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29話・アウトサイダー


ロボット騎士の動きが止まった。


この隙を狙って、悠人は行動を起こす。

焦りながらも、ミュウの元へ、急いで駆け寄ると…

幼女の手で、彼女ミュウの手を握った。


「今だ!一緒に、逃げよう!」


 幼い声で「逃げる」とだけ言われても。

ミュウには、事の展開が良く分からない。


 だけれど…

この娘(幼女)と一緒なら、不思議と安心できて…

素直に頷くのにも抵抗がなかった。


 黒髪の幼女とピンク髪の少女。

二人は手を繋ぎながら、牢獄の外へと走り去ってゆく。




 ロボット騎士・フェルゴールは。

遠ざかる二人(悠人とミュウ)の姿を見送っていた。


「まさか、ここまで…とは…」


 幼女相手に「敗北」したにも関わらず…

その声色は、どこか嬉しそうだ。


 そんなフェルゴールの元へ。


 スタ、スタ、スタスタ…


 小さな足音が一つ、ゆっくりと近づいてきた。

足音の主を、フェルゴールは、何となく察している。


「なあ、マックストーン」


 その名が呼ばれて…緑色の長髪が現れた。


「ミスをする機械は、ただのガラクタです」


 緑髪の悪魔…カイルが、尖った口調(敬語)で罵倒してくる。


「ほんと、使えませんね」


 その紅の瞳は冷たく。

まるで、ゴミ屑を見るように、ロボット騎士を見下した。


 散々な言われようだが…

今のフェルゴールは機嫌が良かった。


「こんなのは、初めて…だ」


「常識も想像からも、逸脱している」


 どうやら、フェルゴールは「ロリ幼女」に感銘を受けているらしい。

一方、カイルは…フェルゴールの心境など、どうでも良い様子。


「まさに、規格外アウトサイダーって奴だな?」


子供のようにはしゃぐロボット騎士。

その様子を見て、カイルは淡々と言い返した。


「貴方、口だけは、減りませんねえ」






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