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ポコと厄日

初注意:ポコは頑丈です

さて…気持ちのいい朝だ

今日はサユとフタバの弁当を食べてどちらかに殺されなければ…

あー…学校行きたくねー…

「おはようございます。ポコ先輩」

ミーナが僕を起こしに来てくれた

ミーナは昨日、風呂に久しぶりに入り、綺麗な布団で生まれて初めて寝た

ミーナは昨日とは別人だった

踝まである金髪のストレート、少し垂れ目気味の緑がかった瞳、笑顔の時、口から覗く小さな八重歯

「おはよう…昨日とは別人だね…」

ちなみに僕は低血圧で朝が弱い、今だに布団から起き上がれない

「ふあ…そんな……」

ミーナは顔を両手で隠して照れている

もちろん僕は見てなかった

「いや…本当にかわいいよ…お嫁さんに欲しいくら…アブ!?」

ミーナの蹴りが腹部にヒットし、僕の体は映画のように宙を舞い


寝室→トイレ→台所→リビング

と壁を次々と貫通し、リビングのソファーに叩き付けられた

「あうあう…ポコ先輩〜!大丈夫ですか〜?」

ミーナが心配そうにかけよってくる

大丈夫な訳がない

って言うか…君…めっさ強いやん…

「も…もしかして…ミーナは……神聖科の…生徒…?」

ポコはソファーでぐったりしながら訪ねた

「はい、おはずかしながら……神聖科です」

ポコはやっぱり…と照れるミーナに気付かれぬようため息をついた

神聖科の生徒は素手での戦闘を得意とする

体に強化魔法をかけ手足を鋼のようにかたくし、活性化魔法で獣以上のパワーとスピードを持つ

あー…余計な事考えてたら…意識が遠退いていく

「……も…もうダメぽ…」

ポコはそのまま意識を手放した






起きたらベッドの上だった。

隣ではミーナがリンゴの皮を向いていて、僕は自分の体を眺めた

傷はあらたかた消えていたが骨は完全に直っていないようだった

「おはようございます。……ごめんなさい…つい…」

ついですむなら警察はいらない、そして、リンゴの皮に身がついていない

上手すぎる!(某蛇風に)

「あはは…今何時だろ?」

とりあえず笑いながら時計を見る

PM3時36分

……不味い…フタバとサユが家に見舞いにくるかも知れない…

「ミーナ!今すぐ隠れ…」

ピンポーン

恐怖の音色が廊下に鳴り響く、ポコは油の切れたC3P○見たく首を玄関に向けた

(ま…まずい…!)

恐らくミーナが出迎えるだろう

ちなみにミーナはポコのTシャツとGパンを着ている

つまりこういう方程式だ

ミーナが出迎える→フタバ達が驚く→ミーナ訳のわからない事をほざく→誤解→フタバがキレる→サユもキレる→死

僕は急いでミーナの方を振り向く

「ミーナ!今すぐ隠れ…」

「はーい!どちら様ですか?」

いねぇし!!

つか…もう出迎えてる!?


ここは…




1.窓から逃げ出す


2.皆の前に出て弁解する


3.決死の覚悟でフタバ、サユと戦う


4.布団に潜り、死を待つ




4…

仕方ない…諦めて死を待とう…ミーナ…ごめんよ…これ以上ご飯食べさせてあげられなくなっちゃった…



待つ…来ない…もう少し待つ…来ない…かなり待つ…来ない…

どうしたのだろうか?

玄関に行って見る、そこには声をあげて泣くフタバと目をうるませているサユがいた

そして物凄い重い話をミーナが楽しそうに話していました…

「あ、ポコ先輩」

話を中断してミーナがこちらによってくる

「うえぇぇぇぇん!可哀想だよー!」

フタバは僕には辛く当たるが基本的に優しく思いやりがある

「ぐす……奴隷制度…最低…」

二人とも…泣きすぎだよ…

ミーナ、そんな重い話をさらっと言わないでよ…

ポコはポリポリと頭を掻いて奥を指差す

「とりあえずお茶にしようよ、立ち話もなんだし」

三人とも頷き、居間に来る

皆座ったのを見計らい、指を二回鳴らす

パチン

紅茶の入ったポットとティーカップを出す

パチン

クッキーやらチョコやらお菓子の入ったバスケットを出す

カモミールティーだ






しばらくして、和気あいあいと談笑していたのだか双葉が急に切り出した

「そういやさ…ミーナはさ…なんでポコのTシャツ着てるの?」

ポコはしばし固まってしまった

ミーナ…頼むから変な事は言わないで…

「えっと…お風呂上がり裸でうろついてたらポコ先輩が服くれたんです♪」


双葉が固まる

茶癒はジャキン!とライフルを構えた

「…ポコ」

恐ろしく冷たい声、僕はガクガクブルブル震えている

「な…なんでしょう…」

キリキリキリ…と茶癒の方に首を向けた

「シネ」

その言葉と同時に僕は吹っ飛ぶ

空気圧縮弾だ

壁に叩き付けられた

息が詰まり、視界が回る

「サヨナラ」

茶癒のライフルが火を吹いた

「させません!」

ミーナが瞬時に弾を弾いた

「茶癒さん、ボクが相手です!!」

茶癒は部が悪いと舌打ちして銃をしまう

「…あなたとは…戦わない…」

そういうとおとなしく座ってお茶をのみはじめた

プロフ2

名前:三柳双葉

年齢:17

性別:女

ステータス:魔力B筋力SS知識A抗魔力B

備考:三柳財閥の一人娘

巨乳のナイスボディで学園での人気もたかい

剣術は父である三柳龍葉直伝の剣術である為、近接戦闘ではトップクラスの強さである

ちなみに三柳家は平安から続く暗殺一族であったが三柳龍葉の妹である三柳一葉が当主になり、三柳家の暗殺の歴史は終わっている

得意な武器は西洋剣

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