戦えポコ!学園洗脳事件編4
初注意:ちょいエロでグロいです
しばしコメディーはお休み
「ん…ここは?」
えっと、三柳双葉です
なんか私達、球体に閉じ込められてそれから意識を失ったみたい
「……はあ…頭の中で誰に説明してるんだろ…」
一人言を呟くと起き上がろうとした
ガチャガチャ
あれ?起き上がれないし…変な音がする…
しょうがないので自分の体を見てみた
「ななな…なんじゃこりゃあ!」
某俳優風に叫んでみたけど、決して冗談なんかじゃない!
うわー!うわー!私裸だよー!しかも鎖で手足固定されてるしー!
「…起きた?双葉」
隣には同じような姿の茶癒、声色はいつも通りだが顔が真っ赤であった
「なんでこんな格好してるのよ!私達は!」
「…知らない」
「ちょっとは考えてよ!私より頭いいんでしょ!?」
「…頭はいいが、私は発想力にかける、双葉こそ落ち着け」
「なんですって!?私のどこが落ち着いてないって言うの!」
「…見れば解る」
裸で睨み合うとかおかしな状況が続く
「おや?お目覚めですね。お二方」
鈴を転がすような声がした
この声は…
「セイラ…貴方…一体何を…」
セイラは私の唇に人指し指を当てる
「シー…大丈夫です。私はただ…双葉先輩の標本を作るだけだからね?」
そういうとセイラは私に手術魔法の一つをかける
体を切っても血が出ないという魔法だが、痛みはなくならない
「ちょっと…セイラ!やめなさい!」
私は叫んだ
叫んだがセイラは鼻唄を歌いながら滑車付きトレーを運んでくる
そしてメスをそこから取り出す
「双葉先輩」
メスを持ったまま、私の上にあるライトをつける
「何よ?」
最後の強がりで聞いてみた
「いい声で鳴いて下さいね?」
セイラは天使のような笑顔を私に向けた
そしてメスをみぞおちに当てる
「お願い…やめて…」
私の願いも届かず、セイラはそのままメスを走らせた
「いやぁぁぁぁぁ!」
激痛が走り、私は悲鳴を上げ、身をよじらせようとする
しかし、それは鎖に阻まれガチャガチャと音がするだけ
セイラは悲鳴を気にすることなく腹を切り裂いた
「あはは♪双葉先輩、もっともっと鳴いて下さいね〜♪」
切り裂いた腹をそのまま素手でこじあけた
微妙にまだ繋がっていた腹筋を力ずくで開かれ耐えがたい痛みとブチブチと筋繊維が切れる音がする
「やめて!やめて!痛いよ…痛いよぉ!」
普段の双葉からは聞けない言葉である
その言葉を聞いたセイラは満足そうに微笑む
「ああん…双葉先輩が鳴いてる…もっともっと聞きたいなあ…」
うっとりしながらメスをトレーにおき、鋏を取り出す
「じゃあ、まず、胃を取りますね〜♪」
そういうと双葉の胃を掴む
「やだぁ!やめて!やめて!あああああ!」
バツンと食道との繋りを切られる
そして次は小腸との繋りを切られ、胃が取られた
「ウフフ♪見て見て〜こんなに綺麗な内臓が取れましたよ?双葉先輩〜♪」
双葉を解体しているセイラの姿は実に楽しそうで生き生きしていた
「もう…や…めて…痛いのは…やだよぅ…ぐすん…痛いよぅ……お願い…助けて…セイラ…」
双葉がとうとう泣き出す、そして命乞いをする
「ダメですよ〜♪次は小腸をとりましょうね?ほーら、痛い痛いでちゅね〜♪」
セイラは無情にも再び双葉の腹に鋏を入れる
「やだぁ!やだぁ!助けて!ポコぉぉぉ!!」
双葉の叫びに呼応してか、手術室の鉄扉が破壊された
「……待たせたね」
そこに居たのはポコだ怒りのあまり、目が真っ赤に染まっていた
「な…どうしてここが!行きなさい!蟲達!」
セイラの反応は早かった、体中からムカデを出してポコを攻撃した
「…ウザいね…僕はなあ…あったまきてんだよ!!」
魔法を唱えた訳ではなかった…ただ、魔力を体から吹き出させただけ、たったそれだけでムカデ達は塵と化す
そしてセイラに一瞬で歩みより、ボディに一撃
魔力で強化されたソレは一撃でセイラを沈める
「フタちゃん!まってて!すぐに助ける!」
そういうとポコは両目を閉じる
「集え魔力…永遠に刻むものよ!我はソレの異端者である!異端者であるゆえに、我は汝に干渉す!戻れ時よ!【刻の反逆者】!!」
ポコが両目を開くと左目だけ時計になっている
その時計の針が真逆に高速で回転する
そうするとみるみる双葉の傷が癒される
いや、アレは元に戻っている
そして傷どころか奪われた魔力も、服も元に戻っていた
僕は二人の鎖を外す
「…セイラ、こんなことするような子じゃなかった…」
双葉は気絶したセイラを悲しみを帯た目で見る
そしてダガーを召喚する
「ごめんね…すぐ楽にしてあげる…」
双葉はダガーを逆手に持ち、そして…
続く