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目撃証言80『失敗』

「ダメだ! これは! あー! ハイハイ失敗失敗!」

「そうですね……まさかここまで強情な女だとは……まあいいでしょう……出来るならという話でしたからね」

「まあね」


レイディーは、ネチネーと共に、諦めたようにその場を去る。


「え……」

「油断するなよ……アイツの目はまだ諦め自体はない……別プランを用意している目だ……」


近くにいた琉鬼奈が、良子の肩を叩いて、教える。


「琉鬼奈さん」

「お前は自分のしたい事を貫え……それはお前の性分だと思えば達観出来る……自分はこうなんだから仕方ない……そう思える事で例えどれだけの者に馬鹿にされようが貶されようが否定されようが心の意志までは潰されない……」


その言葉を聞いて、良子は深く頷く。


「私……もっと強くなりたい」

「そうか……それは俺がムッチョにした鍛え方では強くなれない……アイツは国を守る強さを求めた、もっと強くなるはずだった……だが死んだ……これが戦いだ……お前はお前の性分で無差別に無条件に己の欲である救いたいを叶え続けろ……生きるのに大切なのは自分の欲に……願いに素直であり続ける事だ……奪われて苦しい時もあるがそれでもお前がそう産まれた……そのように作られたと思えれば……それこそ幸せと言うんじゃないのか?」


それだけ言って、琉鬼奈はその場を立ち去る。


「あ! ありがとう!」


良子は、お礼を言うと、霧雨が声を掛ける。


「いいの? 仲間にしなくて」

「うん、あの人にはあの人の戦いがあるんだと思う……だから! 私が頑張る!」


その言葉を聞いて、霧雨は納得したように頷く。


「分かった……」

「そう言えば……三田市三大害悪って何? 三大って事は後二人いるの?」


黒子が疑問に思い質問すると、霧雨は丁寧に説明する。


「まあ……一人は……その……」


三大害悪が一人、加瀬文雄 理由:存在自体

     二人、敬重   理由:キモい

     三人、???????????


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