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(2-32)定番の風呂を作ろう3(兵士さんにバレた)

よろしくお願いします。

(2―32)定番の風呂を作ろう3(兵士さんにバレた)


 お風呂は出来たけど、用意しないといけない物がある。なので以前リウットさんから聞いた平民街に有るカラマル商会に向かう。まあ街中をブラブラしたいってのも有るけど。


 で庶民達の街を歩くけど、結局何処(どこ)に有るのかが判らない。


『まあそうだよな。失敗したかも』


 判らないならば聞けば良いので、街の住人に聞いてみると、もう少し歩いた所に有るとの事。


『結構、でかいじゃん』


 まあ立派な建物ですよ。活気が有るって感じかな。リウットさんの所は落ち着いてたけど。


 中に入ってみると、色んな物が売っている。草鞋(わらじ)と麦わら帽子も売っていた。


『購入するのは良いんだけど、持って帰れないんだよな、カラマル商会は届けてくれるかな?』


 判らないので、店員さんに聞いて、こっちの名前を出しプルポさんを呼んで貰う。居なければ仕方無いので、ロテック商会に行って注文しよう。


 と思ってたら、なんか慌てた感じで、偉そうな(この店では)人が駆けて来た。


「ナギ様。お待たせしました。カラマル商会のプルポです。初めまして」

「こちらこそ初めまして。ミグラス伯爵家に住んでいる、マーヴェイ殿下の従者のナギです。よろしくお願いします」


「お噂は予予(かねがね)、リウットの方から伺っております。当商会もお世話になっております」


 そんなに低く出なくても……。でも仕方無いのかも。


草鞋(わらじ)と麦わら帽子の売れ行きはどうですか?」

「ボチボチでんなぁ……。草鞋(わらじ)は結構売れてますね。室内履きに買って行く人が多いですかね。帽子の方は、農民達が買って行きますけど、そんなには出ない感じですかね」


 まあそうだろうね。売れても利益は少ないと思うけど、チリが積もればだよね。特に庶民向けの商売は。


「今日は、どう言ったご用件で、当商会を?」

「えっと、欲しい物が有るんですけど、購入したら届けて頂きたいのですが可能でしょうか?」


「はい、大丈夫です。問題無いです」


 なんか緊張してる感じがするなぁ……。俺も普通の平民なんだけど。格好が偉そうだもんな。


 と言う事で、必要なものをピックアップして行く。荷車に山程でも無いけど、一人で持つには無理な量なので。


 まあ風呂掃除に必要なタワシ、桶、炭、一応使うかどうか判んないけど、調理道具(包丁、まな板、鍋、フライパン)。こんな感じ。窯が出来たんだから、食べたい物を作って食べたくなって来るもんね。


 必要なものは直ぐに手に入った。支払いも済ませて、帰ろうとしたら、プルポさんが送ってくれるとの事。お世話になります。


 そのまま、馬車に買った物を積み込んでミグラス伯爵家へ戻る。食材はそのうち気が向いたら購入しようと思う。


 んで、お風呂を掃除して、準備を始め、二回目の風呂に入る。






 そんな感じで毎日風呂に入っていたら、ミグラス伯爵家の兵士さん達に気付かれた。まあ隠してないしね。ちゃんと炭火で湯が冷めないようにしてるし。


「ナギ。毎日なにやってんだ?」

「風呂に浸かってるんだよ。風呂に入ると疲れが取れる感じがして、良いんだ」


「ふ〜ん。そんなに良いのか風呂って?」

「さあ、どうかなぁ。蒸し風呂(ロウリュウ)の方が良いかも知れないよ。俺は風呂の方が好きだけど」


 湯船に浸かりながら、話しをする。


「なあ、俺もその風呂に入っても良いか?」


「ああ構わないけど、湯船に入る前に身体を洗ってくれよ」

「判った」


 速攻で身体を……。洗ったんか? お湯を掛けただけだろ!


「ちゃんと洗え! お湯が汚れる! 石鹸でしっかりと洗え! じゃないと湯船には入れん! それが風呂に入る礼儀作法だ」


「面倒だなぁ……」

「じゃあ、お前は、自分のベッドに汚れた奴を平気で寝かせるのか?」


「そう言われたらそうだな」


 納得して貰えた。しっかり洗ったのを確認して、湯船に入る許可を与えた。


「ふい~……なんか良いなぁ……」

「だろっ!」

「ああ、これは良い、凄く良い」


「なあ、ナギ」

「なんだ」

「明日以降も風呂に入っても良いか?」


「タダじゃ駄目だな、風呂を沸かすのに、炭が必要だから、炭を用意するのと、井戸から水汲みしてくれるなら、それと風呂に入る前は必ず身体を洗う事。これが出来るなら、風呂に入っても良いぞ」


「判った。全部やる。なんか疲れが抜ける~」


 風呂のファンが一人出来た感じがする。







プルポ ー> タコ

カラマル ー> イカ



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