藪氏の場合
広く一般に確立された方法はクズしたいけど力量がありませんでした。
末尾に記号がないのは心の声です。
視界一面が白い。
字にかいて、「が」を抜くと「視界」「面白い」になるなと現実逃避したい考えと同時に現状を早く認識しないとマズイんじゃないかなと焦りがちらほら。
もうすこし、現実逃避していたい。
そうも言ってられないか。
そう、ここは・・・
白い空間だ
白い部屋にいる。
これはアレか
オレ、死んだか
目の前に、誰かがいる。
ダレ? 知っている人物なのかそうでないのか解らない。
思考力まで喪やっているのか。
「□□□□さーん、ですよねー」
本名はやめてもらえませんか
「あ、そうでしたね。すみません、はじめてなもので」
ハンドルの『薮』でヨロ
「はい。じゃあ薮さん、よろしくです」
はぁー、こちらもこうゆうの初めてですし・・・オレ、死んだですよね
「えへっ・・・・・(^_^;)」
神か天使かまだわかんない少女は・・・無言のまま、頭を下げる。
うっ。心臓を突然握られた衝撃だ。正面でこちらを向いているのに相手の顔が、まったく分からない。
こいつは這い寄る貌のない邪神という存在か、それかあまりにもアレな容貌で脳が認識できないのだろうか。
ありきたりとはいえ周囲が白いしな。
それはそれとしてやっぱおれ死んだのか
思い当たることといえばイロイロあるよな。
でもダンプパターンはないな、外にはまず出ないしな・・・・
しばらくおいてから。
「死んでないですよ」
そうか、死んだからもう現世に居ないのか
「違いますよぉ」
違うとは、死ぬる間際の玄覺か
何度か繰り返しているとイライラしてきたのだろう。
はっきりわからないがジト目になってきたのが何故だか分かる。
このあたりが潮時か。ふざけすぎてはいけない。
しかし許容値を越えてしまっていたようだ。ぶつぶつと、少女はうつむきがちに何かを唱え始めた。
耳を澄ますとここにはいない誰かの悪口だとか、自分の不幸だとかだ。
やりすぎたか
「えー、そーですよ。やり過ぎですねー。貴重な時間とリソースが消えましたね。むしろ自業自得ですがねー」
はぁ
「アナタにかかる負荷を押さえようと手短にコンタクトしてたのですがねー」
ほぉ
「アナタのプライベートリソースを消費させていただいてますからねー」
プライベートリソースってなんだ
「思い出とかの記憶とか体組織だったりしますねー」
え゛っ
「あと少しで、自我すら持てない、ただの有機体の残滓だけですねー。さぁ続けましょうかねぇー」
いやいや、ちょっとマットくれよ
「ええ待ちますよー。あなたの貴重なジカンを貪り使ってねー」
ゲーム疲れで意識をなくしかけている状態で、直接思考にコンタクトしてきた存在に翻弄されるがまま、このあとおれは、判断能力が欠如しまくりで、相手の要望を深く吟味できないで了承していった。
意識が戻っていろいろ確かめたが、言われていたリソースを消費された形跡はない。
結果、創られた仮想世界管理の片棒を担ぐことになった。
正確には、上司がいる。そうご想像通り、這い寄る邪心様だ。
サポートには依頼元がコネで手に入れてきた量子コンピューターに繋がったターミナルAIで依頼を熟していく。
現実世界でやるべきことをやり、手伝う報酬として剣と魔法の幻想世界へ転移させてもらうことにした。
長く相棒だったAIを3Dにしたアンドロイドのパートナー付きでだ。
おれの権限は創造者の少し下で、世界を巡り不調を正していく。
基本『おれTUEEEEEE』も権限を使えば容易い。
いざとなったらとりあえず、魔神と名乗ることにしている。
そう創造神=>邪神>>>>魔神だからだ。
たまに音声だけだと邪神>>創造神な・・・・深くは言わない方がいいか。
調子に乗ると上司がやってくるので、自重はしている。はずだが、ナゼか頻繁に来る。
現実界では行方不明で死亡と同義になっちまうだろうが、ほんと些細なことだ。
長くクドイ表現を削りきれなかったことをお詫びいたします。反省。




