38話・白の軍服礼装
部屋に入るとまず…
大きく縦長のテーブルが、二人(悠人とミュウ)の目に入った。
その(テーブル)上には、高価な料理が陳列しており。
チキンにオードブル、ジュースやワイン…
ここまで豪勢な顔触れ(料理)を、悠人は初めて拝んだ。
また、部屋の傍らには、暖炉があって。
チリチリと…優しい火種が、部屋を暖めている。
なんというか…
「極悪魔王の部屋」と言う割には平穏としていた。
悠人(幼女)とミュウ…二人の姿に気づき。
「やあやあ、ようこそ」
聞き覚えのある「敬語」が、二人の到着を迎え入れた。
鮮やかな「緑髪」が、静かに揺れる。
そう、このとき…緑川…いや。
「カイル・マックストーン」の姿があった。
今の彼女の恰好は。
病院での「シャツ&ジーパン」や…牢獄での「一般兵の装備」など…
過去の服装とは、全く異なっていた。
白の軍服礼装に、白のタイトスカート。
髪と同様、緑色のネクタイ。
そして、赤色の軍服をローブのように、右肩に掛けていた。
軍服姿のカイルは、高級な椅子に腰かけ、優雅に脚を組む。
黒のサイハイソックス…そして、紅のハイヒール。
この組み合わせが、脚のラインを強調させる。
また、このタイトスカートは…
スカートの正面に二か所、スリット(隙間)が入っており。
その隙間から覗く、白い太股(肌)が、悠人の視線を奪った。
悠人の視線に気づき、カイルは、ゆっくりと脚を組み直す。
何故だか?彼女は、顔を紅潮させていた。
そして…一間置いてから。
「間抜け面で、突っ立っているのも、なんでしょう?」
「どうぞ…」
二人(悠人とミュウ)に「テーブルについて」と促した。
当然、悠人とミュウの椅子も用意されており。
緑髪の悪魔に、言われるがまま、二人は大人しく椅子に座った。
とは言っても…
やはり、幼女の体では勝手が悪い。
椅子に座っても、幼稚な脚では、床にすら着きそうにない。




