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エピローグ 1

最初は第三者視点です。

血とかは出ませんが人死にがあるので注意願います。

この世界へ魔方陣を経由してやってきた自称王様、早蕨大地はゴブリン達の住む町の倉庫で後ろ手を縛られ転がされていた。

彼がもう一人の転移者、京谷九郎のように魔法を習っていればこの程度の拘束を抜けることは出来たのかもしれない。ゴブリンの魔導師、ナッピにより魔法を検知する魔法が掛けられているため、町から逃げ出せたかは別だが。


「僕は選ばれし者だぞ、その僕にこんな真似をするなんて、アイツらここから逃げ出せたら絶対に滅ぼしてやる」


大地は未だに諦めていなかった。独り言を延々と呟き続ける。そんな彼に声が掛かった。


「折角望み通り異世界に繋いで上げたのになぁ。君には失望したよ」


唐突に掛けられた言葉に大地は周囲を見渡すが人影はない。


「だ、だれだ!?」


「はぁ、反応も月並みだよねぇ。まぁ僕の姿を冥土の土産にでもするといいさ。」


謎の声がそう言うと、今まで誰もいなかったはずのそこに立っている人影があった。

大地や九郎のような黒髪でもなく、この世界のヒューマン達のような金髪でもない。真っ青な青い髪の毛に、人形のような美しい造形、服装もゆったりした白いローブでこの世界の人間とは明らかに違う雰囲気を放っている。


「お、お前は一体…」


大地がそう言うとその人物は軽く笑った。


「君をこの世界に連れてきた存在。まぁ君達からすれば神様みたいなものかな?九郎君がゴブリン達に連れてこられたときな空いた穴を利用して君の家の魔方陣に繋げてあげたのさ。折角面白い事になるとおもったのに。君は期待外れだったよ」


「期待外れってなんだよ!僕は僕の思うままにやっただけだ!お前を楽しませる為にやったわけじゃない!」


「そうなんだけどねぇ。でも君さ、自分がやりたいことすら出来てないじゃない。僕は弱小のヒューマンの成り上がりを見るのも面白いかなって思ったのに、君ったら直ぐに負けちゃうんだもの。拍子抜けだよねー」


そう言って神を名乗る人物が大地に向かって手を翳す。


「もう君は用済みだよ。じゃあね、バイバイ」


自称神の掌から球体が出てきた。その球体はとてつもない熱を放ち大地の両目を蒸発させた。


「あ、うぁぁ…ぁ…ぁ……」


地獄のような熱に目を焼かれ叫び声を上げようとするが、口を開けたとたん喉が焼かれ呻き声のようなものしか出ない。その間も皮膚が焼けただれていく。


「……なぃ……」


最後に発したのはどんな意味だったのか。大地の命の火が燃え尽きると、球体は大地だった物の口の中に入り、その体を灰に変えた。

神を名乗る人物はそれを見届けると灰を風で倉庫の外へ出してしまい、灰がなくなる頃には倉庫の中には誰もいなくなっていた。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


俺達が王様の処罰を検討していると、ご飯を王様に渡しに行く役目を頼んだリリが慌てながら帰ってきた。


「クロウ君!王様がいなくなってるの!」


その言葉に急いで倉庫へ向かう俺達。確かに倉庫には誰もいなくなっていた。


「逃げ出したのか…でも魔法を使わずに一体どうやって…」


ブーロさんは頭を悩ましていたが、とりあえず捜索部隊を編成することで落ち着いた。


俺は今後ヒューマン達の村へ行きブーロさんを筆頭としたゴブリンの町と交流を始める予定だ。

その為にまずは準備をして村へ行かなければならないが、その前にお世話になった人たちへの挨拶周りだな。

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