表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

獣道

お読みいただき有り難う御座います。

 目を開けたらそこには知らない天井が……なかった。

 いや、天井どころか屋根すら無かった。

 在るのは鬱蒼と生い茂った木々。

 見渡す限りの大木の森林。

 何処か遠くで聞こえる獣の声。

 そして割りと近くで聞こえる別の獣の声。


 『クキュキュキュキュッ』


 あっ母さん、おはよう。


 『クキュキュッ』


 うん、今起きたとこ。


 『クキュキュキュッ』


 分かってる、頑張るよ。


 『クキュキュッキュキュキュッ』


 ははっ!心配性だな母さんは、大丈夫だよ。


 『クキュキュキュッ』


 母さんも知ってるだろ、僕が他の皆より足が早いのは。


 『クキュッキュキュ』


 うん、分かったよ、気を付けるから。


 『クキュキュ』


 ん、また会おうね。


 さて、お聴き戴いた皆さんにはお分かり戴けただろう。

 そう、俺の母親は人間じゃない、と言うか父親も人間じゃない。

 俗に言う魔物、モンスターってやつだ。

 種族は角兎と言うらしい。

 フワフワモコモコの真っ白な毛、長く伸びたフサフサの耳、五センチ程の角、プニップニの肉球、フワフワモコモコの毛(重要だから二回言った)。

 因みに、今日これから、今居る棲みかを離れて独り立ちするところだ。

 それじゃあ行ってくるぜ!

 次ここに顔見せに帰って来る時は、もっと大きいモコモコになっててやるぜ!



 目指せモフモフの王!!





 あぁ、後俺は【転生者】ってやつだ。

 転生前は人間で、日本って何処に住んでたんだ。

 田舎暮らししてたら森の獣道で熊に遭遇。

 モフモフだーー!と、熊に突撃アタックしたら反撃カウンターを喰らい死亡。

 熊の晩御飯に。

 そして転生。

 今に至る。

 そんな訳で俺は、自らもモフモフの王に成り、且つ、モフモフを探す旅に出ることにした。


 まだ見ぬモフモフを求めて、いざ出発!!

文章が短いのでチョクチョク更新していきます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ