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非常の鐘 2
準備と言ってもそんなすることもないし、直ぐにナッピさんの所へ着いた。ナッピさんの家は襲撃のあったと言う南門より北門に近いから被害もそんなに無いようだ。
建物の中に入ると暴れているリリとそれを押さえているナッピさんが居た。
「ナッピさん、これは一体どういう状況ですか?」
「リリちゃんがヒューマンの襲撃だって聞いて両親を探しに行くって聞かないんだよ。クロウ君も落ち着くように言ってくれよ!」
「もしかしたら今回のこれはリリのせいかもしれない。お父さんとお母さんが攻めてきてるのなら私が言って止めないと!」
襲撃がリリのせい?そんな風には思えないが実際の理由は聞いてみなくちゃわからないだろう。とりあえず俺もリリを落ち着かせることにしよう。
「リリ!落ち着いて!どうせ理由は聞きに行かなくちゃいけないんだ!今慌てても仕方がないよ、まずはしっかり準備してそれから聞きに行けば良い」
「でも…わかりました。クロウ君がそう言うのであれば従います…」
普段はハイヒューマンの俺が言ったからって理由だと複雑な気持ちになるけれど、今日はそのお陰でリリの落ち着かせることができたと思うと、ハイヒューマンだってことに感謝するしかなかった。




