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突然俺は、転生した。  作者: 新居 工
3章 鑑定の儀~
23/28

ご対面

翌日。

「おはようミル。お前のせいでよく寝れなかった。」

「来たら眠気も吹っ飛ぶよ。」

「ん?お前誰を呼んだんだ。昔の伝の高ランク冒険者か?」

「だから内緒だって。」

 グランは当日になっても教えてくれないミルに、ものすごく嫌な予感がした。


「ミル様、身分証明書も確認しましたが、ミル様の言っていた方がお越しになりました。」

 と門番が言う。

「グラン、行くよ。シードにも声をかけてきてください。」

「わかりました。すぐ伝えてきます。」

 


 シードは急いでミルたちの元に行き、訪問者に会いに行く。

「ちょっ。ミル。」

「あの人よ。」

「ちょっと待てよ……はぁ。」

 グランは知っている。クリスを。この国の近接戦闘で3本の指に入ることを。実際は4本にしたらグランも入り、貴族では普通ではないことを無視して。「ご無沙汰しております。ミル様。お初にお目にかかります、グラン様。クリスと申します。」 

「ああ、よろしく頼む。ミル、シードの護衛だときちんと伝えたのか?子供に付く護衛じゃないぞ。」

「口を挟むことをご許し下さい。元帥より、直接手紙も見せて頂き、状況は把握しております。護衛と書いてありましたが、家庭教師としても使われるのではないかと思っているのですが。」

 と後半は、ミルに向かって。

「よくわかったわね。正解。あと、剣の練習相手もね。」

「さすがに、それは予想外でした。」

「話を戻してもいいか?」

「あっ。すいません。雇ってくださるのであれば、こちらの騎士団に所属して、1からやらせていただきます!」

「そうか。思ったより大物が来て、驚いているがよろしく頼む。ヘレンもいるな。とりあえずヘレンに聞け。」

「グラン様、流石にクリス様を自分の下に置くのは申し訳なさ過ぎて…………」

 とヘレンが。

「あなた、シードにつければいいんじゃない?そのまま。」

「初めからそのつもりだっただろ。お前は。じゃあそうしようか。」

「クリスさん?よろしくお願いします。シードです。」

「君がシード君ね。よろしくね。」

 と、微笑む。俺は可愛いと見とれてしまった。目元がキリッとした綺麗な金髪ロングだ。

「クリスさん、そういう事だ。変わってしまって申し訳ないがよろしく頼む。有事以外は基本的にシードの下ということにしてくれ。」 

「了解しました。」

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