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解雇通知が届きました!


久々の投稿なのに新作




寂れた教会。手入れの行き届いていないであろう庭は、草が伸び、噴水が壊れ蜘蛛の巣が張っていた。

そして教会の内部も荒れ果て、その象徴である女神像も荒れ、そして…………………



「はぁ………………ご飯食べたい」


人も、荒れていた。




ーーーーーー



どうしてこんなことになってしまったのだろうか。

極限までのひもじい生活を送ってきた僕は、ふとそんな考えにいたる。


エナク教の聖職者最高位である『聖者』の位を受けて3ヶ月。

僕は魔物の侵略から王都を守る防衛都市『ギルアンテ』に派遣された。

怪我人の治療や状態異常である麻痺や神経毒の解除、浄化や悪魔祓い、更には神の御技とされる死者蘇生まで行ってきた。


それなのに、都市の人は『お布施は自由なんだろ』と口を揃え、僕はたまに心優しいお年寄りから貰う黒パン以外口に出来なかった。


更に教会本部に支払う上納金も必要なため、なんとか小銭稼ぎをして支払っていた。

しかし最近、それすらも満足に払えなくなり…………………ついに『解雇通知』が届いた。


「はあぁあぁぁぁ…………」


僕はもう一度、ため息をつく。


大体、孤児だった僕が聖者になれた事自体奇跡なのだ。

僕は6歳の時、突然父に気絶させられ気がつくと宿屋の中にいた。

幸い料金が前払いで4年分も支払われたらしい。

しかし両親がいない中で、僕は途方に暮れていた。

そんな僕が教皇様に拾われた理由。


それが『聖印(ファスティマ)』だ。

一説によると神の恩恵らしいが、その詳細は不明である。

何でも古の時代、この世に魔物が現れた時、人々に突然使えるようになった力が聖印だそうだ。

そして僕は、本来1つしかないはずの聖印が4つもある。

それを理由に僕は孤児を脱却。

教皇様直々に引き取られ、僕は教会の聖職者最高位になった。

しかし僕は、まだ10歳。本来ならまだ友達と遊んでいる時期である。


それなのに僕は、一番の危険地である防衛都市の教会に派遣されるはお金は払われないは食事は食べれないは………………………もうヤダ。もう疲れた。


この解雇通知は僕にとっての新たな人生のスタートなのかもしれない。

というか、きっとそうなのだろう。


とりあえず、僕の母親代わりである教皇様に会いに行くため、僕は教会の外に出て、聖印から神器『ミカエル』を取り出した。


『浮遊』


そう頭の中で魔法の呪文を唱え、僕は神器の上に跨る。


すると神器がどんどん上昇していく。


久々の感覚にどきどきしながら、僕は教皇様がいる聖都『バレンティア』に向かうのであった。






やばい。他の書いてきた作品があんまりうまく書けなくなった。ちょっと1週間くらい期間あくかも………


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