表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/141

45話・幼女魔王の名は?


悠人の承諾によって、更に空気が重くなった。


 そんな重々しい空間の中。

カイルは上機嫌そうに、クルクル…と扉の前で回り。

そして、ピタリ…と踊るのを止めてから。


「極悪魔王さま~それっぽい『名前』が欲しいでしょう?」


 紅の瞳を細め「一晩、考えてみました」と嫌らしく笑い。

清々しい程のドヤ顔で、悠人を指さした。


「ハルバート・シュバルツ・ハイツ」


 何だか、良く分からない…片仮名だらけの名で呼ばれて。

思考は置いてきぼりのまま、悠人は、唖然としてしまう。


 そんな男にお構いなく、カイルは満足気に言葉を並べる。


「悠人さん、このルートから貴方は」


「極悪非道の魔王…ハルバートです」



 緑髪の悪魔は、今後の展開を、自分勝手に語り始めた。


「悠人さんは『異世界転生』を、ご存じでしょうか?」


 そう聞かれても、彼にとっては。

ファンタジー(異世界)の話など、ぼんやりとしか分からず。

 想像力に乏しい、悠人が知っている「異世界転生」とは…

文化も風貌も、日本(東京)と、かけ離れた地へ行く事。


 そして…

異世界に行ったなら、元の世界(現実)には…


「はい、そうですとも」


凡人(悠人)の考えを繋ぐように、彼女が解説を続けてゆく。


「『テンプレ』は、異世界に行ったら。二度と、現実には戻れませんが…」


カイルは、胸を張って誇らしげに語り始めた。


「私が組んだシステム…異世界転生は、そんな辺鄙へんぴな作りじゃありません」


「行く事も、そして『帰る事』も、可能なんですよ」


 彼女の説明によると、どうやら…

異世界グリモワーツと現実(東京)を、行き来する事が出来るらしい。


 異世界に転生しても…一応、東京に「帰る事」ができる。

それを聞いて、とりあえず…

「叶を、置き去りにせずにすむ」と、悠人は一安心した。










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ