に育つのは良い事だよね。


 ちゃんと料理長は新しい食材が有れば、新しい料理を考える事が出来る人だ。安心したよ。無理やり知ってる料理を自慢しなくても良いモノが出来るって思う。実際料理長の料理で不満は無いし。あんまり料理長の現場を荒らすのは良く無いって思うしね。


 カッセルブラッド王国にはチーズが有ったんだけど、グランデルグ王国は冬にならないとチーズが手に入らないみたいなんだ。どうもカッセルブラッド王国から輸入しているみたいだ。チーズが有れば簡単にマルゲリータ・ピザが出来るのにね。冬になったら作ってみようと思っても今度はトマトが手に入らないだろうから、グランデルグ王国ではマルゲリータ・ピザは当分先かなと思う。板ガラスが有るので温室を作って温室でトマト栽培でもすれば作れそうだけど。


 でも少しだけ料理長に言っておこう。お節介かもだけどね。


「私も、トマトをそのままの形で、ハッシュや、レスフィーナ様に出しても食べるのは難しいと思います。なので料理長が作っている、野菜をベースに発酵させたソースにトマトを加えたり、骨で出汁を取ったソースを使う料理にトマトを潰したり煮詰めたりして使うのはどうでしょうか?」


「ほう、ナギ様は料理に詳しいですな……。確かにソースが良い味になるかも知れませんな……。これは早速試してみるか」


 良かった。細かい事を言わなくてもちゃんと判ってくれている。なんかむっちゃ美味しいモノが出来そうだよね。料理長に持って来たトマトを大量に渡した。色々と試行錯誤するには足りないとは思うけど。森に取りに行く事も出来るからまあ良いでしょう。欲しくなったら言ってくださいね。












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