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いつかどこかで歌った歌  作者: 月影 ゆかり
3/12

いつかどこかで歌った歌

今回は長めです。台詞が多いかも

佳寿君へ

今は1人にして


「♪♪♪」

メールはすぐにきた。泣きながらケータイを開けてメールを見る。


遥へ

逃げるの?

まぁ、確かに親友が亡くなったし1人になりたいっていうのはわかるけどそれって逃げてるよね?あれから考えたんだけど。愛花は

殺されたんだと思う。


「逃げるの?」

その言葉が酷く胸を痛めつけた。

そして「愛花は殺されたんだと思う」

私が殺したということだろうか?

もしくは…自殺じゃないということ?

私はメールを慌てて打った。


佳寿君へ

それってどういう意味?自殺じゃないってこと?


「♪♪♪」


遥へ

詳細は口でね。今着いたから。


結局、来るんだ…。

ピーンポーン

インターホンが鳴る。お母さんがパタパタと玄関に向かう足音が聞こえ、誰か、いや佳寿君との話し声が聞こえる。


「おじゃましまーす」

私の部屋は二階にあるがそこからでもよく聞こえた。

パタパタとスリッパの足音が私の部屋へと向かってくる。


幼い頃、よく佳寿君と一緒に遊んだ。

私はいじめられっ子で佳寿君から守ってもらっていたのだ。小学生になって愛と会って、愛が守ってくれていた。

そういえば、いつも誰かに守ってもらってばかり、いたな。


コンコン

「どうぞ」

ガチャ

「いきなり、ごめんね! ってパジャマじゃん」

佳寿君は勝手に床に腰掛けている。

「お母さんが着替えさせてくれたんじゃないかな」

私はベッドに腰掛けている。

「まぁ、そんなことより大丈夫?」

「それより、さっきのメールどういうこと?」

私は佳寿君の質問には答えず、質問する。

「はぁ、わかったよ。順を追って話す。

愛花さんが死んだ時、僕は見てたよ」


「へ?」

どういうことだろ?私が通っているのは女子高校で佳寿君は男子高校だ。

「侵入したの?」

「そんな目で見ないでくれる?

愛花さんが男子高校にいたんだ。屋上の下から見てたよ。その時は愛花さんしか見えなかったけど、誰かと話していた。それで、

誰かに押されたと思うんだ」

「なんで愛が男子高校にいたの?」

黙って聞いていたが謎が多い。

「会長に会いにじゃないかな」

「会長?」

佳寿君は少し驚いた顔をしている。

「知らないんだ?愛花さんと会長は友達なんだ。いや、会長は愛花さんの事が好きだけど」

「そうなんだ。でも、誰に押されたの?」

佳寿君は首を振る。

「わからない。僕の位置からでは見えなかったし逆光だったしね」

「そっか」

佳寿君は腰を上げる。

「もうそろそろ暗いし帰るよ。」

「えっ、あ、うん」

佳寿君は扉の方に向かって数歩、歩いてから私の方を向いた。

「そうだ。会長は愛花さんを殺した人を探してる。だから、遥のところにも来ると思う。」

「えっ、どうすればいいの!?」

「正直の事を話せばいい。だって遥は殺してない。でも、警戒はしときなよ。なんなら、 僕を呼べばいい。会長の名前は長宮だから」

「うん、ありがとう。じゃあね」

佳寿君は笑いながら答える。

「じゃあ、お大事に」

バタン




長宮 志信 (ながみや しのぶ 通称 会長)

男子高校の生徒会長で金持ち

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