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128話・デタラメな力


そして…戦うべき相手の姿が。

無限に増殖する「殺戮マシーン」の姿が見えた。


 こちら(悠人)から見ると、SSの動きは、眠くなるほど遅く。

いとも容易く、敵に接触する事ができた。


 まずは、はじまりの街にいる「敵軍」から。

奴らは、レーザーシステムを起動しており。

今にも、街の人々を、皆殺しにするつもりだった。


 そうは、させない…


悠人は、自らの体を弾丸の如く飛ばし。

直線的に、SSたちにへと突進してゆく。


街の周辺には、千機以上ものSSがいるが。


 一、十、百、千…と。

瞬く間に、SSたちが破裂してゆく。


 攻撃らしき行為はしておらず。

ただ、頭から突撃しているだけ…

なのに、最強の殺戮ロボットたちが、次々と爆散していく。


 次々に、SSたちが消滅する度…

銀色の粉雪が、住人たちの頭上へ舞い降りてくる。


 空の上から、銀の粒々が降り注ぎ。


真相を知らない彼ら(人々)は祈った。

正義の天使(SS)が勝利して、悪の魔王(幼女魔王)が破れる事を。


「ああ!天使の恵みだ!」


「天使の加護だ!万歳!」


「アベル万歳!」


 銀の粉雪に手を伸ばして、皆が歓喜する。

これこそ、天使からの祝福だと…

皮肉なモノだ…この粉雪は、粉砕されたSS(天使)の残骸なのに。


 幼女魔王のデタラメな力が、街のSSを全滅に追い込み。


最後の一機が、黒髪のポニーテイルを視認した時には…

その一機さえも、粉々の塵と化していた。


 街の脅威(SS軍団)を一掃した後。

悠人は、グリモワーツの上空に意識を向けた。


 空の勢力は、地上よりも多く。

そして、その上の「緑の宇宙」は桁違いだった。

 それでも、悠人は闘う。

たった一人、幼女の体一つで、無限の軍勢に立ち向かった。





 

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