愚かな生き物(200字小説)
「人間にはなりたくありません」
その生物は神に願った。
「では、犬はどうです」
「犬になったら人間に仕えねばなりません。人間の下につくのもいやです」
そう言って申し出を断る。
「では、花はどうですか」
「一生動けないなんてつまらないです。もっとほかのものをお願いします」
神の意見を一蹴する。
「そうですか。ならば……」
「神になりたいです。そうすればあなたみたいに偉そうにできる」
「なるほど、あなたほど人間にふさわしいものもいませんね」
神は笑った。
200字小説が流行って?いたので気分で書いた!!