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いつかどこかで歌った歌  作者: 月影 ゆかり
12/12

いつかどこかで歌った歌

今回は字数が多いです(。-∀-)

ピーンポーン


チャイムを鳴らして家の門で待つ。


家はとても大きく、見てすぐに金持ちだということがわかる。


落ち着け、私…。


とても緊張するが放っておけない。


それに佳寿君と約束をした。


?「はい」


遥「こ、こんな遅くにすいません! そ、そのは、話があって来ました。 いいですか?

会長」

深々と下げていた頭を上げた。


会長「俺に断る権利はないのだろう?

いいだろう。 爾志公園に行こう」

会長は、もう上着を着ていた。

しかも余裕そうな顔だ。



私達は、何も話さず 目も合わせないで公園に向かった。



もう、夜の7時15分を過ぎていたせいか

暗く 公園の電灯だけが明るかった。


少し、深呼吸をして言った。


遥「愛を殺した犯人はーー


会長「この前は勝手に帰ってしまい、申し訳なかった。」

会長は私の声を遮って言った。


遥「あ、いえ…あの、話っていうのは


会長「君の話したいことは、わかっている。

俺が犯人だと言いたいんだろう?」


遥「は、はい」

会長、自らが言うとは思わなかった。

でも認めたのかはわからない。


会長「佳寿を階段から落としたのは、悪かった。謝っといてくれるか?」

会長は、私の目をしっかりと見て淡々と話している。


遥「わかりました」


会長「愛花を殺したのは俺だ。」


遥「…。なんでですか?」


会長は寂しく笑ってから、話し始めた。



あの日も、愛花は男子校に来ていた。


いや、俺が放課後になったら来て欲しいと言っていたからだ。


愛花はいじめられていた。


今日こそは、いじめっ子の名前を教えてもらおうと思ったんだ。



場所が悪かったのかもしれない。


あまり、人に聞かせたくなかったから

屋上にしたんだ。



会長「いじめっ子の名前を教えてくれないか?」


愛花「…。ねぇ、もう会うのはやめよう」



悲しそうな顔で言っていた。


少しイラっとしたんだ。


それで、俺は反射的に落とした。っていうと変かもしれないが…。



遥「そうだったんですか」


会長「後で調べてわかったよ。いじめっ子は俺の元カノだった。

俺も君に言いたいことがあったんだ。」


真剣な顔で私を見ていた。

冷たい風が私と会長の間を流れていった。


会長「その日、君はいじめっ子に命令されて愛花をいじめたそうじゃないか」


あぁ、そうだ。

それで、愛に謝ろうとしてたんだ。


急に涙が溢れ落ちた。


遥「ごめんなさい、 ごめんなさい」


会長「愛花は君のことが好きだったよ。

佳寿も、君の事を心配していた。」


遥「うっ、ひぐ」

何か、話さなければいけないのに声は出なかった。ただただ、涙だけが出てくる。


会長「俺は、自首しようと思うよ。

あとこれ、愛花の母から 君に渡して欲しいと」


それは、手紙だった。


会長「愛花が君宛に書いたそうだ。死ぬ前に。君に渡すつもりだったんだろうな。」


遥「あ、ありがとうございます」


会長「あぁ、 その、ごめんな。」


会長は警察署の方に向かって歩いていった。


私は近くのベンチに座り手紙を読んだ。


まだ、歩ける気がなかったのだ。


遥へ

遥は優しいから、きっと私がいじめられていることについて悩んで傷付いていると思ったから手紙を書いて見た。

なんか、すごい変な感じだけど笑


遥は気にしなくていいんだよ。


それに、遥には味方がいるし 相手に合わせなくても大丈夫だよ!


最後に少しだけ、ワガママを書こうと思う。


いつかどこかで歌った歌を今度は、一緒に遥と歌いたい。

遥は歌、あんまり好きじゃないと思うけど、

でも一緒に歌えたら楽しいかなって思って。


返事、 いつでも待ってるから!

愛花より



涙が次々と溢れ出す。


遥「ごめん、ごめん 愛」


私は、すぐに涙を拭って歩き出した。

ずっと 泣いてばかりじゃダメだ。


いつかどこかで歌った歌を歌いながら、

私は歩き出す。


今なら、わかる。


愛は私のために歌ってくれたこと。


だから、今度は私が愛のために歌うよ。


下手くそだけど、愛に届くように。


いつかどこかで歌った歌がいつかどこかで歌う歌になる。


読んでくれてありがとうございました!!

次は冒険ファンタジーを書こうと思っていますので、またよろしくお願いします!

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