(2-25)麦わら帽子とワラジ2(販売計画)
よろしくお願いします。
(2―25)麦わら帽子と草鞋2(販売計画)
この前、平民街を歩いて気付いたのは、多分孤児だと思うけど裸足で歩いていたのを見た。靴は高いし子供用は直ぐにサイズが合わなくなるから、買えないし買うことも出来ない。足を怪我する事も有るだろうし、これが真夏なら、土の道ならば未だマシだと思うが、レンガ舗装された道路だと火傷をしてしまうだろう。多分、夏になると靴下みたいなモノで誤魔化すとは思うが……。自分達で作れれば草鞋を履くようにもなるって思う。
別に、この草鞋をプレゼントする訳では無い。
「リウットさんにお願いなんですが、この草鞋と麦わら帽子を、孤児院や、戦争で旦那さんをなくした母子家庭の家で作るように手配して貰えたらと思うんです。木槌も渡して。それで出来上がったモノを、安く販売して貰えたらと思います。流石にコレで利益は出ないでしょうから税金は払えないでしょう」
「ほほう……。そう言う考えが有ったんですか」
「孤児達は、国から支援されては居るとは思いますが、当然支援は十分有る訳では無いでしょう。だからと言って支援に甘えさせるのも良くないと思います。なので自分達で作って稼ぐようになって貰えればと思いました。母子家庭についても同様です。大した収入にはならなくても、時間が有る時の内職にでもと思いました。ただこのお店で売るようなモノでは無いので、その辺が少しネックポイントですね」
「たしかに、ロテック商会のこの店で売る品物では無いですね」
ですよねぇ……。貴族街の手前だもんね。
「でも大丈夫ですよ、以前のペン開発の時に話しが出た、中間の商会を、配下にしましたので、庶民向けであればそこで販売しますから。代表は、カラマル商会のプルポと言う者です。ナギさんの事も話して有りますので、そっちの商会に行けば庶民向けの商品が購入出来ますよ。もちろん私に言ってくだされば直ぐに取り寄せます」
素早いって言うか、凄いな。
「判りました、有難う御座います」
でも未だ続きが有るからね。
「それでですね。麦わら帽子と草鞋なんですけど、孤児院や、他の人達が作った物を仕入れて売ると思いますが、もしその人達が、朝市等で直接安く販売したとしても目を瞑って頂きたいんですよ」
「ああ、そう言う事ですか。どうしても仕入れ値よりも、店で売ったら高くなりますからね、まあその辺は目をつぶりましょう。それでも多少は売れると思いますし」
「有難う御座います」
でも、まだ有るんだよ。
「こちらは、若干利益が出る話しになります。帽子の方ですが……」
先ずは、描いてきたデザインを見せる。かなり上手く描けているハズだよ。
「キレイなデザイン画ですな、なるほど、麦わら帽子をこの形で作る訳ですな……」
「そうです。リボンを付けたりして、見栄えを良くすれば、貴族の奥様やお嬢様にも購入して頂けると思います。これからの季節、庭でお茶会をしたり、花壇の手入れをする時に、侍女が日傘を刺さなくても平気かなと思います。侍女達もこういう帽子を被ってくれれば尚良いんですけどね。
ただ女性の心理は、全く判らないので、一つ購入して満足するのか、全種類購入するのか……。それに一年経ったら再購入するのか。男性ならば一回購入すれば当分買い換える事はしないとは思うんですが、なので需要は最初だけかも知れません」
「確かに、ですがそう言う方面は、色々と売る為の口上とか有って、上手く奥様お嬢様方を乗せるのは、商会の仕事ですからね。帽子に付けるリボンの色でも種類は増やせますし、ドレスと合わせたりするとかも有りますから」
そっか、やっぱ商人は色々と有るんだな。勉強になるよ。
「庶民向けの草鞋の方は、直ぐに痛むと思うので購入サイクルは早いと思います。あとロテック商会以外も簡単に参入出来ますから。今まで納入してた、孤児院が、高く購入してくれる他の商会に下ろす事も有ると思います。出来れば報復とかはしないで頂きたいかなと。守るのは子供達なので、大人の都合で困らせたくは無いです」
「この件では、何もしないでおきます」
麦わら帽子と草鞋の作り方、デザイン画をリウットさんに渡して後は任せる事にする。気球の設計もしないといけないしね。
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