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鬼殺し苺姫  作者: ラバンカ
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旅立ち

二人の愛を注がれた苺姫は真面目に立派に育ちました。

ある日、夕飯を食べ終わると、苺姫が

「おじいさん、おばあさん。今まで、どこの馬の骨かも分からん私を育ててくれて、本当にありがとうございます。」と頭を下げました。

いきなりどうしたんじゃ?と二人がびっくりしていると

「私、今から鬼殺しに出なければなりません。」と苺姫の目には涙が浮かんでいます。

いつかはこんな日が来るだろうと、うすうす感じていた二人は、とりあえず、今日は日も落ちたし、明日でいいんじゃないか?と

次の日の朝、おじいさんに包丁を、おばあさんに団子を貰い、苺姫は、旅に出ました。


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