side-B これは大陸制覇ってことだね
意識を取り戻すと柔らかな布の上に寝かされていた。テントみたいな感じかな…入口の所に二人ほど立っていて、僕を逃がさないためかと思ったけれど、どうも表を警戒している感じだ。
「あのぉ」
僕が声を掛けると表を見ていた二人は驚いてこちらを振り返った。
「オキタ、レンラク」
「ワカッタ、セツメイ、タノンダ」
二人はそんな事を話すと片方は何処かへ行ってしまった。言葉通りなら村長か何かに僕が起きたことを伝えに行ったのだろう。
「ギモン、アレバ、オレ、セツメイ、スル」
折角なので色々と聞いてみることにしよう。
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結局もう1人の人物が新しい人(恐らく村長)を連れてくるまでに分かったことは、僕がどうも偉い人だって事、大陸の大部分をゴブリンが支配していること、魔王は居ないこと、後はレベルやスキルも無いらしい。
魔王?レベル?スキル?何それって顔されたよ…しょうがないじゃないか!こちとら異世界初心者だぞ!
そんな感じで呼びに行った人が帰ってくるまでを過ごしていたんだけど、その人が帰って来て連れてきた人はテントに入ってきて、速攻僕に土下座をしてきた。何これ怖いよ?
「ハイヒューマンサマ、オネガイシマス、ワレワレヲミチビイテクダサイ」
その人は土下座しながらそんな事を言った。僕は土下座に未だ少し引いていたけど今の言葉は見逃せなかった。
僕に導け?これはつまり俺ツエー系じゃなく軍団を纏めてゴブリンが蔓延しているこの世界を制覇しろってことだね!
となればあちらから言われているこの現状を不意にするなんて有り得ないね!
「んー、まだ詳しいことはわからないけど、僕でよければ力になるよ?」
僕は内心でほくそ笑みながらそう言った。




