表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
57/141

56話・聖剣ヨハネ


 大いなる死が…紫の太陽が、空の上から落ちてくる。


 相手ガイアとの力の差は歴然としており。

「やはり、勝てないのか…」と、ドラゴは絶望してしまう。


 一方…ウェインは「アベルさまァ」と、ブツブツ祈るだけで。

この状況においても、やはり役に立たなかった。


 絶望的な現状を打破する為。

「変革の勇者」ヨハネが、次の一手へと行動した。


 ヨハネの手には、短剣が一つ。


特殊な模様が記された…特別な短剣を。

ヨハネは、自らの首元に向けた。

そして、鋭利な刃先を、喉元に突き立てながら。


 戦うドラゴに、大声で合図をした。


「ドラゴォオオオオ!」


 そんなヨハネの行動を察して。

息を合わせるように、ドラゴも動き出した。


 グサリ…

そして、ヨハネは迷うことなく。

その短剣で、自らの首を「突き刺した」。


 銀の刃先が、少年の首を貫く。

にも関わらず、血の一滴すら流れず。

その代わりに、ヨハネの体が、黄金の閃光に包まれた。


 変革の勇者の体が、光りの中へと溶け込み。

黄金の輝きの中で、人の姿から「変身」してゆく。

 

 やがて、その姿は「一本の剣」と変革し…


この瞬間、最強の神具『聖剣ヨハネ』が誕生した。


 ドラゴは、ヨハネの意志を受け取り。

聖剣ヨハネへと、その手を伸ばした…




 勇者たちが、何をコソコソしているのか?

ガイアには、一切の関心がなく。

そのまま、紫の太陽で、審判を下した。


 ゆっくり、ジワジワと…

失楽天の地を、太陽が荒らしてゆき。

地獄の大地が、腹の底から蹴り上げられる。


ゴォォオオオオオオウ


 荒々しい爆風から、ガイアは、手応えを感じるものの。

次の展開は、ガイアの予想とは違った。


 何故なら、紫の太陽が、真っ二つに分裂してしまい。

粒子の破片となって、消滅したからだ。

 そう…「消えた」のは…

勇者ではなく、ガイアの究極技だったのだ。


「?!」


 流石のガイアも、動揺を隠せずにいた。

史上最強である自分の『究極技』が、無力化されてしまうなんて。


 ドラゴの「新たな力」により。

紫の太陽が、真っ二つに切り裂かれて。


 そこには、一つの盾、そして一つの聖剣。


「聖剣ヨハネ」を構えた、ドラゴが立っていた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ