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どこかで歌った歌
君は私のヒーローだった。
正反対だからこそ、君はヒーローだったのだ。
だから君が死んだなんて、夢だ。
それからの記憶は覚えていない。
起きたらいつの間にか、夕方で自分の部屋のベッドで寝ていた。
あれは、きっと夢だ。悪い悪い夢だ。
だって君が死ぬはずなんてない。
愛は、いつだって私のヒーローだった。
♪♪♪
メールを知らせる音だ。
愛は照れながら嫌がってたけど愛の歌声を録音してメールの音にした。
ベッドからノロノロと起き上がり、少し蹌踉めきながらも数歩、歩いて机からケータイをとる。ほとんど、スマホとかの人が多いけど私はそれほど裕福じゃないから、まだガラケーだ。
ケータイを開けると佳寿君からだった。
遥へ
いきなり、倒れたって聞いたけど大丈夫?
まぁ親友が亡くなったし、ちゃんと落ち着いてから学校に来な。
僕、男子校だから一緒に登校とかは無理だけど家近いし。迷惑じゃなかったら今から行くよ。
あぁ、夢じゃなかったんだ。悪夢じゃなかったんだ。
私は胸が痛くなり、また、泣き出した。
私のせいだ。私が殺した。
遥「ごめん、ごめんね愛…」
私は泣きながらメールを打った。
佳寿君へ
今は1人にして
三嶋 佳寿 (みしま かず)
男子校に通っている。はるとは、幼馴染
佳寿君、なんと答えるのか?
佳寿君、どうするのか?




