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少女の話ともう1人の人

「大丈夫か?」


そう声を掛けただけなのに彼女は俺の声を聞くと物凄く警戒した目でこちらを見てきた。俺、そんなに怪しい?


「あぁ、クロウ、お前言語変換器着けたままじゃないか。それだと今の設定だとお前が喋った言葉はゴブリン語に変換されるからそれで相手に伝わってないんじゃないか?」


そういえばヘッドフォン着けたままだった。町には基本ゴブリンしかいないから外すこと無かったんだよなぁ。

俺がヘッドフォンを外してブーロさんに渡すとブーロさんはヘッドフォンの設定を少し変えて自分で着けた。


「どうだ?これでヒューマンの言葉喋れてるか?」


「はい、しっかり俺の使ってる言葉と同じですよ」


さっきまでゴブリン語を喋っていた二人が急にヒューマン語を喋ったので、女の子はまた少し警戒を強めたようだ。


「別に俺たちは危害を加えたい訳じゃないんだ、少し君のことを話してくれないかな?」


「オマエ、オウサマ、シャベリオナジ、キレイ」


女の子の喋り方はかなり片言だった。彼女の言う王様と言うのは…


「王様って言うのは?」


「チョットマエ、オウサマキタ、ハイヒューマン」


俺以外にも地球から人が来ているってことか…?


「オウサマ、ヒューマンミチビクイッタ、ゴブリンアブナイ、ホロボス、イッタ」

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