side-B 生活と技術の水準がずれてない…?
森の中での狩りを指揮していたら気になることができた。僕が襲われたネコもそうだったけれど、この世界の生き物は狂暴なものが多い。
今まで狩ってきたものだと、シカやウサギ、オオカミなんかも居たがそのどれもが逃げ出すことはせず、こちらに向かって明確に敵対していた。
そこで疑問なのがこの世界の人間は正直そんなに頭が良くない。教えたら規律ある行動は出来ているので知能が低いわけではないはずだ。どちらかと言うと思考放棄をしているような気がする。
話が逸れたけど、こんなバラバラに連携もせずに狩りをしているのに狂暴の動物を狩れているってことが謎だったんだ。
そんなわけで今日の狩りを終え、村に戻って来た後、僕は彼らの使っている武器を見せてもらうことにした。
「これガ、私たち、使っている武器、です」
100人長を勤めてもらっている人には今必死に流暢な喋り方を覚えてもらっている。流石にずっと片言だとこっちも疲れちゃうし。
また、話がずれてしまった。それで見せてもらった武器なんだけどこれが凄かった。
僕が助けられたときもネコの首を切り落としていたくらいだからかなり切れ味が良いとは思っていたけれど、実際上手い人間が使えば石すらスパッと切れるらしい。
この剣をどうやって手に入れているのか聞いてみたら自分たちで作っているらしい。彼らの住んでいるこの村の少し北に鉱山があってかなり質の良い鉄が取れるらしい…オリハルコンとか異世界金属じゃなくて少し残念だった。
正直彼らの生活水準を考えるとこのレベルの武器を作れることが信じられないけれど、実際目の前に炉があって作っているところを見せられたら信じるしかなかった。
この鍛冶技術があれば、色々と作れるものが有るかもしれない…




