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(2-31)定番の風呂を作ろう2(風呂が完成)

よろしくお願いします。

(2―31)定番の風呂を作ろう2(風呂が完成)


 良く王城に行って気球の進捗を見るんだけど、なんか凄い事になってる。こんなに人、要らねんじゃねって。でも雇ってしまったのならクビにはしない事に。


 で詳しい話しを、リウットさんに聞くと、こっちも収集がつかないと言った感じ。雇った人間よりも多い人が集まって手伝っているらしい。給金は集めた人達分しか払って無いとの事だけど、王城で食事が貰えるので、付いて来て手伝いをしてるとの事。


『まあこれは仕方無いか。それだけ飢えてる子供達が居たと言う事なんだから』


 陛下や宰相に文句を言われたら、支援が足りないからだって逆に言う事にする。


 結構な頻度で遊びに来るアルフォンシーノ殿下の相手をしたり、魔法を検討したりして過ごしていた。


 実はもう一つ、やらなければと思っている事が有るんだけど、ちょっと難しいかなと思っている。もう少し悩む事に。


 で、リウットさんから連絡が有り、風呂が完成したとの事でロテック商会に行く。


 リウットさんが、馬車と荷車、人足を出してくれると言ったので、お駄賃に五万ネィ渡した。リウットさんは受け取りを拒否したけど、荷物を運ぶ仕事をして生活してるんだからと、強引に握らせて置く。荷車レンタル料、人足料とか考えると妥当かなと。少し多いかも。まあこれからもお世話になるのは確実だしね。


 で馬車で移動している時に教えてくれた。


「今日、納入されるお風呂なんですけど、ナギさんのアイデアを使わせて貰おうと思います」

「全然、良いですよ。好きにしてください。でも何するんですか? 自宅にお風呂を用意するとか?」


「いえ、えっと。ロテック商会の本店と言うか本拠地はミグラス伯爵領に有るんですが」


 そっか。そうだよね。伯爵家の御用商人なんだもん、本店は領地だよな。


「まあそこそこ発展している所です、伯爵家には蒸し風呂(ロウリュウ)は有るんですけど、領都には領民が利用出来る蒸し風呂(ロウリュウ)が無いんです。なのでナギさんの考えた湯船を使って蒸し風呂を領都に作ろうと思いまして、やっぱ石を焼くのは、大変なんですよね。特に石を交換する時が結構熱を持ってるんで火傷するんですよ」


 そうだよね。冷えたと思っても、石は未だ熱を持ってるだろうし。


「良いんじゃ無いでしょうか。ついでに、お湯の張った風呂も設置すれば、好きな方に入れると思います。ちょっと燃料代が高く付きそうですけど」


「それも検討しています。なので、案を頂いても宜しいでしょうか? アイデア料は……」

「お金は要りませんよ。その分、沢山の人が利用出来るように、安い値段にして貰うか、月に一回位の割合でお客様感謝デーで超安く利用出来るようにしてあげてください」


 月に一回でも、蒸し風呂が利用できれば良いもんね。今の値段は、そこそこだから。この国は未知のお風呂よりも、蒸し風呂モドキの方が流行るんだと思う。それが増えるのも悪く無いって思う。


「判りました、検討させて頂きます」


 やりますと言わない所は商人だよね。


 一応注意として、湯気を沢山出すなら、湯船をかき混ぜると良いと言う事。それと簀子(すのこ)は頑丈に。壊れて湯船に落ちたら、火傷じゃ済まないからと伝えておく。




「所で、俺からも聞きたい事が有るんですけど」

「何でしょうか?」


「えっと、近くに火山って有りますか?」


 この世界は月が二つ有るし、公転軌道が楕円軌道になってるので、絶対に火山が有ると推測している。地震だって場所によっては高頻度で発生してる筈だ。幸い未だ地震を経験してはいない。多分カッセルブラッド王国、グランデルグ王国両方共、住居の作りからすると(地震に弱そう)地震は殆ど起きないのではと思っている。


「火山ですか、近くには無いですな、往復で二ヶ月位の場所に有りますけど」


「そうですか……」


『流石に、二ヶ月も旅をさせてくれないだろうなぁ。旅したいって言ったら絶対に駄目って言われそう。火山は諦めるか』


 と話しているうちに、工房に着いた。


 チェックして見て問題無いように見える。工房長の話しでは、ちゃんと水を張って漏れが無い事を確認したとの事。これなら安心だね。


 早速、手伝ってくれる人足さんに頼んで、荷車に積み込んで貰う。簀子、レンガ、鉄板、網も用意して貰っていたのでフルセット状態だ。今日早速使いたい所だけど、時間的に窯が出来るかは微妙だけど、頑張ってみよう。


 ゆっくりと馬車を走らせて貰って、ミグラス伯爵家に到着。


「ナギさん。それは何ですか? 何するんですか?」


「小屋の横に置くんです。ハッシュにも許可は貰っています」


 ハドック(家宰)さんが聞いてくる。まあ見た目は変だもんね。


「そうなんですか?」

「はい」


 ハドックさんのチェックをパスして。小屋まで運んで貰う。湯船だけは設置して貰わないといけない。四隅にレンガを置いてその上に湯船を置いて貰った。他はそのまま適当に置いて貰う。


「有難う御座います、後は自分で出来ますので」


 皆さんが、帰って行った。


『さて、やりますか!』


 窯を作るのにレンガを並べて行く、何もしないと火を焚いた時に湯船まで燃えちゃうかも知れないので。一時間位で、レンガを並べ終わり窯が完成。鉄板を乗せて蓋にする。


『この鉄板でも料理が出来そうだな』と思えてくる。


 後は炭を貰ってこよう。貰えないなら売って貰う事に、ハドックさんの所に行って話しをしたら、料理長の所で貰ってくれと言われたので、料理長経由、見習いシェフさんに炭を貰った。流石伯爵家は倉庫に大量に保管されている。好きなだけ持って行って良いとの事。だけど今後は自分で購入する事にしよう。


『じゃあ、風呂を沸かしますか』


 夕方、暗くなったので、誰も見てない事を確認して、水を魔法で出す。


『最初からお湯が出る魔法を考えよう。その方が効率的だな』


 水を張れたら、窯に入れた炭に火をつける。


『このまま、だとどの位時間が掛かるのかな? 今度確認しておこう』


 湯船のパイプ付近の所に手を突っ込んで、確認すると、ジワジワとお湯になってるのが判った。成功だと判断した。職人さん良い仕事してますね。今日は速攻で風呂に入りたいので、湯船の水を、振動魔法でお湯にする。加減出来るように作って無いので、手を入れて温度を確認しながら。


『良し、出来た。いい感じ!』


 部屋から、いつも身体を拭く時、顔を洗う時に使ってる洗面器サイズの(たらい)を持ってくる。スパッと服を脱いで、簀子の上で湯船のお湯を身体に掛けて行く。


『そう、そう、これ!』


 お湯を身体に掛けるだけで、なんか違うんだよね! やっぱ風呂は良い!


 身体を洗ってからじゃないと駄目だけど、自分専用なんだし、まあ良いかなので、湯船に浸かった。


「ふぃ〜……」


 マジ最高! 露天風呂感覚なのも良い。それに電気が無くって弱いランプの明かりだけなのも、雰囲気があって良い。久しぶりに、のんびりと湯船に浸かって満足した。


 これから毎日湯船に浸かれるな。



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