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恐怖の4年間のはじまり

驚愕。


その日が。


戦慄。


彼らの告げられたことが。


そう。とある最悪な日を境に、世界の75億人の人類の意識が劇的に変化されていくというのはいうまでもない事実である。

なぜなら.......


2022年1月の一日、地球の日本海の上空に、謎の巨大な円盤型の未確認飛行物体がなんの前触れもなく、突如として出現したのだ。

そして、

「......クル.......クル......ホンヤーク....キノウーーチョウセイースル......くーー.......」

「......クル.....くる.....もう大丈夫みたいだな、この機器。じゃ、地球人の皆へ。我々は遠いエンフォラ星からこの地球へとやってきて100年も経った。つまり、君たちの定義からすると、我々は君達にとって、「宇宙人」と呼ばれても差し支えない存在といえるだろう。 今まで、君たちを観察・観測させてもらってきて何の介入もしてこなかったが、去年あたりから状況が急に変わってきたのだ。」

「クル.........................」


拡声器か何かを使って日本全土に彼ら「宇宙人」の声が届いてきているようなのだが、どうやらそれだけじゃなくて、各国の有する放送機関の管理するすべてのテレビ局、ラジオ、引いてはインターネットまでもが宇宙人によって機能を乗っ取られて、彼らのその発表じみたスピーチに使われているのだ。  で、まるでもったいぶるつもりで、少しだけの沈黙を挟んだようだが............


「だから、今年の2022年西暦にて、早々君達を前にして存在を明かすことにしたのだが、これには理由があるんだ。クル..........」

その時、各国の人間が誰もが息を押し殺しながらの緊張した面持ちで、テレビの顔面に映っているベールに身を包んだ宇宙人達の姿を前に釘付けとなったのである。


「単刀直入にいう。君達には一つの使命を課したいと思っている。これは決定事項なのでノーとは言わせない。では、君たちに課したい課題というのは..................」


「なにをやっておる、バカ者どもー!我が国の領空侵犯してきたのだぞー!あの謎の飛行物体がーー! 今すぐミサイルを撃ていーーー!!!」

円盤型のUFOの斜め下の海上に控えている日本の海軍から、宇宙人達の告げようとしていた言葉を遮るようにそう命令したとある日本の自衛隊の指揮官のようだけれど........


「......無駄なことだ。」

ズーーーーーーーーーーーーーーーン!!!

上空に浮遊している円盤から、自衛隊海軍の1艦隊に向けて、鋭いビームが放たれて、一瞬ですべてが跡形もなく消滅した。


「これは忠告だ。これ以上、我々を攻撃する真似でもしたら、一つの都市を滅するのだ。じゃ、我々の言いたいことはこうだ:

4年間の内に、君たち人類には三つの娯楽用の作品を作ってもらう。異論は認めない。そう、君たちに作ってもらう三つの作品というのは、どれもがこんな設定が含まないといけないのだ。設定はこうだ:「黒人男性が主人公で、彼のメインヒロインとなるのは日本人美少女か白人っぽい金髪美少女で」というものだ。 その三つの作品というのはファンタジー系RPG、純愛系エロゲー、ハーレム漫画の作品達だ。」


「「「「「「「「「「「ワツ・ ダーーーー ファックーーーーーーー!???」」」」」」」」」」」」

その放送を見たり、聞いたりするほとんどの人間のリアクションはそれっぽいものばかりなのであった。そして、宇宙人もこう続いた:


「これらの作品は、日本にすべて作ってもらうことになるが、他の国もこの三つの作品を作ってもらわねばな。日本の他に、もう一国に所属する人間がこれらの作品を作り終えたら課題クリアーとする。後、くれぐれも忘れないように言っておくけど、作品は全部、アニメ絵やアニメ風な美少女キャラデザインで作ってほしい。もしこの4年間で、この計六本の作品を最後まで完成することができなければ、.....................................」


急に沈黙となった宇宙人のスピーカの姿を画面を通して息がつまるほどの緊迫感の積もる心情で注目して聞いてる地球人なのだが........。


「出来の良さはもちろん重視する。例えば、エロゲーやRPGの質は今までの爆売れしてきたAAA作品と同等な質でならなければ承知しないぞ。もし低質だったり、完成できないのであれば、この地球に住む全ての75億人の人間を残りなく、みんな殺しにする。老若男女わけ隔てなく、なにもかも残らずにすべて滅ぼしてやるのだ。」


「ーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

誰もが驚愕な面持ちでその信じられないようなことを耳にしてぽかんとなった。

それは無理もない話。

だって、あまりにも理不尽すぎる要求なのだから。


こうして、この4年間で、人類は自分達の未来の存続のために、たくさんの人達がストレス溢れる緊張感マックスの命がけな状況で、「黒人が主人公」の娯楽作品兼商品を六本、作る羽目となったのである。


「....ブラック・ メインキャラクターズ・ エックジズターンズ マターズ・ ツーー....(黒人主人公の存在も大切だ)。黒人の主人公としての出番がずっと否定されるばかりならば、我々エンフォラ星人が君たち人間を人種関係なく、みんな平等に否定し、すべて消してやるのだ。」

なぜかそのようなことも続いて言い放った宇宙人なのであった......。



続く.........


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