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目撃証言51『ヤンキー登場』

「いぎぎああやあああああああああああああ! だずげ!」

「ぐるるがあああ!」

「いいいっでええああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


敬重は、片手を食い千切られた。


「ああ! あああああ! 止めてええええええええええええええええええええ!」


自分が守ったはずの敬重が、取り返しの付かないけがを負った。


そんなのを許せば、一体良子は何の為に怪我をしたというのか。


しかし、そんな事は、現実には関係がない。


「あははははあぎぎああああああああああああああああああああああああああ! いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!! うごか……うごか」


敬重は、涙を流しながら麻痺した腕を見て涙を流す。


「ああ……あああああ……私はもう……何も守れ……ない……」

「イエローフレグランス! 絶望しちゃダメ! お願い!」

「はあ……もう壊れるの……早いわね」


希望を失うかのように悲鳴を上げる霧雨と溜息を吐く黒子。


ドキドキの戦士を、絶望が包む。


そんな時であった。


「おらああああああああああああああああああ!!」


1人の少女が、メカラグナを蹴り飛ばした。


「ぐらああああああああああああああああああ!!」

「……兄さん……ラノベがニチアサに食い込んできたんだけど……」

「ああ、まさかと思うが……本当に……」


風美が、メッセージで美奈子へと情報を伝える。


しかし、何故か美奈子は何処か落ち着いていた。

そして、慌てた様な表情を作る。


「ええ! なに! 何者!」

「うわ……わざとらし」

「凄いくらいわざとらしいけど……知らん人から見れば信じるんだろうなアあ」

「ああ? テメエ……その声覚えてるぞ、さっきバルバーズ爺をぶっ殺した奴だな……フン、そんなところにいたとはなあ!」

「!! 何だこいつううううううううう!!」

「ッチ! 異常事態だ! 撤退するぞ!」

「ちょ! 追い込んでんのに!」

「いえ、ここは逃げましょう! すみません! 私の考えが甘かったようです! すみません!」

「謝らんでいい!! とにかく!」

「テメエがそういうなら異論はねえぜ!」

「仕方ないわ! 後輩を守る為だもの!」


そして、3人はレイディーを連れて逃げた。


「あの人は……一体」

『なんだか才能を感じるっペ!』

『まさか……新しいドキドキの戦士っプ!』

「新しい……ドキドキの戦士……」


良子は、驚いたような表情で琉鬼奈を見る。


「「え! 新しいドキドキの戦士がラノベ系なんだけど……」」

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