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79話・上の空の悪魔


 そして遂に…

勇者二人が「始まりの泉」に到着。


ウェインとドラゴの到着を、人魚たちが迎えてくれた。

人魚たちが笑顔で、二人の方に近づいてくる。


だが、しかし…


ウェインは、聖天使のことで。

ドラゴは、幼馴染のことで。

二人とも「別の事」で、頭が一杯だったので。

人魚の美しさには、微塵の興味すら抱かなかった。


 集まってくる人魚と、視線すらも合わす事なく。


 二人の視線は、まっすぐ「一点」のみ。

視線は「はじまりの泉」の中央に向けられており。

ひっそりと沈黙している「金属の塊」へと、集中していた…




 四方形の映像が、空中で再生されて。


この映像から(スクリーン)から。

ノドの地、はじまりの泉、勇者たちの動向…など。

あらゆる情報が、筒抜けになっていた。


 この機能(映像スクリーン)は…

ロボット騎士フェルゴールの「システムの一部」。

「監視」を目的とした、デバイスの一種だ。


 フェルゴールに、カイルとミュウ…

この三人は、魔王城の屋上に向かい。

映像越しに、ノドの地の様子を見ていた。


 今こうして、映像スクリーンを見守りながら。

ミュウは、ドラゴの事を心配し続ける。


 彼女自身、不安の出所を自覚しておらず。

一体、何に恐怖を抱いているのか?確証が持てずにいた。

 ただ、分かる事は…

果てしなく「変化」が、待ち受けている…という事だ。


 映像スクリーンは、勇者を中心に移り変わり。

画面一杯に「はじまりの泉」が映された。


蒼い水面に、美しき人魚…そして「金属の塊」の姿。


 フェルゴールは、映像を確認しながら。

傍らにいる、緑髪の悪魔に声をかけた。


「マックストーン」


「………」


 名前を呼んでも、カイルは反応せず。

紅の瞳は遠く、上の空であった…






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