表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/45

IF『守護者ルート』その11(学園編その2)(9章までのネタバレあり)

※これまでのあらすじ

「アイドがカナミをTS+洗脳して姉にしようとしていたのを、ラグネが横から奪ってママにして『元の世界』に逃亡したものの、その先に待っていたのは酔っぱらった陽滝だった。なぜか《冬の異世界》じゃなくて『学園世界』が展開されて、みんなが取り込まれてしまったから脱出を試みるラグネ。このふざけた世界を打ち破る鍵は、『理を盗むもの』たちが本当の自分に気づくことらしい(ティアラ談)」


・お題は「美術部と裏活動」

・登場キャラクターは「ラグネ、セルドラ、ファフナー、アイド、ゲスト」



 『学園世界』の日々は、まず虚空に向かっての「――私、ラグネ・カイクヲラ! どこにでもいる中等部二年生!」という儀式を以て始まる。


 胡散臭い空間への耐性を高めてから登校するのだが(火事現場へ飛び込む前に、水を被るアレ)、この危険な儀式を繰り返し続けていれば、いつか私は『学園世界』に取り込まれてしまうだろう。


 急ぎ、この世界の登場人物たちに、本当の自分に気づかせる必要がある。

 ローウェン・アレイスの次に、私が狙いをつけたのは――


 とある放課後。

 夕暮れの中、基本的には部活動の時間だ。


 授業を終えた生徒たちが、学園に歩き広がっていく。

 その広大さゆえに、この学園は特定の施設が複数あることが多い。

 今回は、その複数ある施設の中の一つ。

 第三美術室にて、私は一人の後輩キャラとして紛れ込んでいた。


 広い教室で美術部の活動が行われている。

 広さに見合った数の生徒たちはいない。

 おそらく、第一・第二美術室も併用しているからだろう。

 この学園の無駄な豪華さと見通しの甘さを感じると共に、絵の具や油の匂いが鼻腔を通り抜けていく。デジタル系の作品制作に手を出している生徒もいるが、基本的には並ぶ画布キャンバスや石膏の胸像などの前に生徒たちは座っている。


 そして、専用の画具を動かす音だけが、この静かな空間を満たす――ことはなく、雑談で賑わっていた。


 演劇部や剣道部と違い、この美術部は厳格な部活動ではない。

 だから、その美術室の左後方の隅っこ。

 窓際の席で、部員ですらない生徒がたむろしてしまっている有様だ。


 というか、そのたむろしている内の一人が私であり、今回の私のターゲットを含む三人の『理を盗むもの』たちだった。

 『無の理を盗むもの』セルドラ。

 『血の理を盗むもの』ファフナー。

 『木の理を盗むもの』アイド。

 今回、私が目をつけたのはアイドだったが、思いのほかに交友関係が広く、(ローウェンさんと違って)中々一人になってくれる時間が少なかった。


 なので私は、いつもの理想の後輩キャラを演じてはアイドに付きまとい、あらゆる場所で同席をし続けた結果、このような珍しい取り合わせに遭遇していた。


 ――セルドラ、ファフナー、アイド、ラグネ


 似合わない制服を着た四人が美術室の隅でたむろっている。だが、陽気に雑談を交わしているというわけではない。各々が好きなことをしている状態だ。


 まず、真面目に絵を描いているのはファフナーだけ。

 唯一の美術部員らしく、楽しそうに水彩画を描いている。

 その隣の席では、なぜかアイドが植物図鑑を眺めていた。ちなみに私も、その前方の席でアイドの動物図鑑を、真似っこ系後輩として眺めている。

 最後に、セルドラ。彼だけは席についておらず、窓辺に背中を預けて、立ったまま読書していた。最寄りの席であるアイドの机の上には、彼が読み進めているであろう本が積み重なっている。「量子力学」「振動関数」「核融合」「宇宙空間物理」「クローン」といった単語を含んだ本の中に、海外の論文を印刷してきたであろう紙束まで交じっている。


 そのセルドラの読書姿を見て、遠巻きに様子を見ている後輩たちが、ひそひそと噂話をしていた。


「セルドラ先輩、なんかまたすごそーな本読んでる」

「大人びてるー」

「頭いいんだろうね。模試も全国トップって話、聞いたよ」


 大人びてるというか、こいつらは若作りのじじい共なのだが……。

 その爺の一人であるセルドラは、その若い生徒たちの黄色い声を耳にして――


「く、くはっ――」


 によによと笑っていた。


 他二人は、他者からの称賛は遠慮するタイプのようだが、このセルドラだけは少し違う様子だ。確認のためにも、私は軽く声をかけてみる。


「……しっかし、セルドラ先輩の読んでる本って、どれも難しそうなやつばっかっすよねー。うわー、どれも見たことないっす」


 その一声にセルドラは何も気にしてない様子で、軽い返答をする。


「そうか? そこまで難しいものじゃないと思うが?」

「私じゃあ、全部ちんぷんかんぷんっすよ。ほんっとセルドラ先輩って、すごいっすね!」

「……そうでもない」


 フッと小さく笑いながら、セルドラは軽く目をそらした。

 嬉しそうだった。

 かなり嬉しそうだった。


 絶対に「そうでもない」なんて嘘だ。間違いなく、心から「そうでもある」と思っている。どうにか自分の頭の良さを自慢したいから、そんな目立つポーズで本を読み続けているのだろう。孤高の天才キャラを気取ってるのかもしれないが、席空いてんだから座れ。夕日が上手く自分を照らしてくれるように、いい角度を保ち続けるのも、胡散臭いからーめーろー――というツッコミを私は連続で入れたかったが、ぐっと我慢しておく。


 セルドラは余り交流のない『理を盗むもの』だったが、まさかこの屈強な外見で「とにかく、すごいって言われたい!」というタイプなのは少し意外だった。


 その竜混じり爺の性癖確認が終わったところで、ファフナー(なぜか私に対して異様に優しい先輩となっている)が私に忠告を入れてくれる。


「……ラグネ、気をつけろよ。セルドラさんは年下の生徒を騙して、その憧れをぶち壊すのが趣味のやばい人だからな。あんまり近づき過ぎるな。セクハラされるぞ」

「お、おい。人聞きが悪過ぎること言うんじゃない、ファフナー。俺がいつ誰にセクハラしたって?」


 その酷い評価には、いかにセルドラといえども黙って見過ごせないようで、笑顔を固まらせて反論していく。


「人聞きが悪い? セルドラさんが悪人であるのは、純然たる事実でしょうに。その情報を知り合いと共有しているだけですが?」

「おまえな……。全く、クソ生意気な後輩だ。誰に似たのやら」

「はっ。間違いなく、あんたのせいでしょうよ」


 そして、笑い合う。

 どちらも刺々しい言葉を選んでいる。が、親しみがこもっているのは、露骨に見て取れた。

 その感想が口から漏れる。


「へー。ファフナー先輩とセルドラ先輩って、仲いいんすねー」


 意外だった。

 ただ仲がいいだけならば、他の『理を盗むもの』にもいる。

 だが、この二人からは、また別の仲の良さを感じるのだ。よく観察すれば、口調や物腰といった共通点が多い。その答えをファフナーが教えてくれる。


「セルドラさんとは古い付き合い……。『幼馴染』ってやつだからだろうな」

「だな。……それと、同じ『神』を敬うもの同士というのもある」


 ファフナーの口からは奇妙な設定の単語が。

 そして、予想に反して、セルドラの口から宗教系の単語が出てくる。


「か、『神』っすか? 言われてみれば、いまファフナー先輩が描いてるのって……」


 ファフナーが描く水彩画は、どこかの古びた廃墟。

 その中には「礼拝堂」「十字架」「銀の盃」といった宗教的アプローチのある小物がたくさん含まれており、どこか神々しさを感じ取れる。


 これは、宗教画……とでも言うのだろうか。

 神の存在を訴えかけるような構成を感じた。


「そういうことだ、後輩。俺もファフナーも、一つの道を究めた先に『神』が待っていると、ガキの頃からずっと信じている。ファフナーは芸術、俺は科学って道を取っているが、俺たちの魂の行きつく先は同じだろう……。きっとな……」

「へ、へー……」


 なんかセルドラは口説くように語りかけてきたが、中学二年生的感性が一周して、何を言っているのかさっぱりわからなかった。


 しかし、本気で一つの道を究めようとしているのは本当なのだろう。

 セルドラの知識は読書量に応じて、豊富だ。

 ファフナーの水彩画は、素人目に見て滅茶苦茶上手いのも間違いない。

 現に、周囲の美術部員後輩たちからの評価は高く、ささやき声の中にはファフナーの絵の称賛も多い。


「ファフナー先輩の絵って、うっまぁ……」

「すごい精巧ですよね」

「うんうん、マジ神ってる」


 注目が集まるのも無理もないレベルだ。


 そして、そこで呑気に図鑑を眺めているアイドも、ずば抜けた学業成績と品行方正さで学内では有名人。こうして、学園で優秀&目立つ三人が並んでいるから、低学年の生徒たちの注目を集めて、人気もあって――


「くっ、くはっ、はは――」


 その年下から憧れの視線を浴びては、にちゃあっと邪悪な微笑を浮かべるセルドラが大変気持ち悪かった。

 私は鯖読みドラゴジジイの虚構人気っぷりに「ぺっ」と唾棄したかったが、教室内なので我慢しておく。


 と、ここにいる三人の学園での大体の立ち位置がわかったところで、時報チャイムの音が鳴り響く。


 ――キンコンカンコンと。


 窓の外を見ると、陽が落ちかけていた。

 あと少しで、この夕暮れの時間も終わる。

 美術室内の部活も解散の空気が漂いだして、緩やかな動きで片付けが始まっていく。


 数分後。

 パレットや絵の具といった小道具の片付けが終わり、キャンバスを立てる画架イーゼルやデッサン用の石像などといった重いものを運ぶ段階となったところで、ファフナーが口を出す。


「――ああ、重いやつの片付けは俺たちに任しとけ。みんなは先に帰ってていい」


 その美術部員最年長の発言に続いて、他二人も頼れる力持ちな先輩っぷりをアピールしていく。


「ええ。自分たちは寮暮らしで、時間に余裕がありますから」

「俺らにとっては軽いもんだ。気にしなくていいからな」


 それを聞いた生徒たちは、口々に「ありがとうございます」という感謝を述べてから、自分たちの帰り支度に集中していく。


 さらに、数分後。

 後輩たちは優しい先輩たちに感謝しながら、帰宅していった。

 眠るように部活動を監督していた教師も、学業優秀な生徒たちを信頼して、先に去って行ってしまう。


 残ったのは『理を盗むもの』の三人と私だけ。


 静寂が美術室を包む中、いそいそと四人で残りの片付けを始めていく。

 石膏像や画架を隣の美術準備室まで運び入れては、綺麗に並べる。

 こちらの倉庫用の部屋も、美術室と同じく無暗に広い。


 そして、あらかたの片づけを終えたところで、美術準備室の最奥に四人で集まる。

 最奥の壁際には、布をかけられた巨大すぎるキャンバスが一つ置かれてあった。

 その前に四人分の古びた机と椅子。

 一つの机の上には、ノートパソコンが一台置かれてある。


「ふっ。やっとですね……」


 その席の一つに、アイドは座った。

 続いて、セルドラがノートパソコンのある席の前に座りつつ、宣言する。


「さて……。では、今日も定例会を始めようか。ファフナーはすぐに、我らがシンボルの完成を目指して、取り掛かってくれ」

「ああ」


 ファフナーは何よりもまず、巨大キャンバスの布を払い外した。

 そのキャンバスは真っ白な新品――ではなく、すでに等身大を超える大きな人物画が描かれていた。


 すらりとした長身に、きめ細かな黒髪が靡いている。

 柔和な微笑を浮かべて、この『異文化総合学園』の制服を着こなす女性。

 演劇部に所属するスターであり、学園一の大和撫子と噂される『相川渦波』の姿が描かれていた(人物画だが、普通に後光が差している)。


「では、我らが『神』……いや、『女神』。カナミファンクラブ隠れ支部の定例会を始めようか」


 なぜか、世界を超えても、あのファンクラブがまだ存続していた。

 お嬢――ラスティアラさんから「うちの学園のスターにはファンクラブがある」と聞いたときは「まさか」と思ったが、こいつら普通に所属していた。


 そして、明らかに悪化している。

 向こうの『剣と魔法の世界』では、『理を盗むもの』たちの中に「カナミは男性」という前提があった。しかし、こちらでは全員の記憶や認識が書き換えられて、「カナミは生まれながらの女性」となっている。

 結果、かなりやばいレベルで心酔しているのが、一人――


「ふ、ふふっ……、ふはは……! ああ、『神』よ……! 美しく、神々しい……! 『神』だけが、この揺蕩う小舟のような学園生活に、確かな安らぎを与えてくれる……!」


 ファフナーは呟きつつ、一人だけ片付けていなかった画具を手に、巨大キャンバスに取り掛かっていく。


 素人目には、もうほぼ完成しているのではないかと思われる絵画だが、その続きを恍惚とした表情で描き足していく。

 ……先ほどまで頼りになる先輩だったはずのファフナーが、私のよく知るまともな会話のできない狂信者に戻ってしまった。


 ついさっきセルドラが言っていた「同じ『神』を敬うもの同士」の『神』とは、この『女神』のことだとわかり、かろうじてあった尊敬ポイントが全て、ぎゅいーんと胡散臭いポイントに変換されていくのを感じる。


 というか、先ほどと比べて、打って変わりすぎだ。

 教室の隅っこで物憂げな表情で筆を動かした美青年と同一人物とは思えないほどに、ファフナーの目は血走っていた。


 そして、そのファフナーをセルドラは「うんうん」と見届けて、ノートパソコンのキーボードを叩きながら、アイドと普通に話を始める。


「では、アイド。まず、定例報告だが……」

「新しくラグネ様が会員に加わった以外、進展はありませんね」

「みたいだな。アイドが会員たちから手に入れてくる写真データも、代り映えしない。もっと自然体な写真は撮れないのか?」

「セルドラ様、基本的に同じ生徒相手の撮影はご法度ですよ。さらには、目を光らせている妹様たちもいるのです。そうそう撮れはしません」


 机の上に、ばらっと精巧な絵画が(この『学園生活』に必要な知識・情報は、半自動的に与えられるので、写真とわかる)――写真が、並べられる。

 アイドは反論しつつ、手元の機械端末を弄り、液晶を器用にフリックしては保存された画像データをスライドさせていく。


 とりあえず、私は並べられた写真を見る。

 どれも、ママ――でなく、カナミの写真だ。


 しかし、どれも違和感がある。

 全て、どこか作られた構図・写真のような気がした。

 まるで、いつどこから撮られても絵になるように、カナミは全ての写真を把握して、きちんとシャッターに合わせて、ポーズを撮っているような――


 確かに、全てがこれでは、自然体な一枚が欲しくなるのもわかる。ママの真価は、何気ない日常の中に垣間見える優しさだ。


「お前の姉ティティーに頼んで、自然体の写真は撮って貰えないのか?」

「自分が頼んでも、聞く耳は一切持ってもらえませんよ。セルドラ様から頼んでみては? 自分よりは望みがあると思いますよ」

「それは……、ティティーの中にある俺の硬派なイメージが崩れるからダメだ」

「…………。セルドラ様って、そういうところありますよね。もう崩しましょうよ。姉様は少しくらい崩れても気にしませんって」

「そ、そうか? いや、でもなあ、ティティーの中の俺は、大人びたイケてるヤツとして通ってるしなあ」

「最近、崩れてきてますよ。段々とメッキが剥がれてきています」

「え、まじで?」

「まじまじです」


 というくだらない話をしつつ、放課後のファンクラブ活動は進んでいく。


 基本、いかにしてカナミのいい写真を撮ろうかという話だ。

 その方向性は、とても純粋。センシティブちょっとえっちな方向に向かうこともなく、真っ当に学内のアイドル的女性カナミの存在に惚れて崇めて愛でて、ファンクラブとしては思った以上に普通――と評したいところだったが、定例会中ずっと後ろで描かれている絵画の威圧感が、それを許してくれない。


 時々、アイドやセルドラが口を出しては、その巨大絵画の完成度を高めていく。


「あ、ファフナー様、そこです。そこの睫はもっと長いほうが、カナミ様らしいと自分は思います。こう、すすすっと、細く美しく?」

「それは流石に幻想が入り過ぎだろ。もっと写実的にいこうぜ。そのままが、一番いいんだ。過剰な脚色は要らない」


 ぶつぶつと「『神』よ」と呟き続けるファフナーだが意外に冷静で、アイドとセルドラの大雑把すぎる要望を噛み砕き、呑み込み、細かく筆に反映していく。

 実は、言うほど狂気的な状態には入っていないのかもしれない。


 そう安心したのも、束の間。

 すぐに別の問題を、私の肌は感じ取る。

 三人の作業を一歩引いた位置で見ていた私は、その空気の淀みを確かに感じた。


「…………っ!」


 いま三人とも、この『学園世界』に封印されて、魔法や『代償』とは無縁のはずなのに……。

 なぜか三人の魔力が、キャンバスにこもっている……?

 この巨大絵画はもちろんのこと、そこのノートパソコンにも――


「おっ。なんだ、後輩。こっちのパソコンの中身が、気になるのか?」


 その私の視線を感じ取ったセルドラが、少し楽しげにノートパソコンの画面をこちらに向けた。

 趣味のコレクションを自慢する子供のように、そこに詰まった作品を紹介してくれる。


「そこの巨大キャンバスシンボルが描き終わったあと、ファフナーにはVR用のモデル制作をして欲しいと思ってな。その準備をしてある。ほらっ、ソフト完備済みだ」

「へ、へー。ぶいあーるっすか?」

「くははっ、ちょっと前に流行ったろ? これさえ出来れば疑似的にだが、仮想空間に『女神』を降臨させることができる! なっ? 中々に楽しそうだろ!?」


 言っている意味は、例の自動的な情報補足パワーでわからないこともないが……。

 私が返答を濁したところで、アイドが横から口を出していく。


「その方法に、自分は少し懐疑的ですけどね。それが完成したとして、一体誰がそのモデルアバターを被るんです? 中身が自分たちでは、侮辱もいいところでしょう」

「本人に一度くらいは入ってもらいたいが、相川家の妹たちのブロックは激しいだろうしなあ……。一応、『女神』カナミを模したAIを用意してはいる。現在、表のファンクラブコミュニティを使って、理想の受け答えをさせ続け、深層学習ディープラーニング中だ」

「ふむ……、なるほど。それならば、侮辱するような結果にはならないかもしれません。もちろん、本物のカナミ様には遠く及ばないでしょうが」


 私にはわかりにくい説明だったが、アイドは納得できたようだ。

 続いて、視線をこちらに向ける。


「もし上手くいかずとも、そのときはラグネ様にお願いすればいいでしょう」

「え、私っすか?」

「まあ、俺らがボイスチェンジャーを使うよりかはマシか。もしものときの試運転は、後輩に任すのが妥当だろうな」


 唐突に役目を振られて、私は困惑する。

 理解し切れていないものを任される不安以上に、非常に嫌な予感がした。


「さあーてと、今後の予定も決まったところで……。俺たちはさらなる将来を見越して、AI技術だけでなく、クローン技術の研究でも進めるか」

「そうですね。あくまで我々の目的は、現実世界にいる『女神』を崇拝することですので」

「生物学の方面は頼りにしてるぜ、アイド」


 冷や汗を浮かべる私を置いて、先輩たちは楽しそうに持ち込んだ紙束を読み込み始める。

 その間もファフナーは、ずっと巨大キャンバスに掛かり切りだ。


「しかし、セルドラ様。なんというか引っ掛かりを覚えますね。こうして、ファン活動を行うのは大変有意義なのですが……、どこかとても遠回りをしているような気分にもなります」

「あん? おまえもか? 確かに、なーんかもっと簡単なルートがあるような気がするんだよな……」

「そう。もっと簡単に、ばばばーっと飛ばせるものがあるような気がして――」

「ああ。だが、この道が現実的でベストなのは、間違いないわけで――」


 そう談笑しながらも、それぞれがそれぞれの分野で最高のパフォーマンスを発揮しようとしている。


 クローン研究に、生物学……。

 こいつら将来的に、何作るつもりだ……。

 …………。

 気持ち悪いとか胡散臭いとかを超えて、少し怖くなってきた。


 どうやら、この三人を『剣と魔法の世界』から解き放つと、こういう方向で道を究め出そうとするらしい。


 何よりも恐ろしいのは、このファン活動に最終目的がないことだ。

 単純に『相川渦波』という女性に憧れて、好意を抱き、ファン活動をしているだけ。

 そして、その果てに――


「ふっふっふ。楽しいな、アイド、ファフナー。『女神』に少しずつ近づく感覚というのは……!」

「ええ、充実しています。同じ『神』を、同志たちと共に求める。ああ、いま自分たちは、最高に青春している……!!」


 青春を謳歌する。

 私が「その青春の果てに、一体どうするつもりなんですか?」と聞くまでもなく、「いや、別にどうもするつもりはないぞ。やりたいからやってるだけだが」という答えが返ってくるのは、三人の緩んだ顔を見ているとわかった。


 この三人は、作れそうだから、ただ作っているだけ。

 『学園世界』の学生らしく、モラトリアムを満喫していた。

 それが、このカナミファンクラブ裏支部の活動の基礎とわかり(とはいえ、推し方がやばすぎて、こうして隠れ支部として少人数活動を余儀なくされているようだが)――


「理想の『女神』……。『神』……っすか」


 ただ、私は。

 その表現が、少し嫌だった。


 なにより、このままでは『学園生活』に囚われ続けて、三人は緩やかに『未練』を果たしていってしまう。それでは、困る。私の目的は、この三人に本当の自分を思い出して貰うことだ。


 私は当初の狙いを思い出して、アイドにターゲットを絞って、語りかける。


「でも、私的には……。カナミさんは神様とかじゃなくて、どっちかというと家族的な尊さを感じてるっすけどねー。アイド先輩も、そう思いませんっすか?」


 その介入の一言に、当然ながらアイドは反応する。


「……家族的な、ですか?」

「どっちかっていうと、カナミさんって……。理想の家族みたいな感じしないっすか? そう……、例えば、理想の『姉』?」

「…………」


 アイドなら反応するはずだ。効くはずだ。

 なにせ、これは――


「イメージしてみてください、アイド先輩。あの混じりのない黒目に、艶やかな黒髪ロング。心優しく柔和で、純然にて正善な乙女。家事万能の上によく気遣いができて、世話焼きで甘やかし屋な理想なカナミさんが……、お姉さんっすよ?」

「…………っ!!」


 アイドの心の底の欲望を解き放った言葉だ。

 これ以上の攻撃はないだろう。


「さらに想像してみてくださいっす。そのお姉さんが学年違いとはいえ、同じ学び舎に通っているんです。つまり、和気藹々と談笑しながら、二人で登校! 一緒の学園生活を過ごして、一緒の夢を追いかけたりして!」

「くっ、ぐぅぅ……! し、しかし、ティティー姉様も最近は、しっかりとして……、いやしっかりとはしてませんね、全く……!」


 アイド、思い出せ。

 この『学園生活』にやってくる直前のやらかしを!


 おまえは心許してくれた男友達との友情を裏切って、誘拐拉致監禁の末に肉体改造洗脳縁組までしようとしたのだ! その罪を! 『幻妃の九騎士セイブ・クイーン・ナインズ』なんて胡散臭い組織の一桁ナンバーとして、やばい夢を追いかけていたことを思い出せ!


 ずっとおまえは夢を追いかけていたはずだ!

 カナミが姉になってくれる夢を……!


「将来の職業ゆめを二人で相談し合っては、結局一緒の道に進んだりして! そして、いつも家に帰ったら、なんと! カナミさんが待っててくれているっす! 最高の家族が、最高の手料理を用意して、おうちに――」


 家に理想の家族がいて、ずっと傍にいてくれるという夢を……。

 そんなまるで夢のような時間を、願って……。

 理想の家族の……、『夢』……?


「お、おうちで、手料理を、用意して……? そうっす。カナミさんは絶対に、家で待ってくれるんすよ……。帰ったら、ご飯を作って待ってくれていて……それで、毎日私のくだらないお話を聞いてくれたっす。へえ、そんなことがあったのって。そう、よくできたねって。うん、よく頑張ったねって。じゃあ、明日はもっと頑張ろうねって……。どんな話でも笑って聞いてくれて、撫でてくれて、一緒に寝てもくれた……! 手を繋いで寝てくれる家族的……いや、家庭的なママ! そう、ママみたいな存在なんですよ、カナミさんは……! カナミさんはママ! みんなの母親ママであることこそが、最もカナミさんを引き立てる姿っす!!」


 三人が目を丸めて、こちらを見ていた。

 腹の底から吐き出したからこそ、それが同志の痛烈な叫びであると理解して、その二文字を噛み締めていく。


「マ、ママ……、だと?」

「みんなのママですか? ふむ」


 まずセルドラが呟き、アイドも真剣に吟味し始める。


「め、『女神』を、母親のように捉えたことはなかったな」

「自分も余り考えたことがありませんでしたね」

「これは後輩ならではの発想か。俺たちは『女神』を、基本的に年下として見ているからな。妄想したとしても、姉くらいまでが限界だ。いや、ママというのは、なんというか、盲点だったな」

「ええ、中々いい発想ですね。……少し加えてみませんか? 全てを包み込む慈母のようなイメージを。我々の『神』の理想にも」

「いいと思うぜ……。母親か。基本的な発想のはずだったが、どうしてか抜けていたな。聞いていたな、ファフナー。ちょっと頼む」


 ちょいちょいと、セルドラはファフナーの肩を揺らす。

 すると、すぐに彼は私のママというイメージを反映させるべく、ぶつぶつ呟く文言に付け加えていく。


「か、『神』が、ママ……!? …………っ!! 全ての母ということか……!」


 よくわからないブレインストーミングの果てに得たアイディアを叩きつけられて、なぜかファフナーは更に筆が進むようだった。


 そのすぐ隣では、セルドラとアイドが付きっ切りで「もっと、こう包み込む感じのママ的な味を足してくれ」「愛を足しましょう、愛を」と抽象的で役に立たない助言を出しつつ、その絵描きドローイングは続いていく。


 そのとき、私は自らの失敗を悟る。

 『姉』で攻めるはずが、余計なことを言ってしまった……!

 これ以上の失言は不味いと、新参の後輩らしく黙り込み――


 ――そして、一時間後。


 とても充足した表情を見せつつ、セルドラとアイドは今度こそ本当の後片付けに入っていっていた。

 どうやら、これでカナミファンクラブ裏支部の定例会は終わりのようだ。


「ふう。今日もまた一歩神に近づいてしまった」

「ええ。新入部員のラグネ様のおかげで、活動に新しい風が入ってきましたね。素晴らしいことです」

「っふーーー。完璧だぜ。……やっぱラグネは期待の新人だったな」


 嬉しそうに三人は笑い合う。

 キャンバスの目の前では正気に戻った様子のファフナーが、いい汗を掻いたと満足げに額を拭っていた。

 そのファフナーにセルドラは聞く。


「ファフナー。できれば、この裏支部の巨大キャンバスシンボルは、近くの文化祭にて発表しようかと思っているんだが……。どうする?」

「え? いや、俺は構いませんけど……。でもどうせ、セルドラさんは全部俺一人の発案・発表にして、自分は高みの見物でほくそ笑むつもりなんでしょう? いつものように」

「くはっ、はははは。わかってるな、ファフナー。頼りにしてるぞ、我が親友」

「都合のいいときだけの親友に、ほんと吐き気がしますね。まあ、俺は気持ちよく描ければ満足なんで、別に構いませんけど」


 そう笑い飛ばし合いつつ、ファフナーも画材を片付け終えていく。

 もう完全に解散する空気だ。

 ただ、その直前に、アイドが気を使って私に声をかけてくれる。


「ラグネ様、良い風を感謝します。……ですが、本当に送っていかなくてもよろしいので? もうかなり暗いですよ?」

「ありがとっす、アイド先輩。でも、一人で大丈夫っすよ。女子寮前までなら、明かりで一杯っすから」

「……では、お先に失礼致しますね」


 そうアイドが言い残して、セルドラとファフナーも「じゃあな、後輩……いや、期待の新人!」「またな、ラグネ」と告げてから、仲良し三人組が美術準備室から出ていく。


 部屋の鍵を預かっている私は、その背中を見送って一人だけで残り、軽い溜息をつく。


「ふう……」


 学園の美術部活動の裏にあった女神崇拝ミサ――カナミファンクラブ裏支部の定例会が終わった。


 上手く潜り込めたものの、余りいい成果は出せなかった。


 私は美術準備室の窓を一つ開ける。

 すっかり夜だ。

 ひんやりと澄んだ空気が流れ込んでくるのを、全身で浴びる。

 火照った頭を冷やしてれるのに丁度良かった。


 アイドに『姉』の魅力を説明しようとして、少し熱中し過ぎてボロを出してしまった。

 早く味方が欲しくて、焦ってしまったのだろうか。それとも、私自身の心に――


 思った以上に、アイド攻略が遠い。

 どうにか『元の世界』のことを思い出させようとしても、別問題の変な方向に話が吸い込まれてしまう。そして、その方向が私にとっては、地雷。


 窓の外が本格的に暗くなってきたのを見つつ、私は反省する。

 もう少し準備が必要のようだ。

 私一人では駄目。不測の事態に対応できない。

 頼りになる協力者サポーターが欲しい。

 そう、例えば――


「――呼んだか、ラグネ。『幻妃の九騎士セイブ・クイーン・ナインズ』ナンバーセブンの説得に梃子摺ってるみたいだな」


 声が響き、いましがた見ていた窓の外に、ロープが垂れ落ちてきた。

 そして、そのロープを握って、一人の男がスーッと降りてくる。


 男の装いは制服でなく、黒と茶の二色を基調としたシャツ・ベスト・ジャケットを着崩した私服。教師かと思ったが、知っている顔が否定する。その焦げ茶色の髪に、胡散臭過ぎる登場と物言いは――


「パ、パリンクロンさん!?」

「ああ、俺だ。パリンクロン・レガシィで合っている」


 そう答えて、パリンクロンさんは窓枠に座った。

 思いがけない知り合いの登場――それも、明らかに『元の世界』での知識を保持している様子での登場に、私は興奮してしまう。


「い、いやっ、そろそろ出てきてくれるかなあーって思ってたっすけど、出たら出たで胡散臭いっすねぇえーー! というか、どうやって!?」


 やはり、『異世界』に一人。この異常に気付いているのは自分だけという状況に、心細さを私は覚えていたのだろう。少しだけ声が大きくなる。


「この『学園世界』で意識を保つコツは……、まあ気合だな。ちなみに、もう知っていると思うが、『幻妃の九騎士セイブ・クイーン・ナインズ』たちはソウルメイトであるアイドを追いかけて、こちらの異世界への移動を完了している。他にも、聖人ティアラを追いかけて、ディア・マリア・スノウといった子たちも続々と集結中だ」


 手が足りないと思ったところで、新たな登場人物の追加は嬉しい情報だった。

 驚く私を置いて、次々とパリンクロンさんは情報を投げつけてくる。


「だが、誰が来ても、この『異邦人』陽滝の『学園世界』を突破するのは難しいだろうな。まず、ここに違和感を覚えるのすら、至難の業だ。いまのところ、俺以外は全員ダメダメだ」

「そうみたいっすね……」

「なぜなら、ここは楽しい。単純に『異世界』ってだけでなく、色々な願いを叶えてくれる空間だ。上手く考えたもんだ。……道徳を教える教師という誘惑を振り切るのは、この俺でも少し骨が折れた」


 『水の理を盗むもの』ヒタキの用意した『学園世界』は反則的だ。

 その反則的な力を、パリンクロンさんは最初から跳ね除けることに成功したらしい。

 凄まじい精神力だ。しかし、教師という役割がないと、ここでは――


「ラグネ。先に言っておくが、俺はおまえの協力ができない。……そもそも、おまえが裏切ってカナミを『異世界』に連れ去ったのが全ての始まりだからな、これ」

「うっ。それは……」


 咎められ、伸ばしかけた手をポケット・・・・に入れる。


 思い出すのは、先ほどの『木の理を盗むもの』アイドがやらかして、誘拐拉致監禁の末に肉体改造洗脳縁組しようとしたところを、私が横から殴りつけて、一切合切をかっさらった記憶。


「いいか? 二つの世界を跨いでも、まだカナミ争奪戦は続いている。依然として、サバイバルバトルってことを、今日は一先ず伝えに来ただけだ」

「……パリンクロンさんは、世界を打ち破ろうとか思わないんすか?」

「まだ思わないな。ここからは、俺は俺らしく、みんなの敵になるつもりだ。なにせ、色々と思うところができた」

「思うところ……?」

「そもそも。本当にそもそもの話として、いまのカナミの現状を、俺はそこまで好ましく思っていない。――カナミは男だ。男でありながら、女の身体に変わってしまったというのが一番面白いところなんだ。なのに、それを最初から女だったってことにするのは……、なあ?」


 私はパリンクロンさんと気が合うと自負していたが、その「なあ?」はよくわからなかった。

 その本音か冗談かわからない主張は続けられていく。


「ソウルメイトの手前、余り口出ししてこなかったが……カナミの記憶抹消も、どうかと思っていたんだ。カナミはカナミだから、素晴らしいんだ。あのカナミが苦しみ、悶えて、必死になるのがいい。男性だったときの記憶からのギャップで、大混乱する姿がいい。……女だとしても、カナミとしてのアイデンティティや記憶が残っていなければ、何の意味もない」


 ――そのちょっと気持ち悪いこだわりの話の終わり際、はっきりと私にもわかる敵対行為を予告する。


「だから、まず俺は、このふざけた状況で男だったときのカナミの記憶を戻す」

「なっ……! それだと、わ、私の――」

「おまえのママになることはなくなるだろうな。そういうことだ。カナミファンクラブ期待の新人君よ、はははっ」

「…………っ!」


 不名誉すぎる称号と共に、やっと主張の意味が分かる。


 どうやら、さっきの私の力説を、ばっちり盗聴されていたようだ。

 この世で最も夢を知られてはいけない相手に、自らの夢を知られてしまった。


 だ、だとしても――

 そんなことは許さない。

 相手がパリンクロンさんだろうと、ママは私のママなのだから……!


 その私の殺気をパリンクロンさんは「ふっふっふ」と笑って楽しんでいた。

 そして、やってきたロープを伝い上りながら、「それじゃあな」という言葉を残して、去っていく。その堂の入った不審者っぷりから、かなり前から自意識を取り戻して、学園を徘徊しているとわかる。


「ぐぅ……! パリンクロンさんめ……! 私の必死具合も楽しんでるっすねー!」


 今度こそ本当に、美術準備室で私は一人となる。


 そして、たった一人、今日の成果を私は整理していく。

 味方を一人増やすつもりが、やばい敵が一人増えてしまった。おそらく、パリンクロンさんは私ごとカナミを楽しむ方向に切り替えた。

 私は自身の失敗を二重に噛み締めて、とぼとぼと帰り道を歩き出す。


 とはいえ、やることはやる。

 パリンクロンさん本人が嬉しそうに「みんなの敵」と言っていたのだ。

 最近使い方を覚えた携帯端末スマートフォンを用いて、


「あ。もしもし、警察ですか……? いえ、我が校のアイドル相川渦波を悶え、苦しませたいと言う半笑いの変態男が急に現れて……。はい、胡散臭い髭が特徴で……。あ、私は学園の中等部二年生の――」


 不審者がいることを通報しておいた(カナミを女のままで男に戻すという意味不明な供述のポケット録音も含めて)。


 …………。

 ……………………。

 そして、翌日。


 学園に「ストーカー注意! この男の人相にピンときたら110番!」の張り紙が広まっていた。

 その張り紙を見たセルドラ・ファフナー・アイドが、学園一の美少女カナミの危機に闘志を燃やしていた。拡散する手間が省けて助かる。ファンクラブが親衛隊化するのも時間の問題だろう。


 ――ひとまず、今回の成果はプライマイゼロ。


 張り紙の一枚の前で私は、強く手を握り締める。

 負けない。

 この『学園世界』という逆境で、かつての師であり恩人であるパリンクロンさんを超えることを、心に誓っていく。


「さようなら、パリンクロンさん……。あとやっぱり、一人だけじゃ無理が出るっすねー。一人役割を抜け出しても、こうなるだけ。まずはお嬢あたりに、協力者サポーターとなって貰えるように動くのが良さそうっすー」


 そう呟き、文芸部に向かっていく。

 私は歩き続ける。この『学園世界』を――


 これが9章終えてからでないと投稿できなかったIFネタですね。

 未登場キャラ説明回・文化祭の前振り回のつもりでしたが……、なんだかちょっと真面目な話になって、纏まりが中途半端ですね。もっとぐちゃぐちゃにしないと。


※宣伝

一月二十五日に「異世界迷宮の最深部を目指そうのコミカライズ一巻」「異世界迷宮の最深部を目指そう13」が発売します! 同時発売です!

どちらも表紙は揃ってラスティアラ! メインヒロインさんですね。

素敵な表紙などなどご覧ください!と毎度のことですがお勧めしておきます。


ということで、祝本日発売です!

コミカライズ特典のディアが、個人的に滅茶苦茶いいですよー(※宣伝)!

土日ですね。

なにかのついでで構いませんので、どうかよろしくお願いします。


そして。

本日から、本格的に更新ストップとなるのですが……。

IFの面白そうなお題・案をどこかでゲット出来たら、気分転換を含めて何か書くかもです(連合国内でのネタでも可)。


もちろん、迅速に10章を書き上げることが前提です。

それではではー!



◆◆◆◆◆



※現在のメモ

【学園世界名簿】

ラグネ みんなのフリー素材系後輩

ラスティアラ 文芸部

アルティ 料理部

ティーダ 生徒会 会長

ローウェン 剣道部 部長

リーパー 剣道部 マネージャー

アイド 園芸部 部長

ティティー 飼育部 部長

ノスフィー 演劇部 

ファフナー 美術部 エース

セルドラ 科学部 

ノイ

カナミ 演劇部 エース

ヒタキ

ティアラ 文芸部 部長

パリンクロン 教師? 不審者

ライナー

ハイン

エルミラード

グレン

ディア

マリア

スノウ

セラ

シス

シア

クウネル


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点]  パリンクロンの扱いに笑った。
[一言] 「誘拐拉致監禁の末に肉体改造洗脳縁組」という今回一番怖い言葉
[良い点] ラグネvsパリンクロンこれは熱い!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ