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side-B ゴブリンの町襲撃戦

とりあえず全部隊の指揮を終えた次の日、僕はゴブリンの町の襲撃作戦を考えていた。


ゴブリンの町なんてそんな大きいものではないと考えていたのだけれど、偵察部隊と一緒に行ってみたら僕が考えていたものを大幅に越えた代物がそこにはあった。


多少の数の差なんて部隊毎に分けて包囲戦でもすればすぐに終わると思っていたのだ。まさか町を囲うように石壁があるなんて思ってもいなかった。


とりあえず正面から挑んで籠城でもされたらまず勝てない…そう言えばゴブリン達は何を食料としているのだろうか?


偵察部隊に確認してみたところゴブリン達も僕達人間と食べているものは変わらないと言う事がわかった。後、毎日狩りにも出ているとのことだった。となれば籠城の為の備蓄を減らすのと狩りに出ているのを奇襲するのが妥当かな。


それから暫くは部隊毎に狩りに出てくるゴブリン達へ奇襲を続けた。3日ほどすると相手も数を増やしてこちらの襲撃に備え始めたようだった。


問題が起きたのは襲撃開始から8日目だ。その日もいつものように襲撃に向かわせたのだが、どうも子供が1人相手方に捕まってしまったらしい。捕まった人員から作戦が漏れるのは芳しくないと悩んでいたけれど、どうもゴブリンとは言語が違うためまず話は通じないとのことだった。それならば捨て置いても問題ないと判断し奪還は行わないと全体に告げた。


襲撃開始から9日目、昨日捕まった子供の両親が僕の元へ直訴しにやってきた。


「ムスメ、リリ、トリカエス、テツダイ、オネガイシマス」


そう言って僕に頭を下げてくるのだが、僕としてはわざわざ町に突撃をかますほどの価値をその子供に感じはしないため当然却下だ。


「ダメだね。もしそのリリって子供を救出するために他の人員が更に捕らえられたらどうするんだ?まぁゴブリン達の殲滅が終わるまで殺されていないことを願うんだね」


そう伝えると、リリの両親は暫く唇を噛み締めていたが、諦めたのか出ていくのだった。


さてさて、総攻撃を掛けるのは一体いつにしようかな…

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