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side-B 僕は選ばれたんだ!
部屋の中に描かれているのは僕が3年間描いてきた魔法陣…
両親は僕に保険金を遺して逝ってしまった…周りに居るのは金目当ての人間しかいない。僕が引きこもったのも当然の事だったさ…
こんな世の中に絶望していたけれど、僕を救ったのはネットで見掛けた小説だった。
引きこもりが異世界に行ってハーレムを気付くサクセスストーリー。それを見たときに気付いたんだ、僕の現実はここじゃない。異世界にこそ僕の居場所はあるんだって。
それから僕は異世界へいく小説や漫画、アニメを読み漁り異世界の知識を蓄えた。異世界に行くための魔法陣を少しづつ描いていき、いつ転移しても大丈夫なように準備してきた。
そして今、ついにそのときは来たんだ。僕の描いた魔法陣は光を放っている。この中にはいればきっと僕の本当の居場所があるんだ。
未だ見ぬ世界に胸を高鳴らせて僕は魔法陣に飛び込んだ。




