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特別な関係  作者: 夜明け
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四笑 俺と彼女の友達

 俺は、明日香ちゃんに言われた通り、明日香ちゃんの家に早くやってきた。

 しばらくすると、インターホンが鳴った。明日香ちゃんがゲームを止めて、慌しく玄関へ向かう。俺は、ポツンと一人明日香ちゃんの出て行ったドアを見ていた。

 よく聞き取れないが、男子の声が二つ。一人は、けっこう声が響いていて、もう一人は、ちらりと呟くように言っていた。その中から、明日香ちゃんの笑い声も響いていた。

 やっと、明日香ちゃんが戻ってきた。後ろに、予想通り二人の男子がいた。

 一人はツンツンの髪をした元気そうな男子。もう一人は、俺と並ぶくらいの小さな背の賢そうな男子だった。

「あら、二人ともいらっしゃい」

『あ、お邪魔します』


 明日香ちゃんのお母さんが声をあげながら、手提げ鞄を手に取った。


「お母さん、今からちょっと出かけてくるわ。帰りは遅くなると思う」

「いってらっしゃい」


 明日香ちゃんはお母さんを見送ると、俺に向き直った。


「慎ちゃん。こっちがあたしの幼なじみの光樹で、こっちが隼人。あたしと二人とも同じクラスなの」

「……どうも」

「お、よろしく」


 明日香ちゃんが俺に紹介すると、二人はそれぞれの反応を見せた。俺も小さくお辞儀をする。


「よ、よろしく」


 やっぱり、新しい人とかは慣れないなぁ。  

 明日香ちゃんはそんな俺らを見て笑う。

 

「ま、仲良くしろよ。三人とも。あ、それから、慎ちゃんは明々後日から同じ学校に通うっ

て。同じクラスだといいねー」


 そういって、明日香ちゃんはコップにジュースを注いだ後、確か、隼人という人の隣に座った。少し、むっとして、顔をしかめる。


「さ、勝負、勝負。おい、光樹。慎ちゃんけっこー強いでね。多分、お前負けるに」

「ふっ。今までの俺だと勘違いされると、やけどするぜ?」

「何言ってんだよ。昨日、お前、俺にボロクソ負けてたじゃねーか」

「……光樹、ビリ決定」


 三人が楽しそうに会話をする。俺もそんな仲がよさそうな三人を見て笑った。でも、どこかぽっかりと穴が開いているような気がした。


「ほんじゃ、ビリの人は、一位の一つの質問に答えて行くこと!」

「お、いいねー」

「な、ずりーぞ! 明日香! お前が勝つからって!

「ええ! ちょ、明日香ちゃん!」


 明日香ちゃんが一つ提案をする。俺は、驚いて声をあげた。後の二人も反応する。しかし、明日香ちゃんは突き通し、結果的にやることになった。


 


 


 あー、楽しかった。

 俺は、帰り道がしばらく一緒の三人と帰りながら、星空を眺めた。ガチャガチャと、バックが音を鳴らす。


「くっそぉ。何で、負けたんだろ……」


 光樹君はまだ、勝負の事を引きずっていた。それを見ている隼人君は苦笑を漏らしながら、俺に質問をした。


「そういやさ、前の学校で、白石と会ったことってあんの?」

「え? いや、ないよ。俺、全然知らなくて。前の小学校って、三年になるまで、クラス替えがなくて、一緒のクラスにもなったことないし」


 記憶を探りながら、呟く。隼人君はただ、軽く相槌を打つだけだった。


「じゃあ、隼人君とか、光樹君はどうして明日香ちゃんと仲がいいの?」


 訊いてみると、落ち込んでいた光樹君が急に顔をあげた。


「あいつが引越してきたときに仲良くなったにのが、俺の幼なじみの星野理沙って言うんだ」

「え? 明日香ちゃんと幼なじみなんじゃないの?」

「まあ、俺にとっては女子の中で一番仲いいけど、星野さんと俺は親同士仲良いし、病院も一緒らしいんだ。だから、幼なじみ。で、その星野さんと明日香が親同士も仲良くなって、俺らを紹介したんだ。それから、親同士仲がいいし、俺の通ってたそろばん塾が一緒になったり、クラスが三年連続一緒になったりして、仲良くなったわけ」

「へー。じゃあ、隼人君は?」

「俺? 俺は、今年、初めて白石と同じクラスになったけど、あいつ、ライトノベル……って知ってるか?」

「ううん」

「あー、ま、そりゃそうか。それが普通だ。まあ、ライトノベル、略してラノベは一種の本なんだ。あいつ、本好きで、しかも……これって言っていいのかな? ま、いいや。あいつ、アニメも好きで、いわゆるオタクなんだ。で、俺もオタクなんだけど、俺のラノベを見て、『貸して』って言われたときから、本の交換したりと仲良くなったんだ」


 そんなに、最近の事なのか。でも、明日香ちゃんは、隼人君とすっごく楽しそうに話してたのに。

 考えれば、考えるほど、靄がかかる。そうして、深くうなっていると、いつの間にか、分かれ道だった。


「あ、じゃあ、俺こっちだから」


 俺が、二人とは別の道を指すと、二人はにっと笑った。


「おう。ほんじゃ、明後日な」

「同じクラスだといいけど」

「うん」


 頷いて手を振る。すると、隼人君が何か思い出したように、俺に近寄ってきた。

 ……なんだろう?


「どうしたの?」

「あのさ、あいつはけっこう手強いと思うぞ」


 隼人君は小声で耳打ちすると、ちらりと光樹君を見て、手を振りながら、光樹君のところへ戻っていった。

 ……どういう意味だろ?

 俺は手を振りながら、二人が見えなくなるまで考えていた。

うーむ。本当に書く事がないですね。ブログではないので、自分の日記とか書けないですし。

あ、あの、良かったら感想下さい! 『ここ誤字ですよー』とかでいいので。

お願いします!

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