表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
突然俺は、転生した。  作者: 新居 工
2章 転生~3歳まで
2/28

第2話 転生

(グッ、痛い痛い)

 真っ暗のまま締め付けられている。状況は分からないが何か温かいものを感じる。

 しばらくすると光を感じる。

「おぎゃーおぎゃー(ここはどこだ)」

 ぼんやりと光を感じるものの外の風景は分からない。

「奥様生まれましたよ。かわいい男の子ですよ。」

 と声が聞こえてきた。メイドさんだろうか。

「ミル、生まれたのか。」

「あなた、男の子みたいよ。」

 父と母だろうか。今気がついたけど日本語じゃない言葉わかってるんだろうか。神様のサービスってことにしとこうか。考えても分からないし。

 そうすると少しずつ外の風景が分かるようになってきた。30歳くらいだろうか。女の人に抱えられている。ベットに寝転がっている銀髪の美人さんが、母さんになる人だろうか。覗き込んでる大柄な豪快そうな男の人がお父さんかな。順当に考えれば抱えてくれているのがメイドさんだろう。これって結構裕福な家庭なのかな。

 そうこうしていると、母とおぼしき人が話しかけてきた。

「シード。これがあなたの名前よ。そして、私が、お母さんのミラよ。そしてそこにいる怖そうな人があなたのお父さんよ。」

「ミラ!そんなこと言わなくてもいいだろ…。お父さんのグランだぞぉー。」

「ぎゃっぎゃっ(よろしくね)」

 お母さんとは違って茶髪である。俺は何色なんだろうか。

「お坊ちゃんも、奥様と同じで綺麗な銀色の髪の毛ですね。」

 考えていたことの答えがそのまま返ってきた。結構助かった。これが噂のご都合主義ってやつかな。

「フローダ、私のことも褒めてくれてありがとう。」

「奥様の機嫌を取ることも仕事のひとつなので。」

 とニヤッと笑いながら答える。

 メイドの名前はフローダというらしい。こんなにフレンドリーというか、馴れ馴れしいというか。本当にこれでいいのだろうか。

 色々考えていたら眠たくなってきた。起きていてもやることも今はないし、寝るかな。

「寝ちゃったわね。フローダあとは頼んでいいかな。私も少し休憩したい。」

「分かりました。」

「俺は仕事をしてくるな。」

 という会話があったらしい。

 


「面白い」「続きが気になる」と思われましたら是非是非ブックマークをお願いします。


↓に☆がありますのでこれをタップいただけると評価ポイントが入ります。

作者にとって最上のご褒美となりますので是非、本作を評価していただければ幸いです。


でも、悲しいことに「自分には合わなかった…」という場合には、「☆一つ」をつけて去って行ってください…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ