うっかり落ちたその先はーー
突然呼び出された飲み会で、普段の仕事の鬱憤を酒にぶつけた芹沢はベロンベロンに酔っ払っていた。
気付けば1人、見知らぬ暗い道を歩いている。
空を見上げれば大小様々な複数の月が浮かんでおり、芹沢自身酔すぎだと己自身に呆れた。そのまま、酔いの覚めきらない頭でフラフラと暗い道を進む。
…しかし、不思議な事に前に進めど進めど、分岐も街頭すらない道に徐々に不審と恐怖が募る。
何も無い道をひたすら進み…ついには道から落ちてしまった。
落ちておちて…その先はまさかの異世界だった。
しかもいつの間にか人外に転生しており…?!